dbd-hans-collection101のブログ

さぁ、世界をつくろう。 人生には刺激が必要だ。 dbd-hans-collection略してdbdの半のブログ。ほぼ一人で立案から創作完了まで行う芝居何でも屋。そんな芝居人、半が感じたアレコレを書き綴って参ります。

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役者 半

こんにちは dbd半です。
昨日は朗読劇「たくさんのお月さま」公開お知らせブログを書かせていただきましたが、
今日は役者の話です。
まだ見ていらっしゃらない方、たくさんいらっしゃると思います。ww
昨日の今日だしね。お立ち寄りのついでに、是非、昨日の記事も見てみてください(^^)
記事内に動画リンク貼らせていただいております。



さて、ころころお話が変わって申し訳ありません。
日々アンテナを張って、これイイナと思うものをブログらしく記録すること、そしてぜひ皆さんにも共有したいと思っております。

というわけで、今日は久しぶりに役者のお話。
役者の皆様、体、鍛えていますか?

本業でもないし、私も趣味の範囲だし、他にもやりたいこと盛りだくさんのため、日々の鍛練は疎かになりがちです。
前にやった稽古で片足立ちした時にどうしても足が震えるようなことがありました。今日ラジオ体操中にふと思い出し、体幹鍛えられてないぁと思って、またパソコンでカチカチ調べておりました。


その中でもハッとするものがありましたのでご紹介させていただきます。
ハッというのは、「よだかの星の考察」ブログでお話しさせていただきました。
なんか良い!ぐっとくる!その瞬間に感じる"ハッ"とする何かです。


こちらはバレエの先生が書かれているブログのようです。

足が 波に揺れる船のように左右に大きく揺らいでいるのです
そして上にある身体全体を支えようとがんばっています
それでもバランスはとれるのですが 不安定感がありますよね
様子を見ながら なんとな~く口をついて出た言葉は
「足裏じゃなく 足首でもバランスがとれるよ」でした
「首が楽で頭が動ける」をお願いしながら
くるぶしのあたりでバランスをとれることを思ってもらうと
あら不思議・・・☆
足裏のグラグラがなくなりました!


だそうです。

なるほど、体のことを考えると重心がかかる部分というのは足の裏の前に全て足首を通過します。
足の裏の表面ばかりに気を取られていると、いつまでもぐらつきが取れないというのまさしく道理ですね。

足裏でバランスをとろうとすると
指が床をつかもうとして足裏全体が緊張してしまうのと
足首も力が入って動きにくくなるのかなって思います。


と、このように綴られています。
あとは実戦したりイメトレですね。
半も仕事の合間に実践してみましたが、少し難しかったです。
でも、繰り返しやっていこうかな(^_^)


さて、この先生、このほかにも素敵な記事をアップされていました。

中でも、お芝居のジャンルに通じることをお話しされているなと思わずクリックしちゃったのがこちら


先生は「できる限り」って言っても
生徒は「できる以上に」やろうとします
だって できる範囲でやってると
「もっと」って言われちゃうから
だから必死でがんばりすぎます

もう少し生徒の身体に寄り添って
ゆっくりと身体をつくっていってほしいです
これでは身体を壊します

踊ることの楽しさを味わってもらう

大人バレエは まずそこからって思うのです
「楽しい♪」って思って踊れば
身体はもっと動きやすいし
もっと上手になりたい!って思うから

「バレエはこういうもの」
という固定観念にとらわれて
大事なことを忘れないでほしいなぁ


先日演劇仲間のトークにも似たような会話がありました。

「台本とかセリフに縛られてやる演技ほど、面白くないものはない。どうやったら、そういった型をはめずにやれるのか?」

役者というのは滑稽な生き物で、
虚構の中で呼吸をしなければなりません。
嘘のキャラクター、嘘の過去、嘘の設定です。
すべて虚構です。
けれども、その中で息遣いを感じない<作られた>役はまったく面白くないのです。
見てるこっちがはずかしいというか、やっちゃったなぁ〜というか。

つまり、どれだけ美味しそうな料理も、本当に<味>が美味しくなければ、お客様は、楽しめない、そういう事なんです。

キャラクターという器から入った演技はそれと同様、味がカスカスで見るに堪えません。
心ができていない役はどんな個性を持ったキャラクターをやってもつまらないのです。
呼吸をしない、会話ができていない、それはどんな人にも見えてしまします。
演技の経験をしている人に限らず、見た人には必ず伝わるのです。

これは始められたばかりの方だけではなく、特にテクニックを覚えた経験者の人が陥りやすいパターンです。
半も昔、心の入っていない役のまま本番を迎えたことがあります。というか、半々くらいでそうだったんじゃないかなぁ。

役者は心を扱う生き物です。


器は後からついてきます。
心の揺れ方を表現するからお客さんの心にも波紋を呼ぶのです。
頑なな心。むき出しになる心。掛け合い相手や設定の中で変化する心。決断する心。
役者は決してそのことを忘れてはいけません。
そして、演出は器を強要しないよう気をつけなければなりません。
器はやはり器なのです。

こちらの先生の中にもう一つ面白い記事を見つけました。

バレエの先生ですが、ホルン奏者の音楽家のブログについて書かれていました。

本番の緊張に負けてしまう危険が高い練習のやり方とは?

本番直前まで、「欠点を直す」「できないことを減らす」のが練習や準備だと思って一生懸命そういう作業をやっていたのに、本番になると突然、音楽を演奏することが求められます。
音楽の演奏は、欠点を直すとか、できないことを減らすとか、ダメな自分を克服するとかそういうことは一切関係ありません。
音楽は創造行為・表現行為です

 


うぁ~、心当たりある(><)
出来ないことを頑張るあまり、できないことを克服するのが目的になってしまう。

バレエでも音楽でも演劇(芝居)でも、通じるものは同じですね。

つまり、目的のための手段を講じ、その手段のために目的を二の次にしてしまう。

無我夢中に何かに取り組んだとき、みなさんにも心当たり、あるのではないでしょうか?

 


正直に言うと、役者は心を扱う生き物だけに、私のような不安定な人間には不可が大きかったんです。
好きなものだからこそ、一生懸命にやりたくて、でも一生懸命にやればやるほど周りとの距離が大きくなって。
いつの間にか、器だけになって、ぽつんと一人になった。そんな本番なんて、とてもつまらなかった。中身のない、つまらない役をやってしまった。愛してやまない舞台を自分で汚した。
あぁ、書きながら気づいてしまいました。告白します。私は今も、あの当時の自分に、自責の念を持っています。


このバジルさんの言葉はとても大きい。

【練習は、純粋にしたいからするもの】
さてここで、わたしのからの提案は、
『練習をすべて、「〜したい」からする作業にしてみませんか?』
具体的にはこういうことです:
「この曲の、ここが聴いていて感動するから、自分もぜひ演奏したい。だから、その曲を演奏する。」
「この作品に込められている、こういう意味やメッセージに深く共感するから、自分もぜひそれを伝えたい。だから、その曲を演奏する。」
「こういう音を奏でたいから、この音階練習でその音を出そうとしてみる」
「こういうテクニックを使って表現したいから、その練習をする」
(略)

「〜が演奏したいけれど、現状技術が足りないから、それを直すために基礎練習をする」
というような発想とは異なるのが分かりますか?

楽器を使って、音楽を使って「やりたいこと」がある。
楽器の音、音楽が自分とって「大切なもの」である。
だから、演奏する。


演奏に取り組みチャレンジしていくうちに、だんだんうまくなっていく。その結果が「練習」なのです。


すべて、やりたいことや奏でたい音に向かって一歩一歩進む作業なのです

 

※アンダーラインは、半の気になることとしてつけさせていただきました。

演劇を始めた役者さん
演劇経験者の皆さん

技術や役というのは、心が出来上がってからですよね?

今、良い感じですか?

私の心は弱いです。
今はときどきの役者でしかありませんが、心を扱う準備ができているか今でも不安です。

ちゃんと向き合えているのか?
セリフは音ではなく会話になっているか?
呼吸はできているか?
相手の心と響きあっているか?
そして、それらを楽しめているか?


「やりたくてやる」演奏過程が、結果として「練習」になっているようにでるのです。


半は、今はまだあるのかないのかわからないような下手くそなテクニックに走りがちです。
そして、作品へのこだわりの為、ちょいちょい自分で自分を追い込みがちです。


私の心が、もっと素直に、もっと自由に解放されるように・・なりたい・・。


それは、とても勇気のいることです。
 


役者にだって、見せたくない部分はあります。
役者にだって、怖いものはたくさんあります。
役者にだって、逃げたくなることはあります。

 

 


それを解放して

 

 


「やりたくてやってるんだ~~!!」

と天井を突き抜けるような叫びで役者をやりたいです。

 

 




・ ・ ・。

 

 

でもそうなると自分でもどうなるか分からないですねww
その時はさすがに裏方はできないかもなww
役者オンリーでないと、何がどうなるやらσ^_^;

 

 

まぁ、まだ時間は有ります。
私の人生時計はまだ半分くらいでしょうから、
私の演劇人生2ndはまだ始まったばかりです。