どうもdbd 半です。
一つ残念なお知らせです。
前年度から、プロデュース作品として取り掛かるつもりだった作品をお蔵入りにすることを決定しました。
初めてのプロデュース作品。初めてのdbdとして他の役者を立てての作品にする予定でした。
昨年度からご覧いただいている方は、なんとなくそんなの書いていたかな・・と覚えていらっしゃるかもしれません。
良いように言えばタイミング。
でも、本当のところ、私の実現力の力量不足です。
何かを作り上げるとき、それは大変な熱量を要します。
昨年の私は作品に対してその熱量を持ち合わせいました。
しかし、時期をおき、改めて取り掛かろうとしたとき、己の胸の中で昨年との温度差を感じずにはいられませんでした。足踏みしてしまうのです。
作品作りをするとき、私は””大好き""をたくさん閉じ込めます。
こんなのも良いな。あんなのも素敵だな。こんな事したら、面白いかも。
考えているときは、止まらないものです。
もちろんそれは、実行できる範囲を想定しての事なのですが、どんなことにも想定外があるものです。それでも作品として産み落としてやる、そんな気概がなければ、迷いが産まれ、頓挫することは免れません。
やればやるほどその痛みはひどくなります。関係者が増えれば増えるほど、その方々への負担も大きくなります。
やり始める前に、具体的に何が・・というのは、ここでは言い尽くせません。
ずっと考えいていたことですが、ぼんやりと、ですがハッキリと次に動くためのGOが出ませんでした。
それでも、お声をかけさせてもらったお二人には本当に申し訳ない気持ちがいっぱいです。まだ具体的に動き出す前だったとは言え、快諾してくださっていたのですから。
私は有限不実行をしてしまいました。
今回、dbdを立ち上げてから、強く強く反省する有言不実行は2回目です。
人を巻き込んだ上に、つぎに進めなかったのです。
決めた事を貫くというのはとても難しいことだと思います。
特に自分以外の人との関わりは、自分の思うようにならないことがほとんどです。
それだけ柔軟に考えられるか。どれだけ受け入れられるか。どれだけ、芯を折れずにいられるか。
会社などの金銭のメリットがある組織ではないだけに、心のメリットをどれだけ感じてもらえるかは主催によるところです。
私が目指す作品作りは、わがままですが、関係者もみんな楽しんでほしいと思ってしまいます。
人とかかわるのは難しいです。
ですが、そのうえで出来上がった作品は一人でやるもの以上の喜びがあります。制作途中の楽しさを分かち合えることは、舞台制作の醍醐味です。人とかかわるからこそ、右往左往する事も沢山ありますが、そこでしか得られる喜びがあります。
今回、お蔵入りすることになってしまい非常に不甲斐ないばかりですが、今はそんな時期なのだと思います。
どんな事にも、良い波、そうではない波があります。
どうとらえるかはその人次第ですが、出来なかった事を出来たと自分に嘘をつくわけにはいきません。結果は結果です。
私はこれからも先、有言不実行をしてしまうかもしれません。
それは信用を崩していくことです。
もちろんやろうとしてそうなる訳ではありません。
今回の事は、やはり私の実現力の無さにつきます
ですが次回チャンスがああれば、私はチャレンジするでしょう。
他の人にご迷惑をまたかけてしまうかもしれません。
そのたびに、反省したり悔しがったりすることでしょう。
でも、それでも何度でもチャレンジする甲斐が、あるものだと思います。
お二人には申し訳ないばかりですが、最後に応援の一言を頂きました。
こんな事を言っていただけるなんて、私は人に恵まれていると思います。
失敗に飲まれ絶対できないと蓋をせず、機会があればプロデュース作品として『なにか』を届けていきたいと思います。
私が完全に諦めなければ、きっといつか出来ると信じたいと思います。