今日は。
dbd 半です。
ごめんなさい。昨日に続き重い話です。
昨日書いたけど、素直になることはとても難しいです。
私の場合、演出企画を別でやっていて、リスタートしてからはほぼ一人で作ってきたというのも一つあります。
頭が硬いと言うか、先入観があるというか。
気をつけていたつもりがどハマりでした。
言葉のニュアンスや、ヒアリングの仕方、経験したことも人それぞれです。
私は関西小劇場でやってきて、当時は身内の芝居でほぼほぼ満足していました。それも社会人としてはほんのちょっぴりです。
私は関東での演劇方法を知らないし、作り方や取り組み方を知りません。つまりアウェイです。そして今の所あえてワークショップに行くという事もあまり考えていません。
※なぜなら、ワークショップで人が見つけたヒントを自ら身につけていくのはとても有効的ですが今の私は自らが感じたものや気づいたことを開拓していきたいのです。我ながら屁理屈だと思いますが、つまりところ演劇のヒントは自然であり実は目の前にある事が師となるだろうと思うからです。
というか、関西ですら、きちんと学んでいるわけではなく、全て好きにやっているわけですから、大したことは本当に知らないのです。
それにも関わらず主張が強くなる。
それは、間違いなく『思い込み』です。
これは、自分が主催の時には最も気をつける事項の一つですし、主催以外でも絶対的に気をつけなければなりません。
私は今回に関してスタートの仕方を間違ったように思います。
なんだか、わちゃわちゃする間に、稽古に行く前に固定概念をもちすぎてしまいました。
これは猛省です。
役者は任された仕事をきっちりやるのが仕事です。
それを理解する前にあぁだこうだと考えるのは演出や企画の仕事です。
役者は演出のイメージを具現化する役割です。頭の中で分かっていたはずなのに、それを逸脱していました。
こだわりと思い込みは異なります。
役を理解するためにあぁだこうだと考えるのは良いですが、余計な心配や方針をぶつけるのは違います。
私は、ここで演劇の面白さを、生の舞台の良さについて熱く語ってきました。
そのエネルギーをそのまま持ち込んでしまったのです。
ここで書いてきたように、私は私なりのアマチュアなりのプライドがあります。
ここで見ていただいて少しでも興味を持っていただいた方に、手を抜いてしまって全力を出し切れない舞台をやってしまったら、大変な裏切りだと思いました。
それはその通りなんですが、少し意図がずれていたのです。張り切りすぎたというか、前のめりになりすぎたというか。
それは読者様のせいとかではなく、はっきりと断言しますが、半の完全な思い込みだったのです。
それが、逸脱した行為。
私は今回企画者でもなければ演出でもありません。いち、役者です。
役者は自分の役について、きちんと向き合う事です。
役者としての気づき、参加者としての気づきは別ですが、それ以外のことで、ここで、あぁなってるこうなってるは、余計な事と言わざる終えません。
私と作り方が違う。考え方が違う。当たり前です。それを自分の杓子に置き換えて、勝手にマイナス思考になったり、前のめりになったり。
全くもってナンセンスです。
今まで違うところでやって来たのだから、それぞれがそれぞれの経験や考え方があります。
私の熱量の向けるところが違った。
そう思ったんです。
さて、このあとどうするかです。
私には一つやらないといけない事が浮上して来ました。
それは自分の考えを捨てる事。
自分の思考回路を壊す事。
なるだけまっさらな状態に戻す事。
それはまるで禊です。
己で作り上げてしまった概念を壊すのです。
一度持ってしまった思考回路を壊すのは簡単な行為ではありません。
これだけ言っているのに、分かっていても簡単に切り替えられない自分がいました。
捨てられない考え。繰り返してしまう行為。固執。
でも、それじゃダメなんです。前に進めないんです。私のなりたい役者像とどんどんかけ離れていきます。
でも、ヒントがありました。
私の熱量です。私の熱量を使うのは、実はここなんじゃないかっていうのに、少し前に気づいたんです。
役を作り上げるんじゃなくて、自分で作ってしまった役を一旦戻すこと。役者として、原点回帰するために熱量を注ぐことです。
役者に集中する事が、私がここで書いて来た舞台の良さを伝える為の行動だって。
全く普通の当たり前の話なんですけどね。
今回これを読んだ方には少し見苦しかったと思います。m(_ _)m
私の考えを書き込むことで、禊完了な気がしたんです。
ここまで読んでくださってありがとうございます。