dbd-hans-collection101のブログ

さぁ、世界をつくろう。 人生には刺激が必要だ。 dbd-hans-collection略してdbdの半のブログ。ほぼ一人で立案から創作完了まで行う芝居何でも屋。そんな芝居人、半が感じたアレコレを書き綴って参ります。

dbdでは感想・ご質問"大募集"!! 少しでもご興味ある方、お気軽にご連絡ください お問合せ<dbd.hanscollection@gmail.com> ツイッターも始めました。 #dbd_han どうぞよろしくお願いします!!

dbd 次の活動 201810~12

こんばんは。

 

かしげきのロングブログを書き上げ、次の動きについて書かせてもらいます^ - ^ 

 

ロングブログ、まだお読みでない方は、長いですがぜひぜひが既読くださいませね^ - ^

次回からはもう少しショートで、書いていきますね!^ - ^

 

 

はいっ!ネクストdbd は・・、

 

客演エキストラ!!

 

です。^ - ^

 

しかも、伊豆下田に遠征‼️

 

です。^ - ^

 

なんと、

 

こちらっ!!

 

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・・・

 

あんさん、大丈夫?

 

 

と言うお声が聞こえてきそうですが、内容が合えば、有り有りなので、行ってきます!(笑)

 

 

実はこの話、遡る事8月頭くらいから、動いていました。

このブログを見た主催の隣組、昭太郎さんという方からご連絡を頂いたのがご縁の始まり。^ - ^

 

昭和時代の衣装や小道具をたくさんお持ちで、イベントに衣装の貸し出しなどもされているそうです。

 

 

最初はわたしも半信半疑の部分もありましたが、実際お話をさせていただいて、この方も私たちと同じ小劇場の匂いを感じました。

 

大手ではないので収入源ではない。でも自分たちで送るエンタメが好きで、損得メインとはまた違うところで動いている。

 

 

そして、実際の去年の映像を見させていただいて、やりたいって気持ちが確信になりました。

 

内容は昭和初期のいわゆる戦時中、戦後の曲のリサイタルです。

 

半は戦争は怖いです。

できれば見たくない。

戦争に赴く方も、見送る方も、とてもら辛いように思ってしまいます。

 

 

 

でも映像の中で一番先に飛び込んできたのは、満席の会場でした。

 

そして客出しの時、ご覧になったお客様から、あの頃を思い出した、とのお声があったそうです。そして、「本当はここはこうでね、それでね・・。」と、アドバイスまで頂いたそうです。

 

なんだか、胸がジーンとしました。

わたしにとっては、ただの怖いというだけで、経験のないブラックボックスの時代でも、その時代を記憶する人にとっては、大切な時間であり忘れられない時間を過ごした思い出の時間なのだと教えてもらったような気がしました。

 

思えば、私たちは今なんでもネットで手に入ります。昔の曲もYouTubeで検索すれば一発で聴くことができます。

しかし、今70歳や80際、90歳の方なら、どうでしょうか?

 

今は昔の曲を一緒に懐かしめる人と、共有できる場所があるのなら、やはり聴きに行きたいっ!て思うのではないでしょうか??

 

セリフは無くとも、ちょい役であっても、お芝居で、楽しんでもらう一環に入れるならなら、わたしはやりたいと思いました。

 

 

 

出番は、エキストラというだけあって、数曲にチラリチラリとあるほどです。

歌の中で台詞なしでショートストーリを織り交ぜる感じ。

芝居の中で、劇中劇というのがありますが、文字いじりをして、歌中劇をする感じです。

 

 

他の方との絡みがあるので、稽古はほぼゼロ。

前日入りしての確認をするのみです。

 

うっわぁぁぁ〜

(>人<;)

 

リズム音痴なのに、大丈夫?っという不安もありますが、昨年の話を聴くと、それでもなんとかなるようで、ならばいっちょやってみるかっと思ったわけです。

 

 

なので、今は打ち合わせのやりとりを随時させていただいております。

すでに今週末には、静岡まで足を運び伊豆の空の下です。

 

近くの方に見にきてもらえないのは、残念ですが、楽しいイベントにして参ります。^ - ^

 

 

そして、その次も確定です。

次はダンスのディズニーオーディションの応募収録です!!

 

 

先日、ブログで、その①で、とまってしまった^_^;ダンス始めましたの記事ですが、その続きがどんどん動いています。

 

dbd-hans-collection101.hatenablog.com

 

 

ダンススクールの希望者で、ディズニーランドで踊るダンスのオーディションに応募しようっ!という話が出ていました。

 

わたしはレッスンを始めたばかりですし、週一の参加です。

とても、皆様のレベルに追いつくのは難しいと思っていましたが、一曲だけでも構わないという事をお聞きしてチャレンジしてみようと思いました。

 

だって、本番がある方が、燃えるよね!

(笑)

 

宿題は、締め切りがあるから、最後までやりきらるんだと思います。

芝居は本番があるから、頑張れるw

 

どこまで、できるかは、わかりませんが、どちらも楽しさを忘れずに、やりきりたいと思います!!

 

収録予定日は12月末。

下田から戻ったら、改めて体づくりのスタートです。

 

でも、

まずは、下田!!

 

どんな形にしろ、久しぶり(8ヶ月ぶり)に板に立ちます!!

 

楽しみだ!!!

かしげき2018-終了(勝手に総括)

こんにちはdbd半です。

かしわ演劇祭、略してかしげき、終幕しました!!


ご来場いただきました皆様有難うございました!!
出演された皆様お疲れ様でした!!
出演された劇団さん達を支え、この場を与えてくださった実行委員の皆様、有難うございました!!

 

 

って、おいっ!!

つい昨日終わったみたいな書き出ししてるけど、もう2週間以上たってますから~~~!!

 

すみません。即書き上げたかったのですが内容が多くなって、仕事も立て込み、1週間以上経過してしまいました(^^;)

かしげき熱も落ち着いてきた方も多いと思うのですが、せっかくの事なので書き上げて皆様に読んでいただきたいと思います。


昨年私が出演した頃のことを思い出すと、まだ役が抜けなくてぼーっとした状態だったんじゃないかなぁと思います。今年出演された方はどうでしょうか?挟み込みにもありましたが、もう次作品が控えている劇団さんもいました。もう次へと切り替えていらっしゃるのかもしれませんね。

 

このブログもフライヤーの効果なのか、先月も1000PVを突破し、毎日どなたかがのぞきに来てくれているのを感じています。

小屋では、一緒に挟み込みをした劇団月ねこさんの座長が、ブログ見ましたよ^^と言ってくださって、とてもうれしかったです。ニマニマを隠すのが精いっぱいww
その一言が励みになります。

せっかくなので、読者の方が参考になることを書きたいなぁ。でも、何を書こうか?とこの公演期間中考えていました。

ちなみに半は下記のスケジュールで小屋におりました。

 

9/21金曜日きっかけ合わせ見学 
9/22土曜日 本番 会場整理と見学18時まで
9/23日曜日はマチネのお客として 
9/24月曜日 本番&バラシ 会場整理と見学18時まで

 

出演者側とまた違って、今回は全体を見ることができたので、いろんなことが書きたくなりました。

音響オペ付近で見学させてもらいましたので、音響照明さんの大変さとか凄さとかを書こうか。
きっかけ合わせなどから見る各演出効果の面白さを書こうか。
それとも各劇団さんのカラーや強みを書こうか。
他にも半が知っている裏方のすごさやプチお役立ちになるような事を書こうか。

うーん。
どれも書きごたえがありそうですが、3番目はほかの方が一言感想と共に書かれていたのを見ましたし、考えた末、今回はこれにしようと思います。

 


かしげき2018 勝手に総括

マーケティングからみる~

ばりばり堅めの内容です。ww
主催者様向き?経験者様向きの内容かな?

事前に言っておきますね。
ブログ内はすべて個人的な感想に基づく内容になります。
半はプロではないので「こうじゃないよぉ。何言ってんだよぉ!知ったかぶってんじゃないよぉ!ふざけんなよぉ!!」と、なられるかもしれません。
関係者各位、お気づきな点で訂正できる箇所は訂正しますが、個人的な感想になる部分に関して心騒がずお読みいただければ幸いです。m(__)m


さて、内容についてお話しましょう。
マーケティング・・・なんじゃそりゃ?の方もいらっしゃると思います。
会社じゃないし、仕事でもないし、何言っちゃってんだか・・と。

いえいえ、少々お待ちください。
そもそも、芝居は見世物です。
演劇はお客さんがいて、初めて見世物として成立します。

お客さんなんて関係ない。
私はただ自分のやりたいことをやっているの。・・でも良いと思います(根本的にそういう考え半は嫌いではなのですが)が、もう少し先を見ていくと必ず必要になる部分だと思っています。

自分の劇団を育てたい。演劇を広めたい。メンバーを増やしたい。集客を集めたい。
今後も芝居の活動を続けていくうえで、少しでもそうお思いの方は是非一度考えてみて頂きたいと思うのです。なので、かしげき関係者だけに限らず、芝居関係に携わる方に是非ご一読いただきたいと思います。

 

大事なのは、
自分たちは、誰に向けての芝居なのか?

という事です。


ちなみ半もマーケティングについて勉強中ですので、一緒に考えていくようなスタンスで書き綴っていきますね^^


さて、マーケティングって、そもそもなんなのさと。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


マーケティング」と聞いて、何をイメージされますか?

マーケティング」という言葉は色々な誤解を生みます。「マーケティング」のイメージを聞くと、こんな答えが返ってきます。

・市場調査(マーケットリサーチのことか?)
・広告をつくること(マーケティングの一部だが全部ではない)
・POPやカタログを作ること(同上)

などです。定義の問題ですので、「マーケティングはそういうものだ」と定義されるのは別に構わないのですが、ストラテジー&タクティクスはこう考えます。

マーケティングとは?

マーケティングとは、「お客様に価値を提供してお金をいただくこと」、だと。シンプルですね。難しい単語もありません。これだけです。ただ、さすがにこれでは具体性に欠けるので、どういうことか、説明していきましょう。(続きは引用元を見てくださいね)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
引用:http://www.sandt.co.jp/kiso.htm

 


また別ところでは

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「売れる仕組み」を創る最重要3ステップ

マーケティングと聞くと急に苦手意識を持ってしまってはいませんか?成熟市場になった今、マーケティングの工夫は会社の売上げ向上に不可欠です。決して全ての方が専門的な技能を時つ必要はありませんが「マーケティング思考」があるかないかで仕事の成果に大きな差が出てきます!

今回お話する「マーケティング思考」は  平たく言えば「儲ける」ための考え方です。マーケティングは物を売るための「マニュアル・設計図」だと思ってみてください。
では、「マーケティング思考」とはいったいなんなのか。それは

1「知る」
2「創る」
3「届ける(仕組む)」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
引用:https://leverage-share.com/study/post-1166/


なんか、難しい言葉がいっぱい出てきましたね。当然のことながら芝居の「し」の字も出てきませんねw

今回はこの

1「知る」
2「創る」
3「届ける(仕組む)」

について書いていこうと思います。

 

 

前置きが長かったですね。

半分もたっぷり内容の濃いものをご用意しましたσ^_^;

残りも、5000文字以上はあるので、お時間が・・と言う方はまたいつでもいらしてくださいね。

 

<目次>

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

◆1「知る」

 

出演者様の方は一度は思ったのではないでしょうか?
かしげきってどんな客層なんだろう?

はい。単刀直入に申し上げます。

笑いに来ているお客様です。

(ここではアンケート結果などは直結いたしておりません。あくまで半の感想です。
 具体的な情報は個人情報の兼ね合いもあるので避けます。)


ありがたいことに、笑いを求めてくださっている客層です。
笑う準備ができているお客様なので、会場内は毎回温かい雰囲気でした。


有難いですよねぇ。
これは今までのかしげきさんが、そういった空気づくりをされていた賜物だと思います。
ここに来たら、何か笑えるものがある、そういった認識がお客様のほうで既にあるように思いました。
中でも、分かりやすいネタが好評です。
勢いだけでやりきるネタよりも、内容がしっかり分かって、間を詰めすぎない、シンプルに面白い。
おおむね、そんなネタはしっかりウケていたように思います。


また、千葉で活動するようになって、コメディが好きだという演劇人が結構多いなぁと思いました。
半はシリアス系なので笑いについては「私、芸人ではないので!」とバリアを張りたくなるくらいネタづくりがへたくそです。
でも、千葉の演劇人との話で、コメディが好きというお声を何度か耳にしました。
笑いについて、素直に好きだって言えるのって、いいなぁと思います。


実際、今回の参加団体のほとんどはコメディ要素が強く、強いメッセージ性を押し出す作品は少ない印象でした。

グループ分けしてみるとこんな感じでしょうか?


  ・純粋コメディ(コント)
  ・エンタメ+αストーリー
  ・ストーリー重視+αエンタメ


A:B(アーベー)さんに至っては、10秒に1回位のネタの折り込みようで、納得のグランプリ優勝でした。
(半も心置きなく笑わせていただきました。心の中でと敬意を表して、笑いの爆弾と呼んでいます。w)
(観劇した芝居仲間は、ああゆう大人になりたいよねぇ~と、つぶやいていましたw)
(A:Bさんに至っては、演技力、話の設定、本番の柔軟性、ネタの面白さ。すべてレベルが高かったんですよ^^)


つまりは笑いの要素が強いものが、心象が良い。

 


例えばです。
笑いに来たのに、ドシリアスをいきなり見せられたらどうでしょうか?
あれ?このフリはネタかな?
そう思われても仕方ありません。
だってお客さんはしっかり笑いに来ているんですから。

 

でも、自分たちはドシリアスがやりたい!
自分たちは、ちょっと分かりづらい位のコンセプトをやりたい!
自分たちは、ダークなアングラがやりたい!

良いと思います。
やってみて下さい!
私も見たいです!

 

嘘ではありません。
ただ客の好みと違うものをするなら注意が必要だという事です。

マーティン具の中で、そういった思考や作成を戦略と言います。

そう、この戦略があるかないかなのです。

 

戦略として私が考えるのは、自分たちの空気感に、一秒でも早く連れ込むことです
出なければ、笑わせるのではなく、笑われるになるからです。


この笑わせると笑われるには厳密な違いがあります。
エンタメの提供者なら、この違いには敏感でないといけません。そして、もし笑われていると感じているのなら1秒でも早く笑わせる側に回らなければいけません。笑われても、そこからの巻き返しは可能です。

ただし、できうるなら、最初から自分たちの戦略でがっちりお客さんのハートをつかみたいですよね。

そのためには、何かのアクションを仕込む必要があります。

 

何もしなければ、普通に話が始まっては、お客さんはついてこれなくて中盤になってやっと理解するような感じになってしまうでしょう。
要はついていけないのです。
それじゃぁ、作品を十分に楽しめるはずがない・・・。
そんなの、もったいない!

 

どのようなアクションが必要なのか、ここでは申し上げられません。
音響なのか、照明なのか、役者の演技力なのか。それとも別の方法なのか。
名うての演出達なら、あらゆる効果の手法を持ってくることが出来るでしょう。
どの時点でお客さんを引きづりこむか、またそれを考えるのも醍醐味だと思うのです。

ただ、飲まれだけになるか、自分たちで引き込むか、どうすればお客さん達に自分たちの作品を味わい尽くしてもらえるか。そんなことを考えているとワクワクしてきませんか?

戦略は、あらゆる方向から考えられます。

言い方を変えましょう。戦略・・つまりアイディア勝負という事です。

 

と、ここまでお話は進みましたが、少し前に話を戻します。

戦略・アイディアそのほか諸々、どう組み立てるかを感がるには、まず「知ること」が重要だという事です。

客層・客の雰囲気、公演時間帯、組み合わせ、天気、チケットはけ枚数、立地、前回の事例、当日近辺で起こりそうな事象、そのほか諸々。

 

どこまで演出や作品に影響をさせるかは、制作担当(主に主催)と演出がメインに考えることになると思いますが、できうる準備をするに越した事はありません。

 

私がここで言いたいのは、この『知ること』をせずに、アウェイな環境で作品店をしてしまったことで、作品やテーマが全否定されてしまうことです。

ありがちな話では、一つ修正すれば爆発的人気が出たかもしれないのに、外部の言葉を信じ、まわりを見渡さず、自分は「ダメだ」と陥ってしまうことです。

どんな作品にも素晴らしい一面があります。

一生懸命やったものは、今回咲きほこらなかったとしても、内容を少し変えれば、状況はガラリと変わる可能性を秘めているということです。

 

そのためにも演劇人にも、まず、『知ること』に、興味を持ってほしいと思います。

特に、小劇場ならなおさら、演出・主催に関わらず役者や裏方一人一人が意識を持つという事です。


どういった戦略を組むかは、知らなければ始まりません。


◆ 2「創る」

 

創ることに関しては出演者様のほうが、劇団内ブログやツイッターなどで色濃く内容を述べられていると思います。
なのでそこは割愛させて頂いて、全体的なことで言うならば、どれだけ円滑に限られた時間を使うか、という事だと思います。

 

・稽古期間の時間。
・打ち合わせをする時間。
・小屋に入ってからの時間。

 

特に、かしげきのような演劇祭においては、期間に加え、物理的人為的制限があります。

 

舞台上の道具や照明位置などの制限もそうですが、小屋入りしてからの自分たちの持ち時間も限られています。


今回、12団体が参加し、各団体に設けられたきっかけ合わせ・場当たりの時間は1時間でした。本番までに自分たちが使える時間は、1時間という事です。

皆さんならどうしますか?

きっかけ合わせ+通し稽古

きっかけ合わせに集中?

きっかけをほぼなくして、通し稽古をする?

 

自分たちの劇団で会場を抑えているのなら、どうしたって良い。
でも、他団体さんもいるのであれば、時間も限られていることが大前提です。

 

制作時の段階で、そのことについても配慮が必要です。
きっかけ合わせの内容は、作品自体のクオリティに大きく影響します。


きっかけ合わせを終わらせ、通しまでできた劇団さん。
ほとんどきっかけがない劇団さん。
納得いくきっかけ合わせができなかった劇団さん。
それぞれではなかったでしょうか?

 

必要な個所をきちんとされていた団体さんは、見ていても安心感がありました。

小屋入りで時間がないことを踏まえて、自分たちと他の方々とを鑑み、どこに終着値を置くかを想定することです。

 

稽古の最中でも、小屋入りしてからの事を後回しにせず、想定外を想定して、作品作りを仕上げていただきたいと思います。

 


◆3「届ける(仕組む)」


芝居を作る際、こんなことは考えませんか?


 誰に
 何を
 届けたいですか?

 

なになに?この5W1Hみたいなのは? 何かお説教臭いにおいがプンプン・・

 

あはは・・ばれちゃいましたか?w

ここまでで読むのも疲れてきたよ・・・

 

長くてすみません・・。

でも、このテーマが一番重要です。

かしげきに関わらず、すべてのエンタメに携わっている方に読んでほしいのです。

 

あ、ちなみに私もリスタート前はこんな事、言われてもポカーンとした感じでしたw

リスタートしてピンで動くようになって、やっと着眼した感じです^^;

 

さ、眠くなる前に本題に入っていきましょうね!

 

 

 

『誰に』という点、考えている方、考えていない方いらっしゃると思いますが、アマチュア演劇では、あまり注目されていない傾向を感じています。


誰に・・というのは個人でも不特定多数でもかまわないのです。
かしげきという、まるで芝居の日替わりバイキングのような場所で、誰に向けて、どうやって発信するかを考えなくてはいけません。

 

良いものを作りたい。楽しんでもらいたい。
私もそう思います。

 

でも、それだけじゃ、たまたまいた人が、「あぁ、良かったね」と通り過ぎていくだけです。
それだけでもいい。でも、本当に楽しんでもらいたいなら、楽しんでもらえるように準備をするのは、当然のことではないでしょうか?

実は、私が一番残念だったのは、ここでした。

 

 

 

 

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初日 マチネ・ソワレ
中日 マチネ・ソワレ
楽日 マチネ

計5ステ 参加団体12団体 

1ステ、4~6団体(1団体各2回公演)

客席数ほぼ70~80キャパ

客席数×5ステなので ぎりぎりマックス動員数350~400人

350として/12団体・・・約29人/一団体

約10枚/3人の劇団(最少人数)
約1.4枚/8人の劇団(最多人数)
平均6.25枚/1人(ダブルキャストの方はこの半分3.125枚)

これだけのチケット予約がとれれば全席が満員状態になったことになります。

 要は一人7人以上集客すれば、全ステージ完売です。

 

ちょっとまとめてみましたのでファイルを添付してみます。

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 一番集客しやすい楽日に6団体は、それだけ集客がしやすくチケットはとりにくい状況です。

逆に、一番チケットを取りやすいのが、日曜日のマチネ。5団体で初日よりも1団体多いですが、参加出演人数が16人で一番少なくなります。

私もそうですが、自分が出演しない回にお客さんを呼ぶのは、ほかの知り合いがいない限り難しくなります。

要は出演者が一番売らなければならないのです。日曜日のマチネは一人の負担が4.4枚です。

上記で記載しましたが、全体の人数でならした人数は

 

平均6.25枚/1人(ダブルキャストの方はこの半分3.125枚)です。

 

3.125枚のところ、4.4枚と言うところです。

 

で、結果どうだったかと言うと・・・ 

 

この中で初日の幕開け前9/21日の時点で、このような形でした。
ツイッターより。

twitter.com


この人数、皆様はどう思われますか?

直感的にでも、具体的にでもいい。

マチュア演劇なので、まるっと正解だと思います。^^

 

 

状況として読み取っていくと、

なんと、一番一人につき売り枚数の多い日曜日のマチネは一番の完売でした。

逆に一番予約が取れていない席は初日のソワレです。

 

最近マチネでの売りが早い傾向を感じます。

かくいう私も夜と昼なら昼公演しか見に行かない状況です。

楽日はどんな公演でも一番最初に売れるステージなのは定石ですしね。
(最後の舞台だと役者も気合が入りますし、リピのお客様もこれが最後です)

 

売れている順に並び変えてみます。

 

23日(中日マチネ) 13:00 71満席

24日(楽日マチネ) 13:00 70満席

23日(中日ソワレ) 18:00 68席

22日(初日マチネ) 13:00  66席

22日(初日ソワレ) 18:00 61席

 

 

ほぼほぼ満席・・・です・・・

 

 

いえいえ問題はこの時点で事前予約ですべてのステージで満席ではないことです


必然と、その回の出演劇団はお客様を呼べていないことになります。
(※呼べない理由はもろもろ考えられます。参加劇団を追求する意味ではなく、自分だったらどうする?的な視点で読み続けていただければと思います。m(__)m)

 

さらに、かしげきの事前予約は支払のない当日清算チケットです。

 

芝居に限らず、皆様もこのような経験があると思います。

行こうと思っていたけど、雨だしやめておこうかな・・。

直前の用事で遅れてしまって、お金払うのに途中から見てもな・・。

 

支払いもしてなければ、往々にしてあることですよね。
つまり予約をしていても、当日キャンセルが出ることは必須。全くの推定ですがどの回も5枚ほどはあったのではないでしょうか?

 

さらに初日は雨でした。
上記のように、外出する際は、天気に左右されることはよくあります。
また、公演は地元が強いのは当然のこと。遠方を拠点にしている劇団さんには自然と不利だというのもうなずけます。

 

さらに、当然ながら半のように直接の関係者が買っている場合もあります。いわゆる身内購入です。参加スタッフ関係者さんで予約をいれているところもあるでしょう。

 

 

 

 すると・・・この数字はどうなのでしょうか???

 


私は結果どれだけのお客さんが入ったのか正確な数字を知りません。
また、人によってどれだけチケットを掃けたのかもわかりません。
公開している情報とパンフレットの情報になりますが、皆様はどうお感じになりますか?

 

 


半は、面白い劇団さん達ばかりだったからこそ、不満に感じました。
もっと、沢山の人に見てもらいたかった。
(実はとんでもない事情が隠されていて、実はすっごい良い数字だったのかもしれませんけどね><)

 

 

何度も言いますが、どう思うかは皆様の、劇団さんの自由だと思います。

 

「だから、なんなんだよ」

「私たちは私たちのやることなので気にしません」

それでもかまいません。

「そんなの手が回らないんだよね」「演じたいけどチケットを売りたいわけじゃないし」

それでもかまいません。

 

 

今回は、この前売り状況を使った、問題定義なんです。

現状を知ること、それに尽きます。

 

 

知ることから始まり、作り、届けるに至り、また知ることです。

 

 

閉幕してからのツイッター状況についても、半は気になりました。

もっとざわざわ、してもいいのにな・・( ;´Д`)

 

届けることをしなければ、たたかれることも無ければ、賞賛もありません。

すべては、相手(お客さん)の存在あってのことです。

 

 

 

せっかく良いものがあるのに、届かない、なんて・・もったいないじゃないですか?

寂しいじゃないですか?

やるからには、見せたいし、次の公演にも届けたい。

それが、半の思う芝居への欲です。

 

 

 

まとめ

 

さぁ、長いくだりもやっと終わりになりました。

総括と書かせていただきましたが、本来の総括と言うより、半の中でのかしげき参加への総括だったと思います。

 

いい作品を作るのは楽しいです。

だからこそ、お客さんを知って、作り、届けたい。

それは、かしげきにとどまることは無いと思います。

でも、かしげきに参加することでなおの事その想いが強くなりました。

 

今後も皆様のご活躍に期待です!

わたしも、次の作品の内容が出ています!^ - ^

 

それは、また次の機会に。

 

最後まで、お読みいただき有難うございました!!

 

御来場頂いたお客様ありがとうございました!!

 

そして、かしげき2018、この場を作ってくださった委員会の皆様有難うございました!!

 

どこかでまた、皆様にお会いできるのを楽しみにしています!!!

 

 

 

 

 

dbd フライヤー2018 到着

こんばんわ。dbdです。

 

来た来た来た来た来た==!!

 

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 どどーーーーーーーーーーーーん!!

 

出来上がりはどうでしょうか?

実は気がかりがあります。

今回もofficeのワードで作成しましたが、入稿前に一度ストップしました。

理由は文字が認識できないということでした。

今回は、PCを借りての作成と自宅のPCを使っての作成をしました。

お借りしたofficeのバージョンは2016、家にあるのはもう古いので2010です。

 

フォントの形式は游明朝というのが、2016から基本になっているようでした。

見やすくていいなぁと思っていましたが、2010では対応していません。

さらに別のPCでこちらは2016でしたが、もう一度見てみると、背景が黒のため、白地の文字自体がつぶされて読めない状態でした。

 

やむを得ず、フォントを変えて、文字数を削り、読み取りやすくするため文字のサイズを変えて対応しました。

 

 

あと、もう一つ気になるのは、裏面の透明化部分です。

ご存知の方も多いと思いますが、office系で作成した場合、色具合が大きく異なることがあるそうです。

今回透明化している部分が、いい雰囲気を出していると思っているので、その狙いが外れると非常に残念です。

 

大丈夫かな?

 

さらに、いつもなら印刷して全体を確認するのですが、自宅プリンタがインク切れで買いに走る時間もなく、PC上での目視の確認です。

誤字の多い私のことですから、大きく間違っていたらと思うと・・。

 

 

えいっ

 

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ほーーーーーーーーーーーーっ

何とかセーフのようです。

よ、良かったーーーー!

 

ただ、上部に縁取りに白が入ってしまいました。残念(´;ω;`) 印刷屋さんに出すとき、注意事項でそう言うことはあると書いていたのですが、設定がうまくできていなかった模様、、。

他にも気になるところはありますが、読めない部分は無さそうですし、半透明化した部分もちゃんとできていました。

何より真っ黒なむさ(猫)が、ちゃんと分かる(笑)

気になる部分は増刷する際に、また手をかけてみようと思います。

 


前回のdbdのフライヤーは、結構のっぺりした印象だったので、四角とモノトーンを使ってメリハリをつけるのを意識してみました。^^

詳細は前回の記事ご参照↓↓


今までの流れで作ったものから行くと結構成長したでしょうか?
①初めてのフライヤー

 

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②昨年作成したフライヤー

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③今年のフライヤー

 

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ま、まずは読みにくいと思いますので、文面をこちらでも書かせていただきます。

表面(猫面)コメント

 

やりたいことは、まだまだある

 

~半分野良猫、半分家猫むさしの話~

 

この子が我が家に居座ったのはいつからだろう。
1階しかない木造平屋で、いたるところが開けっ放しだった。

この子は、ふらっと現れてはご飯を食べて、猫のお勤めに毎日出かけた。
猫のお勤めも大変なのだろう。
ケガをしたり変な病気になって帰ってきたこともあった。

猫ブームで飼い猫と言えば、部屋から出ない猫も普通になったというのに、むさは、よそ様のような飼い猫・家猫らしくなかった。
野生の血がそうさせるのだから仕方ない。

むさはもう70~80歳のおばあちゃん猫だ。
去年家に帰ったら、いつも通りちゃっかりご飯を食べて寝そべっていた。
でもよく見ると、耳が1cmほど裂けている。慌てて母に聞いたら近所の猫とやりやったらしい。80歳にして現役・・・。
お転婆もすぎるだろ~~~と、慌てたが実にむさらしかった。


食べられるときにご飯を食べて、出かけたいときに出かける。
野生の血は、家には収まらないのだ。


dbdで大事にしているのは、“感じる心”だ。
何かに邪魔される必要なんてない。

家猫だっていい。野良猫だっていい。
大事なのは、もっと別なところにあるんだ。

 

Shibai player

dbd-hans-cllection

 

 

 

 

裏面のコメントはこんな感じ

 ●profile

高校大学社会人とアマチュア演劇人を経て約10年のブランク

「やりたいこと」を「できない」で、終わらせたく無いと一念発起。発案から制作までほぼ自ら完結するスタイル。

ブログではその浮き沈みも含めて半の感じたことを赤裸々に更新中。

デザイン・動画編集・ダンス、物書き・・

興味の持ったことに今日もチャレンジ中。

 

「いつか自分の思うままの芝居を作りたいっ!」

私の活動の中で、何かを通して、皆様につたわる物があれば幸いです。

 

 

●裏面メインコメント

こんにちは、または初めまして。dbd-hans-collection(ディービーディーハンズコレクション)の半(はん)と申します。

芝居何でも屋として私が活動し始めて2年が経ちました。その間、一人芝居動画を作成したり、客演をやらせてもらったり、文章を書いたり、思うままにいろいろやったなぁ。でも、でも、まだまだ足りません!

お芝居の面白さをもっと伝えたい!面白い芝居を作りたい!面白い芝居に出会いたい!

これからも半は驀進(ばくしん)していきます!!

半の動向をお見逃しなく!直近の活動はブログにて。見てみてね!5分ほどのチョイ役客演募集中です!!問い合わせはお気軽に。

 

 

文章の工夫としては、 2017よりも少ない文字数で(裏面)コンパクトにdbdのことを伝えるには・・・というところから割とまとまったのではないかと思っています。


皆様の印象はどうかな?

 

あ、ちなみにこの写真の人は、ちゃんと半本人ですからねっ!

フリー素材からじゃないよ(笑) 思ったよりセクシーかな(笑)

 

 

さて、

いよいよ明後日土曜日から、かしげきが始まります。

 

半は明日金曜日から小屋入り予定。

今回のチラシを挟み込みします。

生で手に取って是非、見てみてくださいね!

 

 

私が参加しているわむのSUNメンバーも、半年の集大成です。

泣いたり笑ったり、舞台を作っていく面白さを味わっていたと思います。

 

みんな、頑張れー!

 

お時間のある方は、是非柏のアミュゼにお越しください!!

 

会場でお待ちしております^^

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

余談ですが、親類とフライヤー案について話すことがありました。

広告媒体を使ってとある音楽家さん達のリサイタルについての募金を集めるにはどうしたら良いかという話でした。そこで、「半ならどうする?」と聞かれました。

 

どうする?って聞かれたら、考えなくてはいけません。

一日あけて、少しだけですが情報収集をした後、こんな内容でどうかと、文章を送りました。

返答がないと思ったら、後日「先方が気に入ってくれたよ。良いものは良い。このまま文章を使わせてもらうよ」と返事が返ってきました。

話していた彼は、文章を書くプロです。元求人広告でwebライターをしていたので、はっきり言って、私よりも文章は書けます。ただ、今までと違うジャンルに出くわしたので、会話を楽しむ延長での話だっただけです。

でも、なんだかちょっと言い方が鼻につきました。

 

「何、言ってんの?私はボランティアでノーギャラで書いてるんだから、まずは『有難う。どうしてこんな風に書けたの?』と感謝と向上心を見せるのが先でしょ?」と、私は意地悪に勿体つけてやりました。

内心は、・・・・(にまにまにまにまにま~~~~)、顔に出ていたかはわかりません。

 

自分の作りだしたのものが形になるのはやはり嬉しいです。

顔も見たことのない人にメッセージを届けるという事ですから、私が書いた言葉で、心動いた方がいらっしゃるのなら、私にとっても喜びなのです。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

補足:友人にフリーフォントの存在を教えてもれました^^

一層、デザインのバリエーションが増えそうです。

↓忘備録兼ねてご参考までに♪

 

2018年用、日本語のフリーフォント332種類のまとめ -商用サイトだけでなく紙や同人誌などの利用も明記 | コリス

フォントのインストール方法(Windows 7 の場合)

 

フリーフォントこちらも発見

↓ご参考までに♩

 

Google Noto Fonts 

 

dbd フライヤー2018 入稿完了

フライヤー入稿・・完了。

明日には受け取り予定です。

(日付を超えたので今日ですね。)

 

あぁ〜ドキドキするっ!

 

明日が待ち遠しいです。

それでも早いですよね。

最速にすればそれだけ料金は高くなりますが、お金の力を使ってでも手に入れたいものがあります・・ははん・・

夏休みの自由研究の宿題は、毎年毎年ギリギリしか取り掛かれない性分がここで現れましたね。(;^_^A)こうしなさいっていうドリルはすぐにできますが、自由だからこそどうも取り掛かりにくくて。でも、やり始めるとこだわっちゃうのは半ちゃんの悪い癖。

 

 

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さて、今回のフライヤーは、□四角と◾︎◽︎モノトーンを重視したモードな印象にしました。


もともとそういうのが好きだったんでしょうが、今まではそこまでの意識はありませんでした。
今回は四角と白黒のイメージを最初から持って取り掛かりました。

 

 


今日は裏面の四角とモノトーンについて話そうかな。^ ^

 

 

 

①四角について


デザインについて意識するようになって配色とパターンについて、気にするようになりました。


気にするといっても大したことはありません。
電車内や街中、テレビで見る何気ない景色に「○○かわいいな。」「▲▲は見やすいな」と思ったら、「××と○○の配色にしているのかぁ。なるほどぉ」って気にする。これだけです。(笑)

 

でもそういったイイナって思えたものを意識して脳内ストック、潜在的にためておく事はとても重要だと思っています。

 

ネタ帳のように書き留めるまではいきませんが、何となくこうしたいって思った時に、何となくでもストックがあれば、それが多ければ多いほど、いくつもの組み合わせが出きるからです。

これは普段のお芝居の感情表現やシチュエーションの表現などにも有効で、半の頭の中では、目に付いたイイナっと思った瞬間から、次に使いたいなぁまで、どんどん濁流のようにストックしています。

使用できているのはほんのちょっぴりなんですけどね(*´∇`*)


デザインに関しても、まだ経験値が足りないので自分の確固たる作り方はありませんが、確実に、以前とは違う視点の広がりが自分にあるのを感じています。

 

 

ところで、皆さま、Eテレでやっている「デザイン あ」という番組をご存じでしょうか?


あらゆる視点でデザインを意識的に見せてくれる番組です。

面白いですよね!

 

そこで、今まで意識していなかったパターンについて気にするようになりました。
デザインに興味がある方は今更かもしれませんが。

無地、チェック、千鳥格子、ドット、ボーダー、波紋、市松模様・・


ちなみに「デザインあ」ではパターンの 歌も作られていました。さすがっ

タイトル「ガラガラ」ネーミングもステキ。^ ^

※原曲はブロックでしたので、アレンジverをアップしてらっしゃる動画をリンク付けさせてもらいました。原曲は、もつとスローテンポ

ね、ステキでしょ。

 

 

私たちの身の周りって、こうしてみるとパターンだらけなんですよね。
例えばお洋服でしょ。フライヤーでしょ。プレゼントの包装紙やブックカバーやランチマット。
web画面の着せ替えできるデザインや、カーペットやカーテン天井などのハウスインテリアまで。


デザインはすべてこのパターンがあってそこからいろんなデザインに発展していってますよね。
ベースになるパターンがそもそもあって、そこからの第二次第三次のデザインへの突入していく感じ。

 

パターンのすごいところって、もとを辿っていくと、シンプルな線だったり、丸だったりを組み合わせた物だから、そこがまた面白いですよね。


さらに、強烈に人に印象を与える。
で時には、背景として邪魔にならないようひっそりとある。どんな風にでも使いようで変えられる。


パターンってすごーい!!

 

ということは・・・

パターンを使える人は、デザインセンスもすごいんじゃないっ?!


いやいやもっと言えば、パターンを作ったら、世界的に売れる商品になって最強デザイナーになるんじゃないっ?!


なんて、また妄想がさく裂していくわけです。

そしたら、それに著作権かけて、マネーをガッポガッポ。

いいなぁ、それ( ̄∀ ̄)ニヤリ

 

 

でもま、そんなに事は甘くないわけで、半は今あるものを有り難く使わせて頂いて、そこから十二分に楽しむに限ります。

 

 

ちなみに今、半が知る最強デザイナー↓

 

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縄文人さん達w

縄文時代の最強デザインw

縄の結び目を変えてデザインを作るって考えた人、天才すぎる!!
(千葉県特別史跡 加曾利貝塚より)

 

 

で、パターンを作るのは難しいけど、パターンになるようなシンプルな素材をベースに使いたい、と言うところから□四角を印象的に使いたいという所に至りました。


アニメのオープニングとか結構四角とか線を取り入れているのが多いですよね。

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引用:ハイスコアガールオープニング

四角が印象的

 

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引用:化物語オープニング

線が印象的

 

二つとも狙ってではないのだけど、黒に黄色を使っていて目立つ。

ちなみにdbdのイメージカラーは黄色かなって思っています。これを真似ているわけではないけど、潜在的に半はきっとそういうのが好きなんだと思います。^^

 


②モノトーン(モード)について


モノトーンって白と黒(とグレー)の世界ね。
印刷時に一色刷りだと安くなるってこともあるんだけど、配色が少ないってことは、とてもインパクトがありますよね?

 

何より、最近読んだココシャネルの本の影響が大きい。

 

ココシャネル・・

https://ja.wikipedia.org/wiki/%25E3%2582%25B3%25E3%2582%25B3%25E3%2583%25BB%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25A3%25E3%2583%258D%25E3%2583%25AB

 


ファッションに興味が無くても名前を聞いたことがある人がほとんどですよね。


半はブランド志向が皆無だから、シャネルもグッチも良くわかりません´д` ;
でもね、この本を読んで一気にシャネルが好きになりました。

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タイトル「ココシャネルの言葉」

物言いがはっきりしていて、かつ核心に迫る名言集です。

 

一部紹介しますね。

「私はモードではなく、スタイルを作り出したのです。」

 

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モード・・ここでは流行という言葉に置き換えられるようです。

モードという流行がある物なら、廃れる事もある。流行り廃りに左右されない、より普遍的なスタイルを私は作ったんだ、そういう解釈のようです。

 

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「ものをあれこれ買うなんて考えもしなかった。

自分の自由を買わなくてはならなかったから。

それにはいくら出しても良いと思っていた」

 

お金の使い方って難しいですよね。

ついつい、出し渋って、単に安い方やコスパの良いもの、なんて考えますが、時にはそれをぶっ飛ばして、欲しいもののために貪欲に力強く手を伸ばした方が良い時ってあるんだと思います。

 

 

他にもたくさん、今に通じる言葉がたくさんあります。

そして、シャネルは芸術に向けても前向きで詩人、バレエ、絵画を支援をしたそうです。(あのピカソが同年代で友人だって、知っていましたか?)

 

 

余談が多くなってきてしまいましたが、シャネルは、白と黒についても強く言及しています。

 

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「たくさんの色を使えば使うほど、醜くなるというのを、女たちは気づかない。」

 

続いて、

 

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「パーティで黒か白のドレスを着た女は誰よりも目を引く」 

 

黒と白へのリスペクトが半端ないです。

 

 

 

これを読むと、白と黒の美しさが人の心を動かす色だって思っちゃうよね。

 

 

 

というわけで、最近影響受けたものをガッツリ入れ込んだのが今回のA4に収まった形になりました^^

 

 

 

 

③おまけのピクトさん

ピクトグラムってご存知ですか?

非常口のデザインに使われているアレです。アレ。

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今回のフライヤーにピクトさんを二人使わせていただきました。
②のモノトーンを使いたいってところで、検索するうち、このピクトさんに出会えたんです。
ピクトグラムも超面白いです。コミカルさがあったり、作者さんのネーミングで「好きっ」って思うものが満載。


今回も無料素材提供をしてくださっているwebサイトさんを利用させていただきました。


素敵な素材を無料でこんなにたくさんUPしてくださって、本当に有難いですよね!

 

 

【まとめ】

チラシ一枚ですが、いろんなアイデアや趣向を使わせていただきながら、今回のチラシが出来上がりました。

 

 

チラシ一つだしさ、
そんな事、見た人には分からないよっ、、って言うのは当然です、

でも、やらないよりやった方が、気持ちは伝わると思うんだよね。

 

 

今回もいい経験ができました^ ^


まだ未熟な部分が多いんだけど、私もゆっくりでも早くても、止まらず歩いていこうと思います。

 

 

 

dbd フライヤー2018 速報

こんにちはdbd 半です。

ダンスについての続きの記事が、途中なのですが、次にかしげきに挟み込みたいので、dbd のフライヤーに慌てて制作していました。

 

どうも夏休みの宿題同様、自由課題はいつもギリギリ(^^;;

これをやりなさいっていうドリルは直ぐにやっちゃうんですけどね。

 

今回のこだわり所なんぞも、また語りまくりたいのですが、まずは速報でアップしますね。

 

片面白黒にしたから、どうなるやらっ。

相変わらずパソコンさんとの相性も悪くてバタバタッ。

 

ま、今のご時世ワードの2010で作ってんだから仕方ないのだけどね。

 

でもま、まずは仕上げる事が大事っ!

失敗は恐れちゃダメだ。

 

あ〜出来具合ドキドキするぅ〜。

 

とりあえず、今回はこんな感じです!!

 

~~~20180918更新~~~

jpeg画像とても荒かったのでPCから差し替えました。

入稿エラーに伴い、両面印刷に変更しました。

どちらにせよ、出来上がりがどうなるかドキドキです。

 

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ダンス始めました 〜その1〜

いきなりですが、ダンス始めました。w

 

 

 

あ、お稽古事です。習う方ね。

 

8月盆明けから週一2時間、まだ3回ですが、半にはなかなかあっているようで、毎回適度に良い汗をかいています。

 

 

あんた芝居バカのくせに、今更なんでダンスなんかやろうとしてんの?

 

あははー。おっしゃる通り。

 

 

今、必要なものがダンスに凝縮されているなと思っていました。

 

でもなかなか思うところに出会いませんでした。

芝居とは別ジャンルなので、これまた結構心折れていましたが、時間を置いて何度か探してみたところ、つい最近、自分の条件を許容してもらえるところに出会えました。

 

許容と言うのは、聞いてみないとわからないものです。良いのか?ダメなのか?

これもまた、なかなか勇気がいりましたが、「やってみたい事、やってみよう!」を広言している半です。私がそれを実践できないで、どうする?自分をもうひとぶるいさせて、担当の方に聞いて見ました。

 

こうして「思い切って」を立て続けにやってみて、こちらのダンスレッスンに出会えました。^_^

 

 

まぁまず、どうしてダンスを始めようと思ったところから、話し始めましょう。

 

半がダンスをやろうと思ったわけ①

 

まず、半はミュージカルがやりたくて始めたわけではない事を先に話しておきましょう。もし何かの縁でやる事があるかもしれませんが、それが第一の目標ではないという事です。

 

ダンスは学校でも取り入れられるほど、入門しやすいものになりました。

ミュージックでも、ダンスと歌は切り離せません。ドラマの俳優ですから、エンディングで踊るほどです。

超级工薪族左江内氏 EP 2017 - YouTube

 

と言うのは関係ありません。

 

いや、ちょびっとはあるかもしれませんが、それが大きなゴーサインになったわけでは無いのです。

 

理由の一つは、

 

悔しかったから!!!

 

 

です。

 

覚えていらっしゃるでしょうか?

今年一月のことです。半は劇団蓮さんと言う所で客演をさせていただきました。

そこで、決めるつもりで本気で取り掛かったポージング。

 

結果、無残に玉砕でした。

 

あらゆる時間を片足立ちで過ごす一ヶ月でした。歯磨き、ドライヤー、電車待ち、お茶碗洗い。

しかしながら、一ヶ月なんて、付け焼き刃もいいところ。

半の体は思うように行きませんでした。

 

 

実は、あれからも片足立ちを半年続けていました。

好きなポージングを決めるのにはバランス感覚を磨く片足立ちが必要だったからです。

一ヶ月で付け焼き刃なら、半の体でならどこまでやれば良いんでしょうか?

 

 

結果

2ヶ月後、なんかできるようになった気がする・・と思ったのもつかの間、目を瞑ったり本を読んだりすれば、グラグラです。

 

4ヶ月後、なんか土踏まずが下がって来たような安定が出てきました。体は不思議なもので、繰り返し繰り返し行えば、何とか楽になるように変化するものです。

それでもヒールを履くとグラつきました。

 

6ヶ月後、普段でも会社でもヒールのあるものばかり履くようにしました。

 

体幹を鍛えると言われると、よくわかりませんでしたが、要は重心をつま先ではなくかかとの方にすればいい事がわかってきました。

 

歩き方もきにするようになり、「美しい歩き方」のユーチューブ動画をかぶりつきで見ました。

結果良くなったかはわかりませんが、自分の中で決まり文句が出てきました。

 

「胸を張れ!見栄を張れ!」

 

自分に自信の無い半は下ばかり見て歩く癖がありました。

そして、それはつまり猫背の元。

今まで、芝居でもプライベートでも猫背や歩き方について何度も注意をしてもらいましたが、胸を張るのは、なかなかできませんでした。

 

だって自信が無いから。

 

でもね、ヒールのあるものを履くと、そうも言ってられない事に気付きました。

いやでも重心を後ろに置く為、体が何とかバランスを取ろうとしてきたのです。

 

こうなりゃ、徹底的だわ。

 

「胸を張れ!見栄を張れ!」

 

 

見栄を張るくらい、胸張って歩いてやろうじゃ無いっ!!

この夏、半は仕事をしながら、お出かけしながら、ずっとそんな事に取り組んでいました。

 

 

 

しかし、自分でやる事に俄かに限界を感じていました。

 

まだ、足りない。

 

なんか、足りない。

 

 

 

もっと、自由に体を動かせるようになりたい!!

 

ここに至るようになるわけです。

 

 

で、他にもダンスに興味を持ったアレコレがありますが、長くなりそうなので、お話の続きは次回にしたいと思います。

実は、この記事2週間ほど前から書いています(⌒-⌒; )

こりゃ長くなりそう💧

 

良ければ次の記事もお読みくださいませ。

 

↓↓いちよう、証拠写真(笑)

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I go home! 〜人生は無駄な事でできている〜

人生は余計なことでできている。

 

 

半は効率的な事が好きです。

効率アップ、二度手間の軽減、あらゆる有効活用、2way3way、

 

反して、繰り返す無駄、時間の無駄、努力の無駄

 

こう言ったことに、必要以上にイライラしてしまう事があります。

これには良い一面も悪い一面もあるのですが、そんな半が、無駄な事は悪い事って言う訳じゃないなぁと思った話をしようと思います。

 

芝居からかけ離れていますが、半の目線で物語を楽しんでもらえれば幸いです。

 

 

 

★          ★             ★

 

 

 

 

昨日のことである。
ここ数か月気になる出来物があった。できては潰れてまた出てくる。その繰り返しだった。いわゆるニキビだ。若かりし頃はこんなもので悩む事は無かったのに・・。
昨日はこの出来物と、ついに本格的向き合おうと皮膚科を訪れた。

 

 

会社が終わって、西船橋駅近くの皮膚科に向かう。
夜は20時までの営業だ。
働きマンにとって貴重な土曜日を使うよりは、平日にできることは平日に済ませてしまいたい。明日のこともあるが、天秤にかければ答えは簡単だ。

家につき、着替えを済ませ、診察券とお薬手帳を確認した。

 


家から西船橋駅に向かうには自転車が早い。

自転車をこぎこぎ、皮膚科の近くの駐輪場に自転車を置く。
駐輪場の料金を確認した。ここはお買い物スーパーの利用者と併用の自転車置き場だ。
1時間無料。1時間以上のご利用のお客様4時間100円。
なんてリーズナブルなんだ。

駅前にしては破格ではないか。


そんなことを考えていると病院についた。
診察券をを出し、待合席に座ると、一日の疲れが体に残っているのを感じる。


明日も仕事か・・。しかもまだ月曜日だ。
早めに帰って、早く夕飯を済ませたい。
まだ、一週間は始まったばかりなのだ。

 

ニキビ・・こんな事で病院を訪れるのも気が引けたが、行った甲斐があった。
2種類の抗菌剤と予防剤の薬をもらい、長いこと気に病んでいたブツと、これで真っ向勝負を仕掛けられるのだ。

やはり、市販の化粧水などとは異なる。

ふふっ。私は新たな武器を手に入れた勇者のように、自分の勝利を確信していた。

 


駐輪場に向かうと、煌々と光りを発する店があった。
時計を見ると19時半。おなかが空くころだ。

コンビニ弁当とは違う手作りが売りの弁当屋が嗅覚をも誘惑する。私は弁当屋の明かりに吸い寄せられるように自動扉の中に進んでいった。

 

ボリュームある作り置きのお弁当に、大きなスプーンで量り売りされる総菜。
注文してから作られる弁当まで置いてある。

家には家人が仕事をしながら私同様、おなかを空かせている。
あぁ、早く帰りたい。
これを買ってすぐにご飯を食べて片づけをして明日の準備をして、帰るまでのシュミレーションが脳内で繰り広げられる。

 

 

「1940円です。」

 

え・・あっ

私は財布の中身を見て唖然とした。

そうだ、先ほど2本の薬剤を購入し千円札と小銭を綺麗に使い、残り一枚のお札しか無いのをを確認していた。
いくら小銭をみてもきれいに100円すらないじゃないか。

 

し、しまった・・は、恥ずかしい・・・でも、言わない分けにはいかない・・・・。


「すみません、手持ちがないので、おろしてきていいですか?」


幸いお店の人は、よくあることなのか笑顔を崩さないでいてくれた。
私は取り繕うように、あたかも急いで戻ってくることをアプローチしているかのように続けて「一番近いところのATMって?」と尋ねた。

 

女性店員は可愛く「一番近いところでまっすぐ行ったところにコンビニがありますよ」と案内してくれた。


店員さんは可愛かった。

20歳そこそこの女の子だ。もしかしたら男性が恋をするのはこんな瞬間なのかもしれない・・・と青春漫画のような設定を考えながら、早歩きでコンビニに向かった。

ところがATMで、自分の順番になってきて、私はどんどん焦り始めた。

 

あれ・・・あれ・・・いつもあるはずのものが・・・ない・・・。


私は財布のポケットをすべて確認した。
ない・・ない・・・


ポイントカードの類はいつも通りのポケットにきちんと収まっている。
しかし、どこにも紛れていない。
ポイントカード、クレジットカードはあるものの、肝心の銀行のカードがない。

 

頭の奥で、「焦るな。焦るな。焦ったところで答えは同じだ。」と響いてきた。
思い返せば先週の土曜日、入金関係の整理をするため、ATMに立ち寄っている。

その際に、通帳のほうに挟み込んだ・・・。

「あ・・ぁぁ」

小さな断末魔が漏れ出てくる。

 

落ち着け、こうなればどうしようもない。
予備で置いている隠し金や使い忘れのお金がないか財布の中、カバンの中、衣類のポケットの中をまさぐる。

 

 

 

こういう時、無いときは無いのだ・・・。

 

 

あぁ。かわいらしいお姉さん店員さんにまた恥ずかしいことを言わないといけない・・。
急速で店を後にした時とは打って変わって、どんよりした足取りで店に戻った。

 

こうなれば最後のあがきをするしかない。

「あの・・・ここではカード払いはできますか?」
思い切ってきいてみた。
決して、ただ食いをしようとしていたわけではないんだ。
あるんだ。購入意思もお金もあるんだ。
ただ、現金がない・・それだけなんだ・・・。

 

そう思いながら、願掛けをするかのように美人お姉さん店員にきいてみた。
お姉さんは申し訳なさそうに「WAONしか取り扱いがないんですが・・・」と言ってくれた。

WAON

 

 

そういえば、ずっと使っていなかったチャージ式のwaonカードが財布にあるのを確認済みだ!
ただし、いくら入っているかは・・・。
祈る思いで残金を確認してみる。

 

ここで、一つ言っておこう。私のついていない日は、こんなものではない。
これはまだ中盤なのだ。

「ワオン!」カードが鳴いた。

残金450円

 


死んだ。
恥死にだ。

逃げられるものなら、逃げたい!

いたたまれないっ!
恥ずかしくて、今すぐ布団をかぶって引きこもりになりたい!人生の中で何度目かの引きこもり人生を熱望した。

 


私はそそくさと一品をひきさげ、
「これで、清算お願いします。」と残りの1000円札をだし1450円内に収まるように支払いを希望した。

 

疲れた・・・。

早く帰りたい。
おなかも空いた。

ここで買えなかったとしても、家には何かしらお腹を満たすものはあるのだ。
家人の分だけでも買えたとして良しとしよう。

 

「1000円チャージでよろしいですか」
バイトであろう女性店員さんは、やはりかわいらしく自分の娘が大きくなってバイトをするなら、こんな時間まで仕事をしているんだろうか・・偉いなぁ・・とまた私の妄想する癖が出てきた。


「はい」


なんとなく一抹の不安がよぎったが、私にその判断能力はすでに、そぎ落とされていたのだ。

どっと疲れたこの1時間、やっと帰れると思いながら駐輪場についた。

 

あ、100円。

 

駐輪場の精算機を慌てて確認した。
電子画面に表示された角ばった文字が「100円」の文字を表している。

 

 

 

100円! 

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100円!

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100円!

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ない!

 

 

もう無いのは分かっている。でももう一度探さずにはいられなかった。

なぜ、さっき1000円札をチャージにしてしまったんだっ!?

 

現金払いにすれば、100円程の残金は残っていたはず・・。なのに・・っ。

 

駐輪場で支払いができなければ、自転車を使えない。

使えないと言う事はつまり、歩くかバスを使うかの二者択一だ。

残された希望はバスだが・・。

25分、いや30分以上のタイムロス。

このまま歩いていけば、先ほどのシュミレーションどころか、私の体は疲れきって、すぐに寝てしまいたくなるだろう。

 

 

あぁ、清算機が憎らしい!

あと数分前に自転車を出して入れば1時間以内なら無料だった。

自転車なら重い荷物も気にすることはない。何しろ、私の愛車は電動自転車なのだ。

しかし、時間を過ぎてしまった以上、支払い義務は発生する。

どうにもこうにも自転車を引っ張り出すわけにはいかない。

 

 

あと100円が、たった100円が手元にあれば・・。

 

1円を笑うものは1円に泣くと言うが、今、私ほど100円に泣かされている人はいるのだろうか!?

 

あぁ、100円も持っていない30代の女は、今こ時、どれだけいるんだろう・・・。人類の数パーセント?日本人なら何パーセント?同士がいるなら、今このどうしようもない瞬間を分かち合いたい!と思ったのもつかの間、スマフォを取り家人に即効電話をした。

 

ピッポッパッ

 

「迎えに来てください」

「えぇ、飲んじゃったよぉ」

 

ほっ、ほろ酔いかよっ!!

 

こうなれば自分で蒔いた種だ。自力で帰るしかない!腹はくくった!

 

このまま歩きかバスだ。


おそらく買った弁当は冷めるだろう。だが私は帰る。家に帰る!

I GO HOME!!

 

 

 

 

線路を超えた向こうにあるバスターミナルに向かいながら、自分のICカードのチャージ残高を思い出していた。
期待してはいけない。。。

この前柏に行ったときに、ちらりと見た表示金額に、「あぁ、次はチャージしないとね」と思ったのを記憶している。

念のため、残高を改札前の機械に通して確認してみる。

 

89円。

ふっ。やっぱりな。


我ながら、こうまでしてお金が無いとは。。

いや、分かっている。私にはこういう時がある。


いくら気を付けようが、ついていない事がことごとくぶつかり、醜態をさらす。1年に数回訪れる、とんでもなくついていない日。
それが今日だったのだ。


今回は夜の一時間ほどに凝縮されただけじゃないか。


人生は無駄がいっぱいだ。
多めに買ってしまった食材。
可愛いと思って買ったのに、着る機会がなかった洋服。
近道だと思って入って行って迷う裏道。

 

こんなことは山ほどあるじゃないか。どうしようもないときはあるんだ。


どうしようもない事をどうしようもあるようにするのが人間の知恵だが、どうしようもない事を前提に踏まえるのも人間の知恵じゃなかろうか。

 

あることないことがその辺に転がっていて躓く奴と、上手く跨いで歩いていた奴に、どれだけの差がある?


よけて歩いたやつが、すべて良い人生なんて誰が決めた?

 

躓いたときに、見える景色があるじゃないか。躓いて悪態をついて、不幸を言葉にし、自らも周りも不愉快にさせる連続なら、無駄な躓きがあるのは当たり前だと思えば、自分が不幸せなんて思わなくたっていいじゃないか・・・。

 

だいたい無駄なことをしてしまってイラッとしてしまうのは、いったい何のためなんだ・・。

 

せめて、せめて、転んだ後に周りや自分を不幸にしない奴の方が、人生楽しいんじゃ無いか・・。

 

当たり前のことが当たり前に起こった、それだけじゃ無いか・・。

 

 

私は家という目的地に向かって歩き始めていた。長い夜になりそうだ。

仕方ない。

そう言う時だってある。

それもまた人生だ。

 

あまり夜中に出ない半は、昼間と様子が違う西船の町のライトのまぶしさを感じながら、コンクリの黒と横断歩道の白い線を見ていた。

その瞬間、車体の上に光るものを乗せた黒光りの車が通り過ぎた。

 

タ、タクシー!


その手があった。


タクシーならカード払いができる。

クレジットカードは確認済みだ。念のため乗車する前に確認しよう。いや、最悪の最悪、家に帰れば現金もある。

 


なんとかなる!

半の中に一部の光が差した。

 


家まで25分。このまま荷物を抱え疲れた足取りになれば30分以上かかるかもしれないと思うと
正直、ぞっとしていた。

遅くなったが今から家に帰ってお腹も満たされれば明日も頑張れる。

 

しかし、タクシー乗り場に向かっていると、やはり体が重いのを感じる。
この一連で一気に疲れていた。

 

 

タクシーの運転手さんは陽気だった。
快活なしゃべり口調に、こちらも乗せられる。
病院に行きたかっただけなのに、遅くなってしまったことを、思わずしゃべってしまった。


運転手さんは「女性と子供には優しいんですよ」と飴を二つくれ最後に明日から台風みたいですから、お気をつけて」と心配りの言葉をそえてくれた。

 

 

私は、やっと家に帰れた。

 

 

 

 

 

一夜明け、目が覚めると、外は土砂降り強風雨だった。

 

 

ふっ。

とりあえず会社に行くか。

 

自転車はどうするかな・・。

 

 

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