2024年4月 新年度になりました。
働き始めて約20年。
新年度の新鮮さを忘れてきています。
だからこそ、言わせてください。
卒業を迎えられた皆さま
入学を控えられている皆さま
おめでとうございます。
皆様にとっては大きな一歩ですよね。
私は、少しづつ、3月31日と4月1日の間を感じなくなってきました。時の流れが一分一秒の単位を短くしていきます。そうしてなんの気迫もないまま「時」に流されて良いのか?
それでいいのか?と自問自答します。
何故なら
それは、
私と若い世代の皆様の間(はざま)が、広くなっているからに他なりません。
これは大きな価値観の差に変換されます。
働く人は20代から60代の方
おおよそ40年の労働勤務です。
私は今ちょうどその間くらい。
今までは上の方に認めてもらいたくて、上の方のようになりたくて、上ばかりをみていました。
でもね、最近気づいたんです。
年齢で分けた時、私より年下の方が半数になり、これからはさらに増えていくってことに。
人数的には少子化なので、目立った変化はすぐに訪れないかもしれない。でもその割合は確実に変化していくんです。
私は、今まで若い方に対して、とても厳しかったんじゃないかと思います。
自分が「できる」ようになりたかった。
上の方が「かっこよかった」
自分もそうあるべきだと思っていました。
だからこそ、こうあるべき、をたくさん流用してきました。思考の基準になっていました。
20年働いて分かったことは、自分達と上の方で、社会は回っている物ではないと言うことです。
20代も30代も、もちろん50代も60代も、皆で社会や経済を回していると言うこと。
若い方は、決して馬鹿じゃない。
一緒に仕事をしていて、できないことや、気になることは確かにあります。
自分が経験者だからこそ、失敗もあるよね、とうなづけますが、やるべき事をやらない、それには理解できませんでした。
言われた事をすぐにやらない。
やろうとしない。
やろうとする素振りすらしない、そんな人もね。
でもね、でもね、それだけじゃないんです。
その人、その人なりの背景と理由があるんです。
何より、多くの若い方は「できない」んじゃない。
新しい仕組みや取り組みを、必要としているものは何かを、改めて考えられる人たちです。
できないことがあっても、それが本当に必要なのか?を考えられる力があります。
従来の方針
出口のないハラスメント
それに声を上げられる人たちです。
私ら中間からベテラン層は、彼らを決して「できない人」扱いしてはいけません。
なぜなら、自分たちが、こうあればいいと願った世代だからです。血のつながりはなくとも同じ日本で同じ時間を共にしている人たちだからです。社会は、彼らも私たちも、皆で構成しているものです。
彼らを否定することは、自分たちの今までとこれからを否定することです。
最近、ジェネレーションギャップなるものに私は面食らっています。
でもよく考えてみたら、そんな若手さんも敵じゃないんだよね。
皆、自分たちがどうやったら、良いかな?
どうやったら 楽かな?
どうやったら楽しめるかな?
どうやったら自分らしくいられるかな?
どうやったら幸せになるかな?
って、漠然とあるよね。
漠然としたもので良い。
言葉にならなくても良い。
自分のためで良い。
その思いが、私たちの見るべき対象です。
自分たちがどうしたらより幸福になれるか?
あえて向き合って目ひんむいてバチバチに睨み合う必要なんてない。
4月1日
私には、何も変わらない日常の中の1日でした。でもある人にとっては特別な一日だった事でしょう。
そんな想像をする力を、大事にしたいと思います。
✴︎ ✴︎ ✴︎
このブログは、ぼちぼちで続けていきます。
私は、これから、もっと自由になりたいと考えています。
芝居だけにとらわれず、半という人間フィルターを通して、考察したり、悩んだり、感想を言ったり、創作したり、芝居の告知をしたり、なんでも思った事を自分の言葉で綴っていきたい。
ユーザー様にそぐわないこともあるかもしれません。でも、私の言葉が、皆様の琴線に触れることがあれば、嬉しいです。是非、ご自身をプラスに向かわせる糧にしてくださいませ。
時間差はあれどこうして共に時間を過ごせること、半は幸せです。
不定期になりますが、ぼちぼち、お付き合いくださいませ。^_^