どうもdbd半です。大晦日ですね。
振り返ってみると、千葉に来てから一番活動的な一年になったと思います。
少し振り返ってみます。
●振り返り
朗読劇「花とスズ」の上演
団員は10人以上をキープ
体験者複数
他劇団との交流として
・月ねこ座さんに体験
・月ねこ座さんと劇団十夢さんとの合同稽古を体験
・かざはなさんカンパニーさん団員客演、他団員見学
・新風革命さんの方が体験来てくださる
・B-stageさんに体験
観劇・視聴
・DVD「阿修羅の瞳」鑑賞
・市川市民ミュージカル観劇「NEXT!~いちかわ黄金伝説~」
・かざはなカンパニーさん「アリア」観劇
・月ねこ座さん「ハイスピードハロウィン」観劇
・成田の劇団Re:Startさん「アトリエキャットシルエット」視聴
他演劇祭参加の4劇団視聴
・ハリーポッター観劇
他にも見た気がしますが記憶飛んでますね(笑)
あと、今サンシャインボーイズの「ショーマストゴーオンが見たいです(笑)
台本制作
・花とスズ(合作)
・チームズ(長編ボツ)
・長編プロット5本制作
・30記事くらい?
こうしてみると、視聴できる回数が増えましたね。遠方で諦めていた作品も、アーカイブで見れるきっかけが増えました。
でも生の観劇は、やはり良いです。
なるだけ足を運びたい気持ちは変わりません。
●劇団の課題
劇団の課題としては、
旗揚げ公演を行なっていないというのもありますが、それだけではなく組織としてまだこれから開拓余地があると思っています。
・「誰が何をする」の役割が決まってきてはいるもののまだ固定しきれていないこと。
・自分達は「◯◯だ」という劇風か決まっていないこと。これに関してはもっと自在になりたいので2回目公演終了以降に決まってくるかなと思っています。
・上演回数が少ないので資金運営が仮の状態なこと。やってみないことには、だよね。
・客層についても、これからだということ。
・団員達が、どこでも出来る芝居人として活躍できる地盤を作っていくこと。
やることは山積みです。
でも実際ここまで課題が見えてくるなんて一年前は想像できませんでした。こんな具体的な課題が見えてきたのは、プレ公演「花とスズ」があったからに他なりません。
劇ストは●●のOGやOBはいません。みんなが「初めまして」からのスタート。
そんな劇団をこれから作ろうとしている方がいらっしゃったならプレ公演はめちゃめちゃオススメです。
「花とスズ」の朗読劇は、それだけの価値がありました。
それだけ、たくさん得られるものがありました。
第一に、団員達の士気が高まりました。
朗読劇でしたが、一本作品を作ること、お客さんに来てもらうということ、その流れを体験することができました。
そして団員が二桁に達しました。お互い仲間だという意識、劇ストとして自覚を持ってくれるメンバーが集まっています。旗揚げに向けて、皆が成功させたいっ!って思ってくれています。
ここの成長は劇団の成長です。
皆がそれぞれ成長したのを目撃しました。
この2年を知っているからこそ、それぞれがキチンと役をこなそうとしてくれていました。
出来不出来はそれぞれあったかもしれません。
不安もあったと思います。
配役が思ったより決まらなかったり、稽古時間が少ないんじゃないかと思ったり、そんな中皆は走り抜けてくれました。
本番は本当に個々最高だったと思います。
そして私も凄く成長させてもらいました。
台本制作から、人集め、裏方制作全般、演出、運営。
この一年、自分のできなかった部分や、想定が甘かったところ、そして追い上げるところ。
全てが学びになりました。
落ち込んでは、誰かが助けてくれたり、自分なりの努力を尽くしました。本番当日、私は声が全く出なくなりましたが、最高にやりきりました。お客様に喜んでいただけるなら、裏方の半の声は二の次です。役者だったらコンディション合わせ直さないとね。(^◇^;)
第二に、他劇団さんとの交流が深まり、直にお会いすることもできて、横つながりができたのが、本当にありがたいことです。
月ねこ座さんは、挟み込みフライヤー持っていくついでに1時間ほどですが、仕込みも参加させて頂いて久しぶりの小劇場にテンション上がりまくりました。(笑)
他の劇団さんも、それぞれの活動がある中、「花とスズ」の上演に来てくださったり受付を手伝ってくださったり、時間を割いて遠方から来てくださったりしました。
旗揚げ公演の前の試験的公演プレ公演として、大成功でした。
千葉という土地で
不慣れな劇団立ち上げでしたがこうしてみると、この土地の劇団さんは皆優しくて芝居が大好きで、作風ややり方は違ってもそれぞれの個性が輝く劇団さんばかりですね。
横のつながりは簡単にできることではありません。横のつながりは、先輩の劇団さん達の芝居づくりに学ばせて頂くことばかりです。沢山助けて頂きました。
また直接お会いすることで、芝居を通して人となりとの温度を体感します。
●普段の稽古の重要さと楽しさ
花とスズ終演後から私の意識も変わりました。
よりもっと必要な事を明確にしていく事。
私が経験したことを言語化し自分自身も経験し直していくこと。
改めて一からの出直しのように、オフだからこそ、作品に取り組んでいないからこそできることを取り組みながら、団員たちにも成長を感じてもらえるような稽古メニューへ。
私も台本を一本落としましたが、だからこそ気づかなかった自作の悪い部分に真正面からむきあいました。
脚本家とは?
演出家とは?
台本制作をする上で、その先があると思えば、この失態は大きな成長の繋がりに他なりません。
それに気づかせてくれた団員には感謝しかありません。
絶対的に次作品の方がいいものができる自信があります。
ま、それはこれから書くんですけどね(^◇^;)
プロットは完成できました。
あとは筆を走らせる準備に取り掛かっているところです。
●劇団として
課題はあるものの、しかし着実に劇団として一回り二回り成長しているのを感じます。劇ストの名前通り、劇団を作る・運営するという事自体、一つの物語のようです。
私は常々、劇団はいろんなカラーがあって良いと言っています。それは劇団さん達と会えば会うほど、実感していきます。
ただその調和の取り方が難しかった経緯もあります。その調和をとれる方法を模索して、いつかもっと具体的にできればと思っています。
その最初の一歩は、他劇団さんへのリスペクトと劇団員同士の敬意を重視しています。
団員達には
好みはあるとして、色んな作風や作り方を受け入れられるようになって欲しいと思っています。それぞれの個性を認められるようになることです。
東京のように超個性的な作品にトライできる環境は千葉には少ないように思います。
しかしそれはそれで生まれてきた作品の一つです。
王道は王道として、素晴らしいものです。
しかし王道な作品ばかりでは個性を潰してしまいます。
王道も邪道も細道も畦道も有り!そんなふうに思えるようになれば、芝居はもっともっと楽しくなっていけると思うんですよね。
そして、私は皆がやりたいことをできる環境を作りたいと思っています。
そのためには自分達も受け入れられるような、心の緩衝材・クッション材があればと、思っています。
こんな形のない物を伝えるのは地道な作業が必要です。しかし、少しづつ少しづつ意識作る事で、次のまたその次の、次の次の演劇人に繋がるなら、もっともっと芝居は面白くなります!
半の夢は、この場所で、芝居がもっともっとしやすい環境になっていくことです。
私の目指す方向はブレていません。
時間はかかってもいい。いいえ、かかるものです。急いで積み上げるものではなく、少しづつ着実に固めていきます。
見える先を目を離さず、自分達を目的地へ連れていきたいと思います。
ご既読いただいた皆様、いつも本当にありがとうございます。
ご助力いただきました関係者様ありがとうございます。
そして「花とスズ」にご来場いただきました皆様本当にありがとうございます!!
全てが、私たちの原動力になっています。
来年、無事に旗揚げ公演を上げられるように、全力で向かいます!!
引き続き皆様のお力をお貸しください。
自分達なりのできうる限りのエンターテイメントをお届けできるように頑張ります!!
どうぞ、来年もよろしくお願いします!!
残り少ないですが、皆様健康で良いお年を!