役をもらうと台本に自分の役のところにマーカーをします。
あえて、そういうことをしない役者もいるようですが、半は自分と役の最初の出会いのようで好きな作業です。
すると、全体の視線だった視界が、その役の視界になり台詞から個性や行動が読み取れていきます。
自分と役とのファーストコンタクト。
まるで「こんにちは、宜しくね」と言っている気持ちになります。
さて、今回の台本はとても読みやすいです。
台本にも脚本家の個性や癖があります。
難しい言葉や自分で気持ちの転換をするのが多いもの、語尾が回りくどいもの、そう言った脚本は言いにくいし頭に入りにくいです。
ちなみに半が書く台本はとても覚えにくいです(^_^;)書くのは難しい。
それにひきかえ今回の脚本は今まで出会った本の中でもかなりスムーズな流れをもった脚本です。
会話の流れがちゃんと受け答えされています。
A「ああだよこうだよ、で、なんだっけ?」
B「それはね、つまり、、」
というように、話の軸のバトンタッチが分かりやすく頭でイメージしやすいのです。
ただし、今回の話は全員で話の進行して行く様子です。
前回参加させてもらった”かしげき”の作品では、出演は出ずっぱりでしたが、シーンシーンでメインが変わります。要は話さないシーンもあるということです。
今回との差を感じますし、それがまた面白いなぁと思います。作品によって劇団によって色々な違いがありますね。それを実体験できるなんて。
ただ、これが油断ならない所です。
みんなで話を進行しているので、いつもちゃんと聞いておかないといけません。ま、当たり前なんですけどね(笑)
台詞が少なくとも、話にきっちり加わっているため、気をぬいてしまって台詞の一つでも飛ばそうものなら破茶滅茶になってしまう可能性もあるということです。
掛け合いです。
↓掛け合いに関しての過去記事
掛け合い - dbd-hans-collection101のブログ
今回は掛け合いの応酬ですね。
前に朗読でやった「たくさんのお月様」この時のように相手の呼吸や合いの手が重要になります。逆に言えば、一人だけの作り込み過ぎはNGです。
↓お月様〜で書いた過去記事
コンディション - dbd-hans-collection101のブログ
一方で、「たくさんのお月様」は、掛け合いが重視なのかなと思いました。
たくさんのお月様は、個性派なキャラクターが出てきます。その会話のテンポや、ああだこうだ言う辺りに見応え(聞き応え?)があるように思うので、私一人で云々というよりは、ワイワイしてる感じとかが出れば良いなぁと思った次第です。
そうそ、この時は「よだかの星」との二本立ての朗読劇で、よだかの星は難解だった分、「たくさんのお星様」では 掛け合いになっているため作り込みよりも稽古場勝負で挑んだのでした。
※まだご覧になってない方はユーチューブにアップしてますので見てみてね。半吉からの謎かけも一つあるよ(^。^)
劇団AQUA 朗読劇「たくさんのお月さま」実演 - YouTube
本の内容や演出の好みなどによっても稽古に対してのやり方は適応していきたいところです。
たくさんのお月様に比べると今作は、台詞一つ一つがかなり短いためテンポも自然とついてくるように思います。
それもまた覚えやすいところですね。
長ゼリフがない(^。^)
そうは言いつつも、現在台詞はまだ全然頭に入っていません。
後半部分は怒涛になってくるので、しっかりやっていきたいところです。
うん!頑張ります!
※ドナルドさんも気になるみたい(゚∀゚)