こんにちはどうもdbd半です。
創作意欲が止まりません。
やりたいことが多すぎるのです。
しかし体は一つ。時間は有限です。
このブログも書きたいネタだけでいえば、下書きを含め10個くらいは有ります。
筆が遅いのと、まとまりきらない内容でボツったのと、書いている間に次の気分に移行してしまい別のお題に移ってしまった、そんなものが多数です。
とは言いつつ、形にしていかなければ案はどんどん溜まる一方。
少しずつですが、書いていきますので引き続き、ご覧いただければと思います。
さて、この一年活動していて、演劇の多様性をとてもよく感じます。
ゲキ×シネ(舞台を映画館でリアルタイムに視聴する)や舞台のをネット配信、アニメ(漫画)とコラボ企画(舞台化)などなど、アマチュア内でも、私が所属する劇団ギルドわむさんのようにお芝居の小企画を運営できるシステム作りをされていたり、つい先日はりろぷらさんが主宰する逆オーディションというのもお見かけしました。(劇団が人を選ぶのではなく、人が劇団を選ぶという逆転の発想から生まれた仕組みです
そのほかにもいろんなジャンルが増えていますね。
私の最盛期でいくとやはり舞台は小屋ありき。
見る側は劇場に足を運んで、作品を隅々まで楽しむ。
それが当たり前でした。
もちろん今でも健在ですよね。
ですが、存在自体が弱小の小劇場、特にアマチュアは形を変えようとしています。
形を変える事で生き延びようとしています。
結果、劇場離れになっていることは否めません。
私は、それは進化だと思っています。
環境と現状が合わなかった生物たちは、自然に適応するために形を変え思考を凝らし
今現在の姿を形成しています。
コストのかかる劇場から離れ、だれでも気軽に手軽に楽しめる、多くの人の目に触れてもらえるように形を変えようとしているのです。
少し歴史を振り返ってみると、
出雲阿国から女歌舞伎が生まれ、風紀を乱すと圧力をかけられ、けれどもそこから若衆歌舞伎が生まれたそうです。
さらにこの若衆歌舞伎ですら風紀を乱すと言われ今度は野郎歌舞伎が生まれました。それが現在の『歌舞伎』につながるそうです。
これらと同様に、苦境になればなるほど、それを絶やさないよう模索するのは芸術を志すものの性なのでしょう。
それで良いと思います。
形を変え新しいアイデアが生まれ新しい面白さが生まれ、新しいお客さんも増えてほしい。
今小劇場というジャンルで活動する芝居人が、手を替え品を替え、継続できる環境を模索しています。
この現状を私は応援せずにはいられません。
私自身も劇場という小屋を離れての活動がメインになっています。
私も新しいジャンルに進化する必要性を感じたからです。
ですが・・・。
劇場の小屋が好きな私としてはさびしいし、
いつか<そこに>還りたいと思っています。
むしろ、それが私にとっての目標なのだと思います。
なんでかって?
劇場の≪空間≫は特別なのです。
テレビでも、動画でも、朗読だけでも、お芝居はできます。
ええ、そうです。
多様性を求めています。
それでいいんです。
いろんなコミュニティが増え、つながり方も少し前とは異なります。
時代です。
時代の流れです。
私たちは時代の流れで変化している一部分にしかすぎません。
でもね、
私の作品の真ん中に、私の心の真ん中にあるのは劇場の景色なんです。
なんでこんな話をしたくなったかというと、
年末のUP作品「外郎売り」
やAQUAさんの作品で客演として
『朗読劇』をしましたよね。
私の知る限りですが、声優さんブームもあり『朗読』というジャンルの公演も
増えているように思います。
そこで思ったんです。
『朗読』と『朗読劇』何が違うの?
字面でいえば劇が付いているか付いていないかですよね。
『演劇』という文字列でも『演』と『劇』ですよね。
『演』じるのはどこでもできるし、演技ができれば何でも有りだと思います。
声優さんでも、俳優さんでも、スーツアクターでも人形使いでも役者で演者です。
でも『劇』は?
私がやるのはお芝居ですが、やはり『演劇』なんだと思いました。
『朗読』ではなく『朗読劇』なんです。
私の動画作品の中ではいつもこう叫んでいます。
「皆さんに、劇場にいるような空間の断片だけでも味わってほしい!!
劇場でやれば、もっとすごいんだよ!!こんなもんじゃないんだよ!!
全身が総毛立つ、この瞬間をたくさんの人に知ってもらいたいんだよ!!」
私は時間制限もあるし私が使えそうな小劇場の劇場は千葉には有りません。
それでもお芝居の演劇の面白さを伝えたいのです。
そうして現状としては今のスタイルになっているだけなのです。
そして、いつか、何年先でも構わないから、
思いっきり舞台で暴れてやりたいと思っています。
キラキラ輝くライトの中、自分が思いっきり満足して走り切れるような武者震いが止まらないような舞台です。
それが私の夢です。
私が満足する舞台の板に立つのはまだまだ先でしょう。
それでも、見る人が抵抗なく劇場に足を運んでもらえるようにお手伝いできれば私はとても嬉しいのです。
簡単に劇場に行ってほしいと言っても、いざ見てみると、時には失敗したという作品に出会うこともあるでしょう。
金返せよ。時間返せよと、毒づきたくなる作品も残念ながら山ほどあります。
でも劇場の空間はやはり特別なのです。
暗幕の黒から生み出される無数の作品。
ゼロに近いところから演劇の作品は生まれます。
完成形を私たちは目指します。
でもアマチュア演劇だからこそ味わえる、形の悪い造形作品も味わいがあったりそこにしかないぬくもりもあります。
すみません!!(><)!!
もう!!ぶっちゃけ、おもんない作品は目をつぶってください!!!!!!!!!!!!
あやまります。
質が悪くて済みません。おもんなくてすみません。お金と時間もらってすみません。
でも、私たちにお芝居をやらせてほしいんです。
お金がないと、時間がないと、お芝居は作れません。
他にもっとお金を使う有益なものはたくさんあると思います。私自身大金ならどうぞ被災地の方や困っている方に寄付したりして使ってくださいと思います。
ただ、そのたくさん使う中での忘れていたお小遣いくらいで構わないんです。
その分たくさんの方に知ってもらいたい、見てもらいたいんです。
お金を○○○○払っても構わないくらいの価値のあるものを作ればいいじゃないか。なんて卑屈なんだ。
そうおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。
おっしゃる通りです。その通りなんです。
でも、ドラマや映画などで完成度の高い作品を見られてきた大勢の方にとって、アマチュアが演じる作品ははっきり言ってハードルが高いです。
きれいごとは言えません。お金もない。時間もない中で作る素人の演劇が、元々才能とセンスと運を持ち合わせ毎日毎日何時間も演技をしたり、見られることを当然としてきた人たちにかなうはずがあるでしょうか??
それができるのは、一部の劇団、一部の作品、一部のシーンになるでしょう。
そんな私たちが、本番を迎えるということは、それまでの数か月の集大成です。
結果の賛否両論は皆様の貴重なご意見であることは言わずもがなです。
お客様のご意見に対してああだこうだ言う人は演劇をやめるべきです。
ただ、結果上手くいかなくても、つまらなくても、心中面白いもん作りたいんだ!と思っている演劇人がほとんどです。
だからこそ手を替え品を替え生き延びる手段を模索し活動しています。
次こそもっと良い物を作ってやろうと考えている人がほとんどです。
だからこそ、一人でも多くの人にお芝居に演劇に触れてほしいですし、一回で懲りずに何度でも劇場に足を運んでほしいです。
お芝居関係者の方はもちろん、そうでない方にも発信していきたいわけです。
すみません。話が転び転びしながら、勝手に激アツなトークになっていきましたm(__)m
(-。-)y-゜゜゜
次はどんな作品を作りましょうか。
今AQUAさんでやらせていただいた「たくさんのお月様」の編集中です。
編集中ですが、もう別の作品のことも考えてしまいます。
「よだかの星」の考察も途中ですが、必ず書き終えますので、お待ちくださいね。
dbd半のこれからの進化の過程を見届けていただけると嬉しいです。
では、また。