こんばんはdbd半です。
今日はインプロについて書かせていただこうと思います。たぶんpart2を書くと思います。f^_^;
自分がインプロが嫌いで苦手だと言うのは何度か言っていたと思います。返して言うと、自分が嫌いで苦手というのは、自分ができないから苦手で嫌いなんです。
つまり、、、インプロできる人、すげぇっと思っています。
自分は苦手で嫌だなと思っていても、好きな方がいらっしゃるのはとても良いことだと思っています。なぜなら、好きな理由があるからです。そしてそれを知ることができたなら、私の好きの世界が広がるからです。
ただ私も人間です。ずーっと、抵抗のあるものだったので、すぐには切り替えられません。なので、スタートがマイナスからでした。
ですが、関東ではインプロをメインに台本を作ることもあるくらいインプロに関して抵抗がなく、さらに今掛け合いをすればするほど、それだけの魅力があるのだと圧倒されます。
そして、苦手であるからこそその魅力について知りたくなってきています。
今回はこのインプロできるのすげぇについて喋りたいと思います。
改めまして、
インプロ、、ま、つまり即興劇のことです。
昔スジナシという鶴瓶さんがされている番組が有りましたね。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/鶴瓶のスジナシ!
話のスジがない。台本がない。つまり、役も、話の展開も前後の設定も決まっていない、その状態から演じるものです。
私も関東にきてから教えてもらったのですが、即興劇というのは昔っから、というか演劇の始まり自体即興からのスタートだったそうです。
そして映像化もされました「熱海殺人事件」で有名なつかこうへい氏もまた即興によって役者のポテンシャルを引き出されていたそうな。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/熱海殺人事件
そして、今、即興劇を売りにした6ディムという劇団さんも活躍されているそうで、その人気は確実に上昇中です。
つまり、インプロというのは、過去から現在に至るまで演劇の道を切り開き続けてくれている、という事です。
・・・何を、今更・・的なf^_^;
でね、まず、なぜ私が苦手かと言うと、、
難易度が高いから!
です。
皆、なんでこんな難しいことを楽しめるのか、というくらいハードルの高いイメージ。
だって即興って、相手の言葉も聞いてアクションしてストーリーまで展開するんですよ。相手の役柄、雰囲気を感じ取って、持っていきたい話の流れまで感じ取ってなおかつ自分もACTするわけです。
あ、ちなみに即興劇でのお約束は、相手の発信について無茶振りでも否定しないというのが有ります。だから、何も無くても相手があるといえばあるという体で話を作っていきます。自分がこういう展開でいこうかと思っていても、相手が違う方向に話を進めればそれを否定するのはノンノンになります。要はそれだけ瞬時の臨機応変な対応を求められるのです。
これって、めちゃくちゃ難かしくないですか?
それを楽しめるって何者??
これができるって、すごくないですか?
心の受け止めや台詞の発信などは、もちろん台本でもやります。
それがないお話は、とてもつまらない。
そういう意味ではインプロでも台本でも生(LIVE)の感じを出す事は一緒なんです。相手役の出し方が変われば受け取りも変わります。
ただインプロはその振れ幅がとても大きい。
とても大きい。
もっかい言います。
とても大きい!
今、掛け合いをさせてもらってますが、付いていけてないのが現状です。(9月9日の稽古終わりで書かせてもらっています)
1の発信に対して、2の発信があり3の発信がそれをさらにひき継ぐ。その空気感の振れ幅が大きくって、ここでこうきたっていうのを受け止めきれずにいる。
台詞の間合いもそうですが、テンポもキャラクターも変わります。
それに自然に乗っかれれば良いんですが、自分はどうも硬い。
これは好みと得手不得手、キャラの作り方にもつながる事なんだと思います。
私の役作りは、台詞や演出のダメ出しからキャライメージや周りの設定があり→そこから芝居はヨーイドンで始まり→話の向きの方向性を少しずつ固めていき、違和感のある節々(話と話の間の)の感情の凸凹を滑らかにしていく。
気づくとそんなパターンになっていました。
が、即興は根本的に違う。
話の中から今湧き上がったものに対して、そのまま出す。もう最初から出てくる湧き上がったものに対しての処理を出していくわけです。
まさに"生"の感覚に近い。
枠にとらわれない。というか、枠そのものが無いような感じ。
頭の中と五感をフル回転し続けるような。
その日の稽古は、終わった後も呆然とするような感じでした。人によってはこの五感をフルに使っている感じが気持ちいいと思うかもしれませんね。本当に普段使ってない意識や感覚を使うような感じです。
が、一方で、こんな力まずにできる人もいるようです。
むしろ、リラックスタイムのような自然体。
そこから、少しずつ役に近づけていくような、稽古場に通ってその個性を成長させていきそれが役になっていくような。
初めから決め込んでいない分、周りとの個性に影響されながら、キャラが成り立っていく。
稽古場でできていくキャラだからこそ、みんなに違和感がない。
もちろん稽古場でしか掛け合いは成立しません。私も本を読んでイメージはあるものの稽古場でしか掛け合いはできないのは絶対です。掛け合ってからでないとキャラは完成しません。
元々台本を読みながら想像を膨らませるのが好きだった上に、なるだけ稽古場に行かないで役を作るスタイルが当たり前になってきていたのでなおさらこのギャップは大きく感じました。
稽古場に行かないと作れない・・
久しぶりに聞いたな。この台詞。
でも、考えてみたら、そうですよね。
むしろ、私の方が特殊なんじゃないかとさえ思えて来ました。
私は稽古場外で本を読みながら、あぁだこうだをよく考えます。
基本的に演出の意向やダメ出しについて、稽古場でしっかり聞いてメモる。一語一句だって書きおとしたいくらいです。その場で数回やってできなかったことは、稽古のない日に読み返しながら、こういう感じかな?やっぱこうかなと繰り返し考えます。で、また稽古場に持って行く。ダメ出しをもらう。その繰り返し。
だから、ダメ出しをもらってるその日にクリアするとかがあまりない💦
一つだけ言い訳をするなら、稽古場にせっかくいるのに、自分だけのために時間をもらってしまうのが申し訳なくなります。
きっかけ的なことや体を使うことは、時間を頂かないといけませんが💦
でも、これも良し悪しですね。
いつの間にか自分はそういう形に慣れてしまっていましたが、 なんとなくのイメージだけではなく、やはりどこか型に嵌めてしまっていたように思います。リアルじゃない。生きていない。作り込まれて隙がない。
これじゃ、何のための掛け合いなのか。
そう思えばインプロで慣れている方は、五感が良いのだと思います。アンテナがひろいというか、受信も発信も苦じゃないというか。
それが自然体でできる。
話がぶれても動じない。
話の流れに身を任せられる。
ああ!!まだまだです!!
まだまだ修行が足りない!!
本日12日火曜日
本番まで、一週間を切りました。
かしげき自体は明日から仕込みに入るそうです。
おかげさまでマチネの前売りは完売だそうです。半は何もできなかったので、他の方が販売に尽力されたのだと思います。m(_ _)m
半の出る回は当日券が出るか出ないかはわかりませんが、夜公演にはまだ空きもあるようです。
わむメンバーの初日組も頑張っています。
千葉で活躍されている劇団さんをちょっとづつ楽しめる演劇祭り。お時間があれば是非。
私もほかの劇団さんをみれるのを楽しみにしています。(^人^)
そして、私自身お客様を目の前にして演じるのはもう十数年振りです。
未熟ながら前進あるのみです。
皆様にお会いできること、心よりお待ち申し上げます。
ご来場のおり、もし半を見かけられましたら是非お気軽に、ブログ見たよ〜フォローしてるよ〜など、お気軽にお声掛けください。半が喜びます(*≧∀≦*)
ブログは書きかけがたまって来ておりますので、まだまだ書いてまいりますぞ!
これからもどうぞご一読くださいね★