こんにちはdbd半です。
最近おとなしめですか、世間のウォッチングと子供観察と心のビタミン漫画既読に忙しい半です。
秋の夜長いかがお過ごしですか??
さて、そんな半の目に衝撃的なニュースが飛び込んできました。
私の青春の一つ。
伊丹アイホールが存続の危機です。
あぁ、なんと嘆かわしい!よもや、よもやです。
ここで私はどれだけの感動をもらったでしょう。ここでワークショップを体験させてもらったこともありました。血汗踊る役者の熱を間近に感じました。
キラキラしたステージが別世界になる言わば、瞬間移動装置そのものです。
そんな伊丹のアイホールまで存続の危機とは。
維持費に9000万もかかるとは・・。
知りませんでした。
知りませんでした。
私が知る限りでも小劇場や稽古場ができるところは姿を消して行っています。
森ノ宮プラネット
そして今回アイホールまでも。
演劇に関わったことがある方は痛感されている人が多いと思いますが、芝居をやるのにいきなり500だとか1000だとかの客席を埋める公演はすぐにはできません。
ちいなさ劇場で少しずつ鍛錬され、劇場(小屋)をレベルアップ(動員数をアップ)させていきながら、劇団も役者も成長してきます。
稀にすぐに大きな舞台をすぐにできることもあるでしょうが、その方も下積みは必要なものです。
下積みのない芝居はすぐに飽きられます。
脚本家も役者も演出も、場数を踏まなければ良いものを提供できる器になりません!!
いきなり東京ドームや後楽園ホールで歌うなんてできないのと同様、演劇人には気軽に本番を迎えられるというステップが必要不可欠なのです!!
ホールを無くすということは、登ろうとしている梯子を外すの同様。
今ある感動、これから生まれるである感動の芽を摘むことに他なりません。
小劇場の良さはキャパシティだけではありません。その使い勝手、稼働領域です。
客席が変えられる。舞台の位置が変えられる。高さが変えられる。
芝居に出会った学生半は、それにどれだけの衝撃を受けたことでしょう。
舞台は前、お客は正面に座る。
それを覆したのも小劇場でした。
こうあるもの、という概念を覆してくれたのです。
そうすることでどうなるか?
沢山の発想が産まれるのです。
初めてブロックを手にし子供はどうするかご存知ですか??
ブロックを外すと言うことから始めます。
次につなげる。
そして、組み立てる。
それが連動して何かに模したある物を作り始める。
ただ赤いブロックは洋服になり果実になり、椅子になります。
何が言いたいかと言うと、ブロックの良さは最初の外れる所があるからです。
すでに作り上がった物は素敵ですが、それ以下にはなりません。
それを崩すことで新たな想像が膨らむのです!!
それがらできるのが小劇場なのです。
据え付けのものだけでは無く、創作者のこれできたら面白い!を叶えてくれる場所!!それに揺さぶられる観客達。
それを体感できるのが小劇場なのです!!
あぁ、けれども現実を見ないと行けないのは分かっています。
必要なことなのです。
今まであらゆる恩恵を当たり前のように頂けた幸せがあっただけなのです。
当たり前の話に直面しないといけないのです。
とある方々のお声
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あぁ、穴があったら入りたい。
現状として、ぐうの音も出ません。
こうして劇場が閉鎖に追い込まれている中、何もできないのか。
不甲斐ない。不甲斐ない。
何か恩返しができないのか。
答えは簡単には出ません。
ですが、いち芝居人としてこうしてブログでの発信場所を持つのなら、こうした気持ちを公にしたいと思いました。
演劇人口はこれからもどんどん縮小するでしょう。
ですがですが、ですが、
ですが!
芝居の喜びは、全ての感動が詰まったものです。
単に演劇バカの小カルチャーの産物では無く、人が成長する過程で、体験したり拡張したりするものです。
音楽、ダンス、脚本、美術、演出、照明、音響、役者、組織、グルーヴ、オーディエンス
全てが芝居に繋がるし
芝居は全てにつながっていくのです。
そして、私が声を大きくしたいのは、ダンサーや音楽やアーティストと呼ばれていない人ほど、芝居の魅力を知ってほしいと言うことです!!
普通のビジネスマン
普通の社会人
普通の一般人
そんなに人にとってこそ、演劇は力になるし、人間力を上げてくれるもの、人生を楽しくさせてくれるものだと思っています。
なぜなら、芝居は楽しいからです。
もう一度言います。
芝居は楽しいのです!!
出来上がった人たちだけが役者ではありません。
もちろんそうした人たちの芝居は見応えがあるし、やるからには目指したい所です。
ですが、芝居の良さってそんなどころだけじゃない。心を解放して、行けないところにも行ったような気持ちになって、食べた事のないものに出会えて、全く言えない気持ちが言えたりする、それは想像力とほんのちょっとの行動力で稼働するものです。
そうして何より!その気持ちを伝播させることができるのです!!
かく言う私も普通の趣味で芝居やってるただの一般人でしかありません。
お金の問題はつきものです。
これらと向き合わずして、次世代に小劇場の良さを残すことは限られてくる。
これが、現実です。
当たり前の話です。
最後のコメントにも載せましたが半は思います。
どなたか、本多劇場の本多さんのように趣味のお金を芝居小屋に注ぎ込んでくださるリッチマン、リッチウーマンはいらっしゃいませんか!!!!
できれば千葉県船橋市にもっ!!!
と言う心の声が抑えられなかった半なのでありました。