dbd-hans-collection101のブログ

さぁ、世界をつくろう。 人生には刺激が必要だ。 dbd-hans-collection略してdbdの半のブログ。ほぼ一人で立案から創作完了まで行う芝居何でも屋。そんな芝居人、半が感じたアレコレを書き綴って参ります。

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わたしまけましたわ〜台本のあれこれ〜

舞台人にとって、台本は神様である。

台本が面白ければ八割成功。既成台本(すでに出来上がっている台本)然り、オリジナル台本然り。

どうもdbd半です。

 

わたしが学生時分に誰かがそう言っていて酷く納得した覚えがあります。

実際に、私が見た中でアマチュアというか素人さんの演劇でも脚本がしっかりしているものは大抵面白いです。
逆にどれだけ素晴らしい演者やスタッフがいても脚本がつまらなければ、相当苦戦を強いられるでしょう。というかほぼおもしろくないです。

 ※半は、台本、脚本、同意義語として使っています。厳密にいうと違いがありそうですがここでは割愛致します。

 

 

今回は帰省中、芝居仲間と会う約束をしたのですが勢いで作品を作りませんか?と提案しました。←久しぶりなのに無茶振り(笑)

 

その時会う約束をしていたのは、名乃さんとイクラちゃんです。二人とも現役でお芝居を続けていて動画アップもしていてdbd立ち上げに遠隔で協力してもらった関西の芝居仲間です。

二人はそれぞれ脚本家でも有りそれぞれ別の主催でも有ります。

 

とれた時間は一日でしたが、簡単なものであれば単純に何か一本物を作成できると思っていました。そして生半可な私より名乃さんに脚本を書いてもらう方が良いものができそうだし、まずはこんなのどう?と簡単なアイデアだけ提案していました。

 

ま、実際にやろうとすると撮影場所の問題、明かりの問題、小道具の問題、などなど。

ちょっと無理くりすぎました。

前に2時間ほどで収録できた作品があり

なんかできるだろうっと軽いノリだったのと、わたしの制作意欲が止まらなかったことが原因です。

猛省です。

私の悪い所です。勢いで突っ走る。

ふたを開けると穴だらけ↓↓

 

ま、勢いないと突っ走れないし、頭打ちしないと何をやったら良いか分からないから、私自身はいいのです。ですが、今回の二人や今まで出会っている人にもご迷惑をかけている事は容易に想像でき、反省するところが多々あるわけです。

 

ですが、それとは別に二人といた時間はやっぱり楽しくって。すごいなぁと思う事があり大変濃厚な時間を過ごせました。

その中で一番感じるのが、台本力です。

 

わたしは脚本家では有りません。でも伝えることをしたいわけで、わたし自身が気に入りそれを具現化できるものというと既成台本ではとても難しいのです。そこで今まで何本か書きました。動画としてアップした私が書いたものは一本しかありませんが、お蔵入りしたもの、挫折したもの、構想だけのもの、途中で飽きたもの。実は何本かあるのです。σ^_^;

 

けれども自分の作品というのは致命的な問題があります。

 

わたしが、面白くないのです。(*´Д`*)

 

主観が強過ぎて、言葉遣いが上手くないあまりに間や頷きでごまかしたり、その頷き方を考えている間に飽きたりするのです。_| ̄|○

 ※間、というのは<あいだ>ではなく<ま>です。

舞台用語になるかもしれませんが、何も言わない時間の流れを<ま>と言います。字で書かれた「・・・」もそうですし、「間をとって」とか、「変な間がある」という使い方をしたりします。^ - ^

 

何言ってるかよく分からないですよねσ^_^;

 

ま、要は文字に起こす時に苦痛になるのです。。。

書いてるあいだに乗ってきて書き進めるのですが、途中で間<ま>や空気があって、それを考えて文字化して手打ちしていく段階で次の感情に移っていたりして、だんだん書くのに脱力していき、だったらその場の雰囲気で感じた間でいいじゃないか、となるのです。

そして、実際にやってみようとすると、すごい集中力がない限りとても中身のないつまらない間<ま>や空気になるパターンです。なんだか鮮度が失われた食べ物みたいに、カスカスな感じ。

 

こういう書き方をしているので、読み返して分かるその間や空気を理解できるのは私だけです。

台本はある程度の自由がなければいけません。

イメージが伝わり、演者が言いたくなるセリフが要所にあり、そして表現の自由があるものです。

台本自体に主観がありすぎては二つ目以降の役は生きて来ないし、生きていない役はつまらない。台本は誰か一人に肩入れした書き方ではなく平等な客観的な書き方をしていないとおもしろくないと思うのです。でなければ表現の自由、個性の自由が打ち消される。つまり、作る側はおもしろくないのです。

 

 

わたしね、その日、実は台本持って行ってたんです。

以前に部屋で撮るには尺が合わず顔面がアップになり過ぎて挫折したアレです。

でね、いざやろうとすると、、、

 

 

はずい・・(*´Д`*)

※恥ずかしいの意。関西弁?

 

だいぶね、こういう型枠は外れてきたと思うのですよ。役者の練習だった恥ずかしながら青空稽古するくらいですから。できると思ったし、だからこそ持って行ったんだし。

 

 私の本読みの前に名乃さんの台本を読んだのですが、半には珍しくエロギャグネタやモノマネ?ネタまがいのことまでやってたんですよ。

昔の半なら恥じらい・・もとい、型枠から一歩前には出られない部分だったんですがなんかそういうのも、もういいヤァみたいでね。

やればやるほど、なんかできるわ〜おもしろ〜、なんでもやるよぉ〜くらい思ってノリノリやったんですよ。

 

なのに、、自分の台本出そうとしたら、大したことないのに、急に恥ずかしくって。。モジモジ。モジモジ。

 

乙女かっ!?

 

自分でもビックリするくらいモジモジしてしまいました。

 

羞恥心・・

 

 

ああ、私にもまだこんなものが、、。

急に、急に出せなくなったんです。

私が持っていったのは一人芝居です。

 

先にも述べた通りわたしの台本は他の人には大変わかりづらい台本です。

私が頭の中で構成したものなので、私が演じないと誰にもできないわけで、作品として形になりません。一人芝居なのは、わたしがピンでも出来ることを想定して作った台本であり、主観的な書き方が唯一許されるのが、一人芝居だからです。

 

名乃さんの計らいで、今回はなんと防音の施設をお借りしておりました。部屋自体は薄暗く何もないお部屋でしたが、それも想定して持っていった台本でした。撮るなら間違いなく絶好のチャンスでした。

 

なのに、一歩踏み出せない。

 

まるで中学生の頃の日記を見られるかのように、私は自分の作品を提示することができませんでした。

 

 

一方、イクラちゃんは、少し前まで来れるかどうかも分からなくて、失礼ながら作品作りする予定としか言ってなかったんです。もちろん当日何するか中身は一切言ってなくって。それなのに当日皆で読みをしていたら「私の作品も出していいですか」って、自分の台本USBで持ち歩いていたんです。過去に上演されたショートの作品だそうですが、読ませてもらうとまたその脚本が個性溢れてる二人芝居だったんですよね。

 

これが、プロ意識の差、なんでしょうか。

 

いつでも持ち歩いてることにもビックリしたし、私が言うのもなんですが前に(かれこれ10年前に)絡んでやらせてもらった時よりも断然脚本力が上がっていると感じました。

 

 

負けた。

 

自分の心に負けた・・。

 

 

 

そう思いました。

こりゃ修行して出直しやわぁ。

やることはわかっていました。選択肢は一つだけです。

 

書く、書く、書く、

 

きっとそれしか成功法はなくって、今、半が単純にできることはそれだと思いました。

 

 

が、

 

 

それから一週間

なんと言うことでしょう。

一向に手が進みません。

途中構成まで行きますが、やはり飽きます。

考えてみると、手が進まないと言うのは、それもそのはずなんです。

 

先ほど下記のように述べました。

主観が強過ぎて、言葉が上手くないあまりに間や頷きでごまかしたり、その頷き方を考えている間に飽きたりするのです。

 

改めて見てみると、私の書き方って視点が役者なんです。

私はプロットをほとんど書きません。

書くときもあります。気まぐれです。

 

大体は、伝えたい事。できる構成。役の設定。場所の設定。こう言うのを見せたい。言いたい。

それらを決めた後は、「動画用の絵(お客さんから見たら)」だったり、「舞台用の絵(カメラから見たら)」をイメージしながら言いたいセリフを並べてタイピングしていきます。

そうするうちに、上手くいくときは起承転結ができてまとまります。大半は、途中でしっくり来なくなって未完で終わります。

 

気付いたのですが、

これって台本上で即興劇してるようなものです。

設定があって、よぉいスタートで始まり展開を踏まえてセリフを入れていく感じ。

 

しかも視界も役者だから、周りは見えないし掛け合いなんてもってのほかです。だって主人公の目線でしかないのに、もう一つ視界があって同時進行で会話を成立させるなんて、とてもできません。私は役者をやる時はそれしか見えてないんですヽ(´o`;

 

よく主演、演出兼ねて作成する人がいますよね。そんな方曰く、その役目線から全体を見るらしいです。なんて器用なんだ。。

半には到底真似できそうにもありません。

 

わたしは入り込みタイプの演者なのだと思います。一度役にダイブすると周りは一部しか見えません。自分が、話のどの位置や役割を担っているかは分かりますが、それが他の人にまで目はいきません。

 

 

結果、私の書く本はおもしろくない!

そして、

美しくない!

 

事がわかりました。

 感情の起伏が激しく、自由がきかない。

いらない箇所(間や空気、不要なセリフ)が多すぎて中身が薄い本。

まとまりがなく不要な部分ばかり目につく。

まるで処理してもなんの問題もないムダ毛のようです。

私の書いた本はムダ毛だらけの台本です。ボーボーです。

もうムダ毛本です。

 

えーん。なんか言いながら悲しくなってきました。

 

仕方ありません。事実です。 

 

構成の仕方や見せ方、いわゆる演出的な効果などは好きなんです。自分で考えたものでも、これおもしろーいっ思うし話せます。

 

しかしながら脚本は別です。

 

全てを構成し、軸になり、どんなエンドにするのか、世界を作り出すそのもの。それは己の内面を色濃く反映させるものでもあります。

 

誰かが言ったあの言葉が蘇りました。

台本が面白ければ八割成功。

 

台本は世界を作り出す神様なんです。

私は神様になんてなれない!!

 

♩めーがみなーんて なーれないまーま、わーたーしは、いーきーるー。 

あぁ、無性にエヴァの曲が。。

 

しかたないよね。

だったらコツコツやるか、できるひとにお願いするしかε-(´∀`; )

 

台本を書けるって、すごいです。

私が台本力を身につけるのは、大変だということだけ分かりました。σ^_^;

やるしかないですね。

たとえ、ちょっとでも前に進めれば。

 

ボツネタは山ほど増えそうですが(笑)

 

最近デスクワークが多いのですが、今年は役者としてももっと力を付けたいと思っています。

もうすぐ、夏が来ますし、体もシェイプアップしたいですし、練習しとかないと声がすぐに持たなくなります。

 

他にもデザインの勉強をしてオリジナルのチラシも作成しようとしています。

 

動画編集ソフトをいよいよ有料で買って操作を覚えていきたいです。

 

あ、まだたくさんのお月様の編集も終わっていません。(忘れていませんよ)

 

ふむ。いろいろあるとして、何から手をつけようか、考え中です。

 

今回は、台本に関して、半の現状を書かせて頂きました。また機会があれば台本のことについて書きたいと思います。

ひとまず今回の感想を一言書かせて頂きます。

 

わたしまけましたわ

 

 

※回文なのは文章テクのない半のささやかな抵抗です(笑)

 

〜追記〜

半の作品ではありませんが、名乃さんの作品に声だけですが出演させて頂きました。収録して頂いたものは編集後ユーチューブにアップされると思います。

出来上がりましたら告知させて頂きますので、是非ノリノリの半の出演作品、是非ご視聴くださいね!