こんにちは。
昨日の稽古終わり、驚くことがありました。
家人が
家人が、、、、
家事完璧にっ!!!!
奥様、朗報です!!
旦那様は、進化する生き物だったのです!!
一般的に状況に合わせ対応、変化に対応しやすいのは女性だと言われ続けていましたが、男性もまた、その変化は生まれるのです。
いえいえ、これはただの変化では有りません!
大いなる変化。人が人として大いなる一歩を踏んだのと同意義なのです!
従来の生物が状況に応じて個体を変化させてきたのと同様、その最初のステップ、思考・行動を変化させる事、その兆候が見られたと言う事です。
そう、つまり進化!男性もまた、進化できる生き物だったのです。
そんなのは戯言だ、人は変わらない、そうお思いになるのも頷けます。
私もまた、諦めかけていた一人でもあったのです。
だからこそ、だからこそ、この変化の偉大さを痛感するのです。
ただの家事、されど家事!!
男女平等と言われている昨今ですが、アラフォーア・ラヒィフにはなかなか厳しい現実。
ワンオペを超え、訴え、喧嘩上等のゴミ出し担当合戦を繰り広げていた半は、この目で確認したのです。
家人の変化を。
この変化を「進化」と言わずになんと言いましょう!!
奥様っ!奥様っ!
芝居やれますよ〜!!!!
諦めないで〜っ!
と、ちょっと脚本家モードの半吉なのでセリフ調で驚きをお届けしました。
前置きしておくと、うちの家人は、ノット芝居人です。
子育てし始めた頃は、たまの友達ランチに行っても、電話がかかってきて、子供の泣き声を聞かされて「早く帰ってきて」なんて事もございました。(T ^ T)。子育てに不安だらけだったのですね。
それから10年ほど。
我が家では二人目ちゃんがいるので子育て2週目な感じですか、このタイミングになってどうでしょう!!
芝居をやり始めた際は、お互い険悪な時もございました。
そら、普通の習い事や趣味とは違うもんね。
理解し難いよね。
いきなり早口言葉やったり無駄にストレッチやったり。小道具の試験的なもの作ったり。
それでも
私はやりたかったんです。
dbd立ち上げた時、つまり芝居人として一人だった時は、子供が寝てる間の1.2時間一人稽古をしたり夕方時間を作ったりしていました。
ランニングしたり、マスク越しに発声したりね、蚊に刺されながら(笑)
「何やってんの?」
「恥ずかしいからやめて」
「近所に迷惑だよ」
一般的にみたらそうだわよね。家人からしたら至極当然に出てきた言葉でしたが、言われるたびに、行く場所がない気持ちが増幅されていました。
しかし、どうしたこうした。
びっくりです。( ゚д゚)
実は先週、稽古時間を間違えてまるまる6時間家を空けてしまいました。
さらに土砂降りの中スーパーにも行けず濡れ鼠になって家に帰ると、家人が、風呂掃除を。
雨だったから、家時間満喫してるなっと思ったら、「風呂入んないの?」ですって!
半「え、入るけど」
家「沸かしたんだけど」
半「楽しむためでしょ?私,シャワーでさっと入るから」
家「体冷えてると思って」
半「え。まさか。まさか?まさかっ????」
家「早く入ってきなよ」
なんだこれーーーーーー?????
リア充か?
これがリア充なのか????
しかもぶっ通し6時間も家を空けてしまったのに、小言ひとつも無し(台本書いてました💦)
あまり突っ込まないでおこう。
言ってしまうとせっかくの良い気持ちが消えてしまうかもしれない。半は食事はさっと済ませてお風呂を堪能。
いつもは子連れでぬるめのお湯だったり、順番待ちがいるので急ぎ足なんですが、久しぶりに、家でゆーーっくりちゃぽん。
なんだ?
私、今日誕生日か??
違う違う。
今だに家人の進化に戸惑いが隠せない(笑)
部屋も掃除してある。なんだったら茶碗も洗ってる。
なんだこれ????
その夜、夢を見ました。
私は幽霊を助けるんです。
その方は、意地悪な店員で、普通のお客さんに悪い事をしていました。レジに出なかったり態度が悪かったり。私は話を聞いてさとし励ましました。
また別のところで、別の幽霊さんに会いました。汚物まみれで、荒んだ心の持ち主でした。
また話を聞いて汚物をきれいにしました。
全てが、美しくなったわけでありませんでした。でも、その幽霊さんはそこからスッといなくなりました。
私は、よかったぁ、と思いました。
その建物から出てふと見ると、最初の幽霊さんがいたので、声をかけました。が、全く相手にされません。
なんだよ、と拗ねていると、そばにいた人が私を抱きしめて言いました。
「仕方ないよ、もう3年も経っているんだから」
ふと下を見ると私の足は、幽霊のようにぼやけて先がありません。
戸惑っていると
「いいんだよ、いいんだよ」とさらに強く抱きしめられました。その方は、一言で言えば醜男です。喋り方も少し変で、でも一生懸命私に伝えようとしてくれています。
「俺、こんなんだけど。こんなんだけど、そばにいるから」
「一緒に汚いもの片付けたりくらいしかできないけど、いるから」
私より、その男の人の方が泣いていました。
最初からこの人はいたのです。思い返せば確かにすぐ近くに気配を感じていました。
話を聞いてあげていたのも、応援していたのも、汚物をきれいにしてくれたのも、私では無くこの人?
足元を見るとやはり足はありません。
私は何もできない?
私の願いのために、私の代わりにしてくれていた?
「三年」
私が、私自身が、幽霊だったの?
その人は「いいんだ、いいんだ」と繰り返しました。
私は、もしかしたらわかっていた?のかもしれません。人助けをしているつもりが何もできなくて。見兼ねたこの人が私に変わり、私が願ったことをしてくれていた。
無力な自分。
寄り添ってくれていた人。
そこで一気に気持ちが溢れました。
と、こんな夢でした。
すみません、少し脚色しています(笑)
でも、なんだか浄化された気持ちでした。
目が覚めた直後、夢の中の事を振り返っていました。
だれだったんだろう?
なんであんな夢?
それと昨日の家人の行動も。
すると、ポンと合致しました。
あの幽霊の私は、私が殺した気持ちだったのかも。
芝居をやるって、時間も体力も必要で、一般的な趣味とは違って、しかも子育て中にやるって普通考えづらいですよね。
家人にはアマチュア芝居なんて、理解し難いでしょう。
やっても、やっても認めてもらえない気持ち。
仕方ないって思っていました。
私自身の喜びのためなのだから。
家人にはなるだけ迷惑をかけず、やることはやりつつ自分の権利は主張しよう、そう思うようになっていました。
家人にはメリットよりも育児担当をしないといけない負荷の方が強いし、何より嫁がこんなことをやっているとは、大きく言いにくいでしょうし。私自身も説明しづらい趣味です。
でも、何年も続けていくと、変わるんだなって思いました。
変わってくれようとしてくれていたのは理解していました。
でも、こんなに手厚くしてくれる日が来るなんて。
今は私が稽古でいない時間、娘達を見てくれています。
劇ストを始めてから、私は日曜の時間、芝居が第一優先になりました。
時々ね,子供たちお熱出したり心配になる事もあります。私も体調良くない時もあります。
でも、行くものなんだと思っています。
そうでもしなけりゃ、振り返って自分の時間なんて作ることはできません。
行かなきゃとか、やるべき、とかでは無くて、自然に行くものなんだって解釈です。ご飯を食べたり寝たりするのと一緒。
すると、家族間でもその空気は流れているようです。
他方でもこれが功を奏しています。
下の子は特に家人との時間が増えました。
まだ小さなレディはパパさんの扱いがとっても上手(笑)
おねだりと、ありがとうのご褒美、つまり感謝の言葉と笑顔を上手く使い分けられています。
下のお子は、家人を信頼しているのがよく分かります。
それに影響されてか、上のお子も家人と普通にスキンシップがあります。
娘たちにとっても父という存在を確立しているのです。
育児方針としても良い傾向です。私の育児は、「やる時やらねば」ですが、家人は違います。「やりたくないなら、やりたくなれば」です。
子育てに正解はない、と言いますが、時々凄いなと思う事もあります。子供とは言え、人をやる気にさせるのは手間も根気も必要です。いや子供だからこそなおのこと大変です。それを付き合ってあげられるのは、私の思考では出来ない手段だから。
そして何より、良いことがあります、
私に余裕ができました。
心の余裕です。
やらねば思考が強いので、手が回らない時はイライラしてしまう事も多いです。
親の余裕って子供にも伝わります。
私も家で笑う時間が増えました。
これって、とっても良いサイクルですよね!
私がこうしてなったのは、時代の流れの後押しと団員と家人の気遣いのおかげです。
そして主張しますが、私が行動すると決めたからです(笑)
「芝居、やるから」
数年前、私は突如家人に宣言しました。
本当に、それから少しずつ歯車が動き始めました。
早い車輪ではありませんが、着実に車輪は回り続けていました。
もちろんこれはまだ通過点です。
私は、自分達のお子らをしっかり育て上げたい。なんだったら孫育てもお手伝いしたい(笑)
そして、劇団を育て、団員たちに安心して芝居ができる土壌を育てたいのです。
やりたいことに対して、私自身だけじゃ足りないと思っています。
またまた宣伝になってしまいますが、もしお近くで芝居や舞台にご興味があれば、劇ストに遊びに来てください。
そして、気に入っていただからばお力をお貸しください。
アマチュアでも、芝居の楽しさやその必要性を伝えたいです。
普段、家人のことはあまり描かないようにと思っています。しかし今回のことは、芝居をやっていた人ややりたいと思っている方にも伝えたかったのです。
ブログはいい。
どんなには慣れていても届けることが出来ます。
近場の方にも
遠方の方にも
芝居を継続する事は、可能です。
無い無いからのスタートですが、
やり続ければきっとどこかに辿り続けます。
肝心なのは、やりたいところを、ちゃんと見ることができるどうか。行こうとするかどうか。
熱弁ですね(笑)
いつものこと。
では,引き続き台本書きに戻ります!!
脚本家モード、スイッチオン!!