こんにちわdbd半です。
皆様お元気ですか?
半も元気です。
せて、昨日友人が出演する舞台を見てきました。
アミュゼ柏で行われたシャッフルシアターです。
柏界隈の演劇人が、劇団の垣根を超えて、メンバーをシャッフルシャッフル。
今までと違った魅力を発見できる作品群です。
構成として1チーム一回公演。
1ステ3チームのようです。
千秋楽に行きましたが、半は時間の都合で2本だけになりました。ま、そりゃ仕方ありません。
で、今回の面白いところは、スクエア型の舞台セットだったことです。
チラシには360度ステージと、書かれていますね。
360度だー!!!#シャッフルシアター pic.twitter.com/tsBqzgVo0H
— カズキ@演劇ギルドわむ!! (@kazuki_wam) 2019年8月24日
スクエア型つまり四角型のセンター舞台です。
観客はその周りをぐるりと囲み席に着きます。
私も過去に1・2回しか見たことがないたまにしかない舞台の作り方です。
プロレス・土俵を想像して抱くと、舞台と客席のイメージが付きやすいと思います。
見る側にとってはいろんな角度から楽しめるメリットがある半分見たいシーンの一番おいしいところを見られないデメリットも共存しています。
何より、作る側は、通常で作る以上に気配りを強いられます。
私は実際やったことが無いのですが、想像するに下記のことが考えらます。
①デハケ
出たり入ったりがむき出しになります。
1面で見る舞台であれば袖があります。
スクエア型・中央型に舞台セットがある場合、物のデハケ、人のデハケは工夫せざるを得ません。
場合によれば、とても見苦しくなってしまいます。
②立ち位置
一面からの視点だけではなく、複数の視点を考慮する必要があります。
決め台詞などここぞとの見せ場の時は、やはりお客さんに見てもらいたいし私だったら必ず見たいです。
ですが、4面舞台の場合、必ず見えない客席が存在することを忘れてはなりません。
その場合、どのようにフォローするかは重要では無いでしょうか?
そして、カブリです。
人と人が被っていると当然ながら後ろの人は見えません。
演出が客観的に見てわかれば指摘できますが、360度となると、役者同士での気配りや視界の広さが試されます。
③照明・音響演出の制限
一番困るのは照明さんではないでしょうか?
バトン(照明をつる天井にある棒)が思うところにないのに、明かりを求められるかもしれません。
必然と暗さが増します。
音響さんもスピーカーを4っつセットできればいいですが、どうしても客席により良いところそうではないところが出てしまうでしょう。
④小道具・舞台美術
舞台上が丸見えになるため、裏方さんがこっそり道具を引っ込めるなどが出来ません。
場転の際には、無いはずのものがあってはいけないため、役者間で上手くやることが求められるでしょう。
⑤客席同士丸見え
忘れてはならないのがこれです。
人の頭の後ろはさほど気になりませんが、顔や目線があるものは、思った以上に見てしまいます。
お客さん同士が対面する形になる時は、中央の舞台にどれだけ集中してもらえるか、導入が肝心です。
白けてしまえばお客さんの表情や笑い声まで逆に気になってしまいます。
と、ざっと難関部分を挙げましたが、上記の内容でも時折見かけるのは、やはり面白いからだと思います。
私も、やってみたい舞台の形ではあります。
むずかしければ難しいほど、アイデア勝負ですから、そういったことにチャレンジできる環境は羨ましいくらいです。
私の場合、会場の設定からインスピレーションするものを形にするのが好きなので、もし、スクエアの舞台でやりますとなれば、上記のことを踏まえて演出を考えたいです。
今回2作品しか見ることが出来なかったので他の団体さんと被っているかもしれませんが、例えば、街頭演説やスクランブル交差点なんかをオープニングに持ってきたいですね。
不特定多数に呼びかける設定としてはもってこいです。
あぁ、あと雨の設定もいいですね。暗めの照明には暗めのシーンとして雨音が強調されます。四方からレインコートを来て傘をさして怪しさ満点で客席からセンター舞台に乗り込みたいです。
で、どんどんセンターに立つ役者を追い込む(笑)
あと水中や地中なんかも想像を掻き立てられ、スクエア型ならではの面白さを引き出せるのではないかなと思います。何があるかわからない感が客席と舞台にあれば面白そうです。
あ、そういえばスクエア舞台というと四角ですが、センターに舞台をセットした形は、他にも見たことがありました。
「おかあさんといっしょ ファミリーコンサート inさいたまスーパーアリーナ」もそうでしたし
ディズニーシーにある「マーメイドシアター」も面白い舞台の組み方です。
「マーメイドシアター」は最初に見たときは感動でしたね。なんと、舞台は空中。客席は扇形になっていて、みんな上を見ながら泳いでいるアリエルやお姉さま方とのお歌などを楽しめるのです。
センターの舞台というのは、なかなか難しいところもありますが、楽しみがいがあるうえ、あっと驚くようなこともできます。舞台のこうじゃないといけないという固定観念を、大きく覆してくれるものだと思うので、やはりまたいつか見てみたいですね
それこそ、芝居の醍醐味だと思うからです。
さて、今回拝見した作品は二作品ともとても上手に舞台を使っていました。
私の連れのお子ちゃまも笑っていて、大人も子供も楽しめる作品だったと思います。
内容は二つともコメディだったのも良かったです。
大きな舞台で見れない小ネタが沢山あり小劇場ならではの親近感が沢山ありました。
今回の劇団さんは昨年のカシゲキで見させてもらったことのある演出さん達でしたが、出演メンバーは違えど二つとも両方の味があって、カシゲキは20分の待ち時間に対し、今回40分の待ち時間をじっくり楽しませてもらいました。
私は芝居にはまって、何年も立ちますので、いろんなパターンを見ました。
もちろんまだ見たことのない舞台もたくさんありますが、私以上に足を運んだ回数が少ない方は、私以上に興味深かったと思います。
そんな方々が今後増えることを思えば、いろんなパターンを上演し、作品を世に出す、と言うことはどれだけ意義があるでしょう。
どんな形でも、見てもらうところまで、持っていけるかどうか、それはとても大きいです。
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