こんにちはdbd半です。
脚本家から主催、そして演出家として切り替え中です。
今、半の中では演出8割、役者1.5割、主催1.5割といった具合の配分です。
演出
演出!
演出!!
演出とはなんぞやーーー!!!!
改めて試行錯誤しています。
昔に書いた半の投稿です。
ここで書いたことは、おおむね間違っていないと思います。
演出はベクトルを指し示すもの。
作中のお客目線であること。
などなどをツラツラと書いています。
でも、これをするのに必要なスキルは沢山あると改めて思っています。
この中で
演出に演技指導をもとめていはいけない。演技向上が目的ならしかるべきところに行くべし。
と書いていますが、
演技指導ができるに越したことはありません。
そしてやっていくと本来は必要なスキルです。
スタッフに関連することも同じです。なるだけ分かりやすく演出がイメージを伝える事ができれば、どれだけスタッフのかたは楽になるでしょう。
今、半は、改めて「演出 半」として立ち始めています。
いままで感覚でやっていた事を、こうすれば・・こうすれば・・と、具体的に求められていることが、明確になってきています。
少しだけ上げます。
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1.言語
です。
演出がこれだけ言葉を操るポジションだなんて知りませんでした。
私の言葉はオノマトペが多くて💦(関西の特徴💦)、やはり分かりづらいです。
そして、先輩にも言われたことです。
言葉を学べと。
こう言うことかと再確認中。
相手に伝わりやすいように、どれだけ短い言葉で伝えられるか?です。
それには共通言語が必要です。
同じ言葉でも、ジェネレーションギャップや地域性で、言葉の伝わり方が違います。
演出は役者に自分の考えを伝える努力を怠ってはいけません。
私は、どれだけできていたでしょうか?
言ったっきりになっていなかったか?
言ったことで自己満足、自己完結していなかったか?
そうじゃないんです。
相手にキチンと理解してもらえるよう、言葉やジェスチャーを使って、しっかり伝えるんです。
2.会話の流れ
演出の言葉を届けるにも、役者達が話を聞けるスタンバイを、作れているかは大事なことです。
私は幸い、台本を書いた事、営業の経験がある事で、ほんの少し会話の流れを読むことができます。
会話の流れは、演出にとってとても大事です。
単純に、こうしてほしいだけじゃダメです。その前後にある話の流れから、演出のリクエストが伝わりやすい話の運びが必要です。
聞き入れるスタンバイができている役者に、分かりやすく伝えられているか?です。
例えば、今から大事な事を言うよ。と一言言えば、集中して聞こうと、少なくともその瞬間、耳を傾けてくれるはず。
何かを伝える為に話を組み立て
必要な言葉選びをどれだけできるか?です。
3.会話する
最近の半が一番できていなかった点です。
演出として主催として、やる事が多すぎて一分一秒が惜しくて、皆の時間をもらっている分、沢山自分のイメージを伝えなきゃとガムシャラでした。
でも、それは奢りです。
役者達は考えスタッフ達も試行錯誤してくれています。
私の考えを一方的に伝えるだけが舞台作品ではありません。
だから会話をちゃんとしないといけなかった。
短い時間に凝縮されるからこそ、役者達がどうしたいかを私がちゃんと見てあげなきゃ、いったい誰が見るんでしょう?
そして見るだけじゃ、ダメなんです。
ここは劇場じゃない。稽古場だから。
役者達もまた言葉で伝えることができるから。
会話すること。
同じ目標に向かっていく事が重要です。
4.向き合う
私がやってきた演出の中で最も欠けていた事です。私はどこかで諦めていました。
私のやりたい事があっても、周りはそれについていけないかもしれない。それは仕方のない事だと。
一緒に考えよう、と言ってきました。
私「も」頑張ると。そのつもりは変わりませんでした。
でも「つもり」の部分が大きかった。どこかで手を離していました。
わたしの想いはきっと重すぎる。
皆がどこかで壊れてしまうんじゃないかと。
何度言葉を飲んだでしょう。
どうすれば良いのか分からず袋小路の中を彷徨いました。
演出はリアルに殺傷能力を持っています。
誰かを傷つけることなんて容易い。
その能力が暴走したら終わりです。
でも単純な話です。
使い方を学べば良い。
物は考えようです。
殺傷能力があると言うのは、役者が演出を信じてくれているからです。
その信じている心をそのまま解放してあげれば良い。役者ができないと言うなら、上からあーだこーだ言わずに、私もしゃがんで目を見て事情を聞いてみたらいい。そこから同じ目線になってからがスタートなんだ。
私の想いは重いから、その分本気なんだって、ちゃんと伝えないといけなかった。
茶化したり誤魔化したり他人事にしたり大人ぶったり、しちゃいけない。本気じゃないことは伝わらない。
でも本気な事なら、伝わる。
何度でも伝える。伝え続ける事を放棄しちゃいけない。
私もまた役者達を信じないと。
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皆は、鏡です。
私が困っていれば、皆も困ります。
私が焦っていれば、皆も焦り出します。
私が怖い顔をしていれば、皆も怖い顔になります。
皆が元気が無ければ、私が元気がなかったんです。
皆が困っている顔をしている時は、私が変な顔になっていたんです。
だから単純な話です。
笑えばいい。
私は稽古場も皆も芝居も大好きです。
好きな事をやっている時間、私はとても幸せです。
私にとってのかけがえのない時間。
私、今作品で本当に演出家として動き始めているのかもしれません。