こんばんはdbd半です。
一週間、良いことと残念な事、楽しいこと、困ったことが、ぐるぐる回ってきていました。
もうここで書ききれないっ笑
何というか、今回はやはり一番良かった事を書きたいと思います。
昨年末、私は自分の話を一つコンクールに出していました。
書き物のコンクールなるものに出すのはこれが初めてです。長いものは書けないので、苦なく書けるような短いお話。
募集内容と制作趣旨、タイミングがあった事、とにかくその時は、私の知らない人に自作のものを見てもらいたいと言う波が来ていました。
どんな形でも人に自分の作品を見てもらうのは慣れていなくて、出す際はとてもドキドキしていました。
リピ読者様はご存知だと思いますが、芝居以外の作品を書くのも私にとっては演劇活動の一環です。いろんな集大成が芝居に繋がるからです。
結果、みごと落選。
流石にそんな生易しいことはありません。
当然の結果です。
学んだテクニックもなく、ストーリーとしては驚くほどシンプルで、大きな流れはありませんでした。
ただ、私の得意な分野を発揮した内容でした。
それは、ユーザーのことを考えること。
本で言えば読者様、芝居で言えば観劇してくれるお客様です。
そして、設定を考えることです。
今回であれば、読み手の方はどんな人でどんな時に、どんなふうに読んでもらえるだろう?というのを具体的に設定して書いたものでした。
月曜日、封書が手元に届きました。
「落選はしたものの高い評価だった応募者様に連絡させていただいております。
良ければ次の書籍化として、確定ではありませんが、再検討を、、」というお話でした。
昨日お電話の上、担当の方と内容を確認し、結果今回は辞退させて頂くことになりましたが、私は嬉しくて嬉しくて。
知り合いという贔屓目や、誰が書いたというレッテルのない中で、たくさんある作品の中の一つとしてきちんと評価をしてくださった方がいた事や、物語の中で私のやろうとしている事にご興味を抱いてもらった事、そして、それを電話越しとは言え、生の声として聞かせてもらった事、その事自体が嬉しくて嬉しくて、条件としては合いませんでしたが、今の段階ではそれだけで嬉しい結果だったのです。
「自分のやろうとしている事は間違いじゃない。今は芽が出なくても、みてもらえてる人にきっと届く。やりたい事をやってみればいいんだ。」そんな風に肩を押してもらった気がしました。
そして、嬉しいと思ったその後に、さらなる発見をしてしまったのです。
私は芝居をやってるから、評価をもらえたんだ!
という実感です。(笑)
私はほぼ1人の活動だったからこそ、台本を書くことやチラシデザインに興味を持って、チャレンジするようになりました。
今回だって、お芝居の制作の途中経過です。
どうしたら読み手が楽しくなるかしら?は、いつも念頭にあります。
今回読み手を想定して書かれているところ、絵をイメージして描かれていた事、言葉のリズム感が、お話の中に出ていて評価に繋がったそうです。それは芝居を作る時にすべて自分の中にある事でした。
芝居はたくさんのジャンルがある上に、各ポジションの方は好きなジャンルに思う存分能力を発揮できます。出来る人が集まってさらにクリエイティブしちゃうんですから、芸術力の基礎はしっかりしていきますよね。
でも、逆の事も言えるんです。
素人でも芝居の中で身についた事は、他のことにだってきっと役に立つ!
空間把握だったりフォーカスだったり、言葉の引用だったり、リズム感だったり、コミュ能力だったり、もうやろうと思えばいくらでもです。総合芸術だからこそ、全体やもしくは一点が、他ではできなかっことも磨かれていきます。
何が言いたいかと言うと、これは今までの逆なんじゃないかって思うんです。
私たちは事あるごとに、人を集めます。
本番に向けて、音響経験者、照明経験者、舞台美術、広報担当者、裏方全般をまとめる制作能力、コミュスキルその他諸々。
でもね、芝居で培われる物もたくさんあるんだ!
経験者をメンバーにするんじゃない。
経験する事で、経験者を輩出していくんだ。
他のことで得られる経験もあるだろう。でも芝居はやろうと思えばどんな事も経験できる〈場所〉なんです。関心が強ければ強いほど、色々なジャンルにおいて自然と創意工夫がされて自分磨きをしたくなります。こうした経験が他で生かせられない訳がない。
そして、皆んなは不思議に思うんです。
「何かやってたんですか?」
「いつから出来るようになったんですか?」
それは、何を意味するか。
芝居が原点であると言う事で、演劇の価値を世間に打ち出せるんじゃないでしょうか?
能力を評価された方が、原点は芝居でした、と言うと、どうでしょうか?
演劇人→従来の暗くて変わった人たちがいる集団のイメージは、ガラリと変わるんじゃないでしょうか?
そうつまり、演劇以外で評価をされると言う事は、ベースになった芝居に他の人にも目を向けるきっかけになるんです。
すると演劇人口または舞台に足を運ぶお客さんが自然と増えるわけです。身内では無く、付き合いでも無く、自然と見てみたいと思ってくださるお客さんの増加です。
低迷気味である演劇の世界は必ずv字する。
芝居の波は必ずまたやってくる、半はそんな予感がしてざわついたのです。
でも、これには先駆けが必要です。
私自身がそう慣れたら良かったのですが、残念ながら辞退してしまいました。
辞退しないで済むくらい、引く手数多になるくらいもっとスキルと感性をを磨きたい!
そう思いました。
皆さん、もしお芝居をしている方で、芝居をやってたから良かったという経験があれば、是非口にして言ってみてください。
すぐに反応が起こるとは思いませんが、きっとその波が来ると半は信じています。
dbd hans collectionの一つのテーマは
芝居好きになる人の増加です。
普段の生活の中で、「私芝居やってるんです」と言うには私もハードルがあります。
でも創作活動の一環なら、どんどん打ち出したいと思いました。
写真でも、音楽でも、ダンスでも、なんでもうですよね。
芝居をやりたい。カッコよく見せたい。高揚感を味わいたい。皆んなと仲良く喋りたい。
どんな事も、繋がってるんだ。
半も、芝居なんだけど芝居のカテゴリーに囚われず、他の事にも興味を持って、チャレンジしていきます^_^
自分の中の何かを信じて。