dbd-hans-collection101のブログ

さぁ、世界をつくろう。 人生には刺激が必要だ。 dbd-hans-collection略してdbdの半のブログ。ほぼ一人で立案から創作完了まで行う芝居何でも屋。そんな芝居人、半が感じたアレコレを書き綴って参ります。

dbdでは感想・ご質問"大募集"!! 少しでもご興味ある方、お気軽にご連絡ください お問合せ<dbd.hanscollection@gmail.com> ツイッターも始めました。 #dbd_han どうぞよろしくお願いします!!

半、dbdのコンセプトに悩む

どもdbd半です。

 

一昨日は夜中に寝付けなくて、遅寝になってしまい日中の仕事が空回りでした。

気晴らしに演劇関係の情報を見ている時だけ目が覚めていましたσ^_^;

 

こういう時は、仕方ありません。

今日から気を取り直し、お仕事も頑張りたいと思います。

 

 

さて、いろいろネットで調べて行くといつもひとつの事を先駆者の方々は教えてくださいます。

 

チラシ、集客、メッセージの伝え方、アプローチ方法。

 

これらに共通しているのは、

「誰に向けて」発信しているのかです。

 

営業的な言い方をするとターゲットを絞り込むこと。

不特定多数にぼやけた内容を伝えるのではなくピンポイントに人物像をイメージしてその人にむけてどのようにうったえられるか、という事です。

 

お客さんにターゲットと言うのは大変失な言い方だと思いますが、企画運営、経営、物作り、マネージメント上で使われる比喩です。誰に向けて、これはとても重要なのです。

 

万人ウケを狙って誰にでも通じるものより、一人の心を打つものとして作品を作る方が、圧倒的に共感しやすいものになり作品としてのクオリティが上がります。結果その良さはターゲットを中心に「イイね」の輪が広がって行くというものです。

 

ラッパ屋という劇団さんをご存知でしょうか?

 

 

私は拝見したことがないのですが、サラリーマン層に向けた作品を作りたかったと明言されており、社会人劇団として二足のわらじで、今は5000人の動員数を確保されるほどの規模の劇団さんだそうです。

 

誰に向けての作品作りを行うかとても明白で、この劇団の作品なら、安心して見に行けると言うお客さんは多いのではないでしょうか?

 

つまり、この劇団にお客さんは何を期待しに見に行くか?ということです。

 

映画でもそうですよね?

スリルを味わいたいのに恋愛映画を選択することはないだろうし、思いっきり泣きたいっ!って時はヒューマンドラマだったり感動大作と銘打った作品を選ぶと思います。

 

この劇団、この作品に、何を期待するか?

 

それはとても重要なのです。

 

 

私、なんかいろいろ手を広げていますね。話が大きくなっていますか?(笑)

私も時折どこに向かっているんだ?と思うことがあります(笑)

 

ただ沢山の人に演劇というジャンルの醍醐味を味わってほしい。作品を通して私のメッセージを届けたい!と思っていると、こうなってきました。ww

 

半はあくまでアマチュアなんですけどね。

半は全てセルフプロデュース、セルフマネージメントなので、お芝居に関わるあらゆる事を網羅したいと思っています。

 

関東に来て、ゼロからのスタートで一番困ったのはお客さんです。演劇は見世物の為、お客さんがいなくちゃ作品は出来上がりません。特に一人芝居じゃ尚更お客さんを呼ぶのはしんどいですからね。

 

それは動画という作品にてしても同じで、よりたくさんの人に知ってもらうためには、良い作品を作るのはもちろんのこと、知名度を上げる必要性を感じてきました。

半の場合特殊で、実はあまり目立ちたいという気持ちはありません。むしろ目立つのは嫌いです。売れたいと言うのも少し違います。もちろんお金が入るのは嬉しいけどねσ^_^;でもお金のために頑張れるか?と言われるとダメなんですよね。私が営業に向いてないって思うのはそこです。最後の踏ん張りでお金で動けない。そう言うところが私がアマチュアで良いと思うところです。

 

さて、そのためには、dbdの方向性も将来的にはどういう演劇をする人なの?どういう人向けの演劇なの?と、キチンと提示できる方がいいなぁと思っています。とは、言いつつ・・dbdは私の「芝居なんでもステーション」なので、好き勝手に気まぐれにやりたいというのがあるので決めきれないでいます。

 

 なので、こういうお客さんにdbdはこういうお客さんに向けて!というのが、浮かびません。

ん〜、
作品自体ならこれは〇〇真っ只中の人へ向けて!というイメージはあるんですけどね。

ん〜どうしたものか。

 

 

考えても答えが出ない時はどうしてもあります。

 

 

 

ちなみに劇団ギルドわむさんの企画の中で、

「ふぁんふぁんカンガルー」

というのが、立ち上がりました。

まだ1回目の打ち合わせが終わっただけです。

 

1回目の打ち合わせでお話したのが企画名とテーマ、つまりコンセプト(ブランド) についてです。

 

この企画に対してみんなは何を求めるか?

この企画にこれがあるから、やりたいと思うこと。

これから外れたなら、主催やリーダーであろうが、違うよと声を上げるべきもの。

意見が分かれた時に何を軸に判定して行くか。

その軸になるもの。

 

コンセプト

ブランド

テーマ

 

そういったお話をしました。

 

ふぁんふぁんは(略します)、親子体験教室のようなものではありません。

 

大人も子供も一人の表現者にかえり、新しい発見を見つける<場所>です。

親なら、子供の面倒を見ないといけない、ついこれダメあれダメって増えますよね?

そういったことから解放される場所、親も一人の個人に戻れる場所として、ふぁんふぁんは立ち上がりました。

子供はどうでしょうか?

子供だって表現者になりえます。何が楽しく何に悲しくなるかを知っているからです。

子供だって表現する楽しさを知り、大人にセーブされることなく解放できる場所であれば良いと思うのです。

 

 

稼働して一年になりますが、dbdよりふぁんふぁんのほうが土台がしっかりしていますね(笑)

 

同じリーダーなのにこの違い(笑)

 

 

ま、出てこないことは仕方ありません。

dbdもふぁんふぁんも、相互作用を持っています。私がdbdで感じることをふぁんふぁんにも活かせますし、ふぁんふぁんで得た事をdbdでも活かせるんですから。

 

え?

ふぁんふぁんとdbdの違いですか?

 

♪( ´▽`)dbdは、私のやりたい事をやります。ガンガンやります。(笑)

 

ふぁんふぁんは、みんなで決めてゴーします。みんなの感じる事が重要なんです。

 

なので進行の仕方が全く違います。ふぁんふぁんの母体は劇団ギルドわむだしね。

 

 

ま、今はまだつかめませんが、いつの間にか出てくるかもしれませんね。dbdのコンセプト。

誰に向けて何を作るか。

 

またぼちぼち考えます。

焦る理由はないんですから。

 

 

舞台の稽古場

こんにちは。

 

dbd半です。

 

 

今日は劇団アクアさんの稽古場にお邪魔して来ました。

再来週本番を迎える「舞台」の稽古です。

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劇団ギルドわむさんの稽古では、今はシアターゲームメインの稽古で基本即興です。

(芝居で即興というのは、即興劇。つまり台本を使わない芝居をいいます。)

 

 

わたし、dbd-hans-collectionでは、今は基礎練をたまーにやって肉体維持をとりあえず行うだけです。

 

自分が本格的な稽古をするなら、それだけの用意をしなければなりません。最近は裏方が主流になっていて体がなまりはじめているのを実感します。またそろそろ体が黄色信号を出しているので赤信号になる前に体を使うようにして地道にやるしか有りません。赤信号になったら今までの蓄積ゼロになって、動けるようになるまでまた時間がかかります。

 

  

半の中では、役者はショートケーキの苺です。

 

 

生の新鮮な苺を美味しく最大限に味わってもらうには、美味しいスポンジと生クリームを用意しないといけません。そのレシピの開発が必須なのです。特に自分が役を演じるならなおさら、納得できるまで作り込まないと安心して役に入れません。

 

今のdbdで舞台を用意するほどのバイタリティは有りません。それが、現状です。

 

 

舞台は総合芸術です。

半がいくらアイデアや試行錯誤を繰り返し良いモノを作り出したとしても、それはやはり1人の枠というのは簡単に超えられるものではないでしょう。

 

 

舞台はナマモノです。

その場でお客さんも含めて、カオスのようにいろんな感情が入り混じり、それがいつしか爆弾のようにひとつの感情の塊になったりします。

 

 

あぁ、

 

舞台の稽古がしたい。

 

 

 

即興の重要性も分かります。

日々のちょっとした鍛錬も重要です。

 

 

でも、きっと半は皆でやる舞台が一番好きなんです。

舞台の役者同士の掛け合い、見せ方、音の入り、照明の加減。

一人じゃないからこそできる、一筋ではいかない何か、そこにしかないもの。それが舞台です。

 

 

でも、複数名でやるというのは本当に大変なのです。大人になるとなおさらです。いろいろな諸事情を無視するわけにはいきません。

 

スケジュールを組むだけでも、こうやりたいということを伝えるだけでも、ものすごい熱量と伝達能力が必要です。

 

先日dbdのプロデュース用に助っ人様、みさきさん(ここでもさらっとお名前開示)に会いに行くだけでも、ど緊張の半です。

 

それを思うと本番という日に向けて、毎週、自分も含めて複数名の時間を拘束し稽古を重ねる事は現状到底できません。

 

 

半は言い聞かせます。

 

時期尚早。

 

 

しかるべき時がくれば、その時は必ず来る。

 

 

私が舞台が一番好きだと思い出させてくれるのは、やはり稽古場です。

 

 

アクアさんにお邪魔させていただくと、私が舞台をやりたいといつも再認識させてくれます。

 

 

今は下積み。こんなんで私が舞台の作品を作っても大したものにはなりません。

今目の前のやることをやるのが一番の早道。

ブレない自分づくり。コンセプトからお客様へのアピールの仕方。構成力にツールの使い方。

ヒューマンスキルにコミュスキル。

 

まだまだ足りない事づくしです。

 

今は志を忘れない。

出来ることをしながら、目標に近づくこと。

 

 

良い刺激をいただきました。

アクアさんの皆様、いつも見学を自由にさせていただいてありがとうございます。

 

本番もどうぞ頑張ってくださいね。

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お時間ある方は是非。無料一回公演です。

 

 

 

夏に向けて、公演ラッシュの始まりです。

アクアさんだけではなく、7月8月本番を迎えられる方はたくさんいるかと思います。

 

先日、舞台で不慮の事故が起きたニュースを見ました。

舞台はなにが起こるか分からないものです。

皆様の無事の公演、お祈りいたします。

 

七夕企画〜小説「星に願いを」〜

こんばんは。dbd半です。創作意欲がとまりません。

 

ブログを書くと言うのはとても勉強になります。一年を通して書いていましたがもう少しペースアップして行けたらと思う今日この頃。

 

はい、話は変わりますが、今日は七夕です。

 

みなさんお空を見上げていますか?

 

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携帯電話のフォト機能では綺麗に撮れませんが月光がとても綺麗です。明日は満月らしいですよ。

 

さて、珍しく小説?を描いてみました。

書くことは脚本の練習にも役者の練習にもなります。いろんな分野はお芝居につながります。

 

 

ちょっと少女漫画風かな。本格的ではないのでゆる〜くよんでください笑。

 

 

下手な横好きではありますが、お楽しみいただければ幸いです。

 

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「それ、変だよ」

幼馴染のたか子が、口を尖らせて私の隣でそう言った。

 

それ、とは私の髪型のことだ。

<脱>散髪屋という事で、初めての美容院だった。

 

いつもの散髪屋のおやっさんは、白髪と地肌が入り混じった頭をなでながら、ちょきちょきと小気味良い音を軽快にならせ、いつも10分ちょうどで仕上げてくれる。それがどうだ。美容院というのは、予約を入れて順番待ちをしたのち丁寧に持ち物や上着まで保管してくれる。

そして短髪にもかかわらず、「今日はいかがしましょうか?」などと聞いてくる。

カット以外に何ができるのだ?ともごもごしていると、カットとシャンプーで宜しいでしょうか?と良いタイミングで促されてしまった。

 

こうなったら、言われるがままだ。

 

初めてのシャンプーは気持ちが良い半分、こそばゆいが半分。

 

そしてカットももちろんお任せだ。この髪の毛に何のリクエストができるのか、私が教えて欲しい。

 

そうして、出来上がった私を見に、、というかからかいにだと思うが、美容院を紹介したたか子が現れ、横に来るなりこの一言だったわけだ。

 

たか子のはっきり物を言う性格は好きだが、時には気遣いというのをそろそろ覚えて欲しい。案外、男子の方がデリケートだったりするのだ。

 

無性に、散髪屋のおやっさんの産毛のような白髪頭をなでなでする光景が恋しい。

 

「っかしいなぁ。あのお店だったら、お任せでも上手にしてくれると思ったんだけど。」

 

たか子は半分お節介混じりで美容院を勧めて、そして仕上がった私を差し置いてぶつくさ文句を言っている。

 

普段ワックスなんかつけない短い髪が、芝生のように逆立てられその影を見ても自分の物と認識できない私は、どこの穴に入れば良いんだろ?

 

逡巡していると、たか子がまた提案してきた。

「ね、映画いこ。まだお昼だし、見たいヤツあるんだけど、しずしず今日ダメなんだって」

 

 今日は土曜日だ。

しずしずと言うのはたか子の親友。中学になってから、知り合い一気に仲良くなった。

 

なるほど。私はピンチヒッターだったわけか。

でも、そろそろ私たちもいい年齢なのだから、少しは意識というものをして欲しいものだ。

私だって、健全な高校生だ。女の子と2人で映画だと言えば、、、いや、これ以上はやめておこう。

 

たか子にこの辺りの話をしても流されるだけだ。「な〜に、バカな事いってんの、受けるぅ〜」きっとそう言うだろう。

 

 *                     *                       *

 

 

映画は物凄く面白かった。

ピンチヒッターでも、こんな面白い映画に誘ってくれたたか子には感謝せずにはいられない。

私は映画が大好きだ。あわよくば映画監督にだってなれるものならなりたいくらい。現実は甘く無いのを承知しているので口に出したことはないが。

私はたか子に先ほど見た映画の評論をノンストップでしゃべり続けていた。

主人公のアクションの素晴らしさ、カメラワーク、佳境に従って盛り上がっていく脚本の素晴らしさ。

ああ、もう一度見たいくらいだっ!

 

たか子は適度な相槌を打って聞いてくれている。

こう言う時のたか子は本当に良い。私を自由に放し飼いさせてくれる。もともと好きなものが近かったのもあったし、私はこの時間がとても大好きだ。

 

 

外はいつの間にか暗くなってきていた。

 

「ね、もう一個付き合ってよ」

 

そう言うと小さい頃お寺の周りで遊んだように自然と手を繋いできた。

 

 

だからさ、、、。

 

 

 私の心中なんてこの女子にはきっと届かないのだろう。

 

どきどきする鼓動を隠して、たか子に言われるままついていった。

 

 

かなりの時間歩いただろう。電車にも乗った。

珍しく電車の中は混んでいて、カップルさながらたか子を庇う格好をしてみた。

いつの間にたか子が私の腕に収まるくらい私の身長は伸びていて、改めて赤面というか、、変な意識をしてしまう。

 

どうせたか子のことだから、こんな私のことなんてただの幼馴染にしか思っていないのは明白だ。このまま距離が開いて、大人になって全くの他人になってしまうくらいなら仲のいい幼馴染で居られる方がきっとマシだ。

 

 

「ついたこっちこっち」

 

 

そこは初めて降りる駅だった。

 

さらに、歩くこと30分。

 

結構な道のりだったが幼馴染なだけあって話は尽きない。

 私たちは最近あった他愛ない話をした。英語の教師は実はズラだったとか。同中だった子が本気でアイドルを目指すために上京したとか。好きなアーティストを発見したとか。いつまででも話して居られる。どれくらい歩いたのかなんてどうでも良かった。

 

たか子はそのままガンガン歩き出し山の方に向かっていった。しばらく黙ってついていくと、そこには小さな公園があった。

 

「誰も居ない公園てなんかワクワクしない?」

たか子は振り返りながらニヤリとした。

 

「うわっブランコの椅子ちっちゃ!私のお尻こんなに大きかった?」

「こういう遊具めっちゃ遊んだな!」

 

誰も居ない公園で近くに民家もない。きっと大声笑っても、迷惑にはならない。たか子のはしゃぎっぷりに私もつられる。

 

私はたか子の思い切り笑う声が好きだ。

心の中から楽しそうで、ついこちらも笑ってしまう。

 

でも今日のたか子はどうしたんだろ?何か言いたいことがあるような。先ほどは何も言わなかったが学校で何か嫌なことでもあったんだろうか?

時折、何か言いたそうにこちらをチラチラとみてくる。

 

「織姫様と彦星様会えますかな?」

 

そう言えば今日は七夕だ。ここ数年雨続きだったろうから、そのことを言っているのだ。確か今年晴れれば10年ぶり。

 

「なんかお願い事する?」

 

願い事か、、うん特にないなぁ。

 

今の所高校生活も無事にそこそこ楽しんでいるし、勉学は決して得意では無いが高望みもして居ないので、特に願うほどではない。

 

黙っていると、突然たか子か噴火した。

 

「ああ!!じれったい!」

 

なんだ?なんだなんだ??

 

「わかんないかな?このシチュエーション!!

人気もない!満点お星様!ここにいるのうちら2人!!どうよ!?」

 

 

えっっと、、どうよ?と言われましても、、

 

「わかってる。しずにも釘刺されてたし。あんたは鈍感だった!!昔っから!!」

 

 

なんだ?いきなりキレられてるこの状況。

だが、とりあえずヤバイ。たか子は普段笑顔を振りまいている分、一度切キレるとその噴火はなかなかおさまらない。自分でも止められなくなるタイプだ。

昔、いじめっ子タイプの年上の男の子に切れた際は、家まで追いかけてその親に直談判しにいき、その子のやって居たことをこと細かく説明し、最後にこう締めくくった。「こんなんじゃ良い大人になれませんよ!」全く子供がしかも年下の子供の言う言葉じゃない。

どうしてそんな事を私が知ってるかだが、その間中付き合わされるのはいつも私の役目だった。なので、アレを目の当たりにした経験者から言うと、今度は何が起こるやら・・。

 

 

そうだっ。さっき見た映画の話をしよう。落ち着け。私が落ち着かなきゃたか子は落ち着かないぞ。

 

「だからさっ ねっ!聞いてるの!!」

 

そう映画の話を、、、と思った瞬間、体がぐらついた。つい考え込みすぎて顔に意識がいって居なかったのをたか子は無視されたと思いぐいっと振り向かせようとしたのだ。私はベンチに座って居たが、不意の重心移動で、まうしろ頭を打ち付けている格好になってしまった。

 

激痛が後頭部に走る。

そうだ。たか子はいつもそうなんだ。

 

勢い余って知らない家まで怒鳴り込むような女の子だったが、家から出た瞬間、立てなくなって大泣きをしていた。本当は怖かったのだ。いじめられたのはたか子じゃなかった。守らないといけないと立ち上がる正義感の強い女の子。でも、それは普通の小さい女の子だったんだ。

 

雨が降ってきた。

いや、たか子が泣いてる。

 

自分のせいだと思ってるだろう。たか子らしい。

見るとたか子の背景には満天の星空だ。そうか、たか子はこれを見せたくて私をここに連れてきたんだ。

たか子の涙はまるで流れ星が落ちてくるみたいだった。

 

 

「きれいだね」

 

 

「なっなにいってるの!?やばいとこうったんたんじゃない!!」

 

心なしかたか子が赤くなってるみたいだった。

 

イテテテテ、、

 

なんの話をしてたんだっけ。

 

 

「だから、私になんか言う事ない?」

 

少し落ち着きを取り戻したたか子はすぐに話を戻した。

うっ。実はある。あるけど・・

 

「あ〜ぁ、これだからっ!」

 

「10年」

思わず口をついで出た

「え?」

 

「10年経ったら言うよ。言いたいこと。」

 

「はぁ?」

 

「なんで10年?」

 

「今年10年ぶりだろ?七夕で会えるの」

「たからって、ながっ」

 

 

今の私はたか子を独り占めする勇気も玉砕する勇気もまだないんだ。

でも、きっとこの気持ちは変わらない。

 

だって、10年前もそうだったんだから。

 

 

 

*               *                  *

「たかちゃん、お願い事書いた?」

「書いたよ」

「なになに?」

「正義のヒーローになりたい」

「たかちゃんらしいね。じゃ、僕はヒーローを守るヒーローになる」

「なにそれ。へーんなの」

 

たか子はそう言って大きな声で笑った。私もつられて笑った。

そういや10年前も変だよって言われてたんだ。

 

次の10年後には、きっと言うよ。

今は言えないけど。

次にはもう20年越しのお願い事になるんだから。だから、きっと叶うだろ?

 

*                 *                 *

 

 

たか子はまた唇を尖らせて、「そうなったらあたし何歳になるのよ」なんてぶつぶつまた言っていた。私は、暗闇に紛れて、初めてたか子をぎゅっと抱きしめた。お互い緊張してるのがわかって、すぐに笑ってしまった。

 

 

慣れないことはするもんじゃない。

 

でも、どうやらたか子の噴火はおさまってくれたようだ。

 

 

私たちはまた道中他愛ない会話をしながら、帰っていった。

 

きっと私たちはすぐに大人になるだろう。喧嘩もするだろう。もしかしたら、お互い違うパートナーを選択するかもしれない。お互い離れた場所で生きていくかもしれない。

 

でも、この日この時、私のパートナーはたか子だった。

織姫と彦星が一年に一回しか会えない事を考えれば、私たちは会おうと思えば毎日だって会える。

 

私は口下手で、映画オタクで、特に取り柄はないけど、今なら何にだってなれる気がするよ。

 

 

"私は君のヒーローになりたい"

 

 

 

私は夜空を見ながら、見えない短冊に願いを書いた。

 

 

 

 

 

 

*                 *                  *

その頃のしーちゃん(しずしず)

 

 

「電話こないなぁ。どこまでいったかなぁ。てゆーか、いまこっちから電話してやろうかな。いっそのこと邪魔してやろうかな。ああ!気になるぅ!」

 

うずうずが止まらないしずしずでした。

 

たか子を仕掛けた張本人

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

みなさまのお願い事もお星様に届きますように(^_^)

動画(静止画)編集の大詰め「たくさんのお月さま」朗読劇

おはようございます。

 

dbd半です。

 

 

お月様の仕上げ編集に取り掛かっておりました。スケジュールを、立てたことで、勢いが出てきました。ただ勢い余って徹夜をしてしまいました。(;゜0゜)

やり始めると集中しちゃうんです。

 

 

この朗読劇の編集は、半の当初の予定からから大幅に変わり、期限のない事を良いことにのびのびにしてしまいました。

 

ですが、これで動画の大元はほぼ完成。あとは画像の入れ替えを少しとコメントです。

 

 

結構変わったので、AQUAさんに怒られないかひやひやです。f^_^;

 

多分、大丈夫だと思うけど、、。

 

アクアさんといえば、今月7月23日本番を迎えられます。

 

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皆さん、頑張ってらっしゃるようです。

 

本番までには朗読劇のアップも完了報告できそうだ。ヽ(´▽`)/良かった。

 

なんでも早めに越したことは無いよね。

 

少し仮眠をとります。

最近良く寝ていたので、1日くらいならなんとかなるでしょう。今日行けば休みだしね。

 

たまには、こういう日もありなのです。

 

スケジューリング~2017夏~

 

お疲れ様です。dbd半です。

ネタバレブログらしくww、今から予定している内容のスケジュールを作ったので、公開しちゃいます。ww

 一部抜粋ですけどね。

 

これから企画をする方、掛け持ちされる方、スケジューリング、大切ですよね!

 

dbdでも私が体をdbdに使えるのは土日祝日のみです。頭の中は常時芝居のことがあるけどねっ。そして、さらに夏です!プライベート(←仕事と芝居以外)の楽しいイベントも満喫しないといけません。(←mustです!)

花火見たり~プールいったり~7月中旬には家族旅行まであります。

うわぁ!リア充か!?なんて思わないでくださいね。その根底にはアングラ生活の演劇活動と日中はほぼしゃべらず会社でパソコンと向き合う毎日です。家に帰ってもご飯の支度やら掃除やら、割と「生活」することに、追い込まれたりもしているわけです。あぁ、生きるって大変。

 

それでも、こうしてお芝居のことを考えられるのだから、良しです。

 

さてスケジュールを立ててみると、

半が思ったより予定が詰まっていることがわかりましたσ^_^;

今後の余裕を持つためにも少しペースアップしていきたいところです。

 

下記予定以外に、わむさんの企画「ふぁんふぁんカンガルー」もきちんと進行します。

考える事はあるけど資料自体は1日2日でできます。次回の内容もベースは作っているのでそろそろ見直しをかけて、参加メンバーに共有したいところです。

 

 

 割といっぱいいっぱい?

 

いやいや、なんとかなります。ww

 

 

半はスケジューリングで大切にしているのは決めすぎないです!

 

大体ですが、

①これまでできたらいいよね。

②これまでにできれば、まずまず

③ここになるとぎりぎり、でも想定内

(④矢印より出れば、どこかで巻き返しを行わないとやばい)

そんなイメージで予定を立てます。

 

特に他の方と絡むのであれば尚更スケジュールは大切です。

❶期限を共有する事

❷自分だけではない突発的な事に対応する事

❸そしてもっとこうしたい!が出てきたときに対応できる事

❹やらないとマズイ事(must to do)と、やりたいこと(want to do)の判別を見失わない事(本当は全部want to doなんですけとね!ww)

 

 

そして、これが一番大事。

 

 

予定は未定!!!

 

予定は立てますが、結果予定は予定なので、絶対にこだわりすぎちゃダメ。

 

なので、主催者たる者、最低最悪の事態も想定しておきたいところです。

すると、多少のトラブルは何とかなると思えます。問題なしです。

 

dbdでのお芝居でいうと、最悪の最悪なのは、作品ができない、とか、間に合わない事です。(今回はQSCにエントリーしたいので10月31日が最終期限)

 

でも、最悪、間に合わなかったとしても、誰かに迷惑をかける事は少ないです。プロデュース公演も動画だからね。さらに最悪の最悪の最悪、作品が出来なかったとしても、今の時間を楽しめているだけで収穫はあります。

 

だから、一緒にやる人に、無理矢理な責任を押し付ける理由なんてありません。

 

でも、どうせなら、間に合わせたいよね。

どうせなら、やりたいことを実現したいよね。

どうせなら、おもしろいもの作りたいよね。

 

そういう気持ちがどんどん湧いてきてます。

 

かかわりのある方にも同じ気持ちを持ってもらうなら、

そこに持っていくのは、主催の手腕の見せ所でしょう。

 

あぁっ、自分で追い込んでるぅ~(笑)

 

 

ま、なんとかなるさっ。

 

だって、私がやるんやもん。

 

 

変なとこだけ自信があるのはなんでやろう~ww

 

 

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熱い女ですみません

お疲れ様です。dbd半です。

 

蒸し暑いですね。

部屋干しをしたせいか、室内用植物にカビっぽいのを確認しました。一瞬フォトをアップしようとしましたが、自粛します。

生き物を長く飼えた試しがありません。( ̄∀ ̄)

唯一我が家で逞しく成長してくれているのは、異形サボちゃんだけになっていました。この子は特殊なんでしょうか?

水をあげればあげた分だけ成長し、家人の一言で卵の殻をあげると、それだけの蓄えを身につけ成長します。

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サボテンて、・・これでいいの?ww

見ての通り、頭でっかちサボちゃん推定30センチほどあります。

少し気にはなりますが、生きててくれるだけでありがたいです。水やりを楽しませてくれます。

 

 

さてさて一昨日書いたように、プロデュース作品のための打ち合わせをして参りました。現在出演者の方と動いていますが、どうしても私にはできない要素にぶち当たりました。そこで、出演者いっしー(しれっと出演者の名前を紹介(笑))のご友人に助っ人をお願いすることになったのです。

 

ご友人の方とは初対面での打ち合わせです。引き受けてくれるか、気持ちよく参加してもらえるかはこの日のお話でスタート地点がかなり変わります。

 

 

 

悪い感触ではなかったと思います。

でも、半の悪い癖が出てしまったのでは無いかと少し反省気味です。

 

喋りすぎました。

 

自分では抑えたつもりでした。でも、今のdbdのことや、これからやろうとしていること、何より作品の中でつ伝えたいことをお話ししていると、いつの間にか拍車がかかっていたように思います。

 

やはり名刺やチラシの必要性を感じます。

何か持ち帰ってもらうものがなければ、言葉という音だけでは印象が薄いし、説明が多くて、きっと頭をぼーっとさせてしまったんじゃないかと思います。少しでも時間をうまく使うために資料はとても貴重です。

 

作品資料はいろいろ持って行っていたんですけどね。

そして、一番聞きたいことが聞けませんでした。

 

 

脚本は先にデータでしたがお渡ししていました。

 

 

「どうでしたか?面白かったですか?参加したいと思える話でしたか?」

 

 

どうしても、突っ込んでここまで聞けませんでした。

初対面で作品の内容を聞かれて、面と向かって面白くなかったと言える人は日本人にそうはいないでしょう?

私もそうです。それを踏まえると、どう聞けば良いのかわからなくなりました。

ひとまず、私の想いを伝えることに重視してしまいました。

 

 

話すことは楽しいです。まずは半を知ってもらってdbdを知ってもらって、私もお相手の事を知らないといけません。

 

知らないといけないというのは義務ではなく、一緒にやってもらうえで、力を借りるなら、相手のことを知るのはとても自然なことだからです。

 

*             *               *

いつの間にか5時間くらい一緒に時間を過ごさせてもらいました。

話の順序もめちゃくちゃです。

途中、会話が中断になる状況というのもありましたが、それは想定内でした。想定内でしたがわかりにくかったには違いありません。

ただ私が作品にかける思いと、今回の企画のメッセージについて、赴くままに夢中になって話していたように思います。

 

先日よりお話ししていますが、今回のテーマは『女性の強さ』です。表立ったこれぞ強さ!みたいなのはこの作品にはありません。でも内面的な大きな一歩を踏み出す作品です。

 

これが全員の人の胸を打つ事はないし、『女性の強さ』の断片的なものでしか無いということも私自身理解しています。

でも、誰かのエールになれるかもしれない、誰かの後押しになれるかもしれない、そんな可能性はふんだんにあります。この作品を必ず作り上げたいということ、そんな内容をお伝えしました。

 

最後に金銭面的な事と、依頼しておいてなんですが最低限の条件を出しました。

彼女は『大丈夫です』と、言ってくれました。

 

そして、私は「急な話でいろいろすみませんでした。びっくりしましたよね?」と言うと、にっこり笑って『熱いですね』と、言ってくれました。

 

そうです。

 

私、熱い女なんです。(><)

 

普通引くよね。

 

もっとトーク力があれば、お相手の「もっとこうしたい」っていうお話がお聞きできたかもしれません。あぅ。当たってるので、ぐぅの根も出ません。悪い癖です。熱くなりすぎました。

 

私は照れ隠しながら、「こうじゃなきゃやってられません」と苦笑いしました。

 

 

大人の遊びは本気だから楽しい。

ルールにのっとって、やるから大人は楽しい。

一生懸命やればやるほど、その時間を楽しめる。濃厚な時間です。

だから、世の中にアマチュア芝居バカのこんな熱い女が一人くらいいても良いですよね。

熱くなれるから楽しい。

大人だから、本気でやらなきゃ面白くない。

なんだってそうですが、限られた条件なんて、いくらでもあります。問題なんて数え出したら山積みだよ。

だったら・・全部飲んでやろうじゃん!

 

 

それでも、私は作品作りを絶対にあきらめない。そして、継続する。

 

 

その覚悟がなければ、今の私はここにいない。

 

 

本当はね、こんな熱さ無くたってできるんだと思います。するっとやれば、きっと大したことない。でも半はめちゃくちゃビビリやから(笑)

セルフコントロールにするためにも、前を向くためにも、自分が逃げ出さないためにも、逃げて後悔しないためにも、奮い立たせます。

 

何もしないで、毎日パソコンに向かって仕事をして「芝居やりたかったなぁ」でしめくくる人生に戻りたくない。

下手くそでもガムシャラでも、やれる方法を探る方がよっぽどましだ。

 

 

 

こんな熱苦しい女ですみません。

 

 

でも、この出会いはまたきっと次に繋がる。

夏はこれからです。

 

熱い夏がもうそこまで来ています。

 

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dbdプロデュース作品、打ち合わせ

 

今日はdbd企画、初プロデュース作品の打ち合わせ日です。

 

初めての成田です。

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今回の作品は、dbd-hans-collection、つまりわたくし半が、脚本から演出、ちょい出演、そして編集まで仕上げます。

 

この作品は、演劇で知り合った一人の女性に対して、自然と沸き起こった作品作りの衝動がきっかけでした。

 

彼女を見ていて、私に出来る事をしたい。それが、そんな単純な動機が湧いて出たのです。

彼女は私のとっぴな提案にすぐに承諾してくれました。

私はすぐさま色んな事をヒアリングさせてもらいました。どんな作品をしたいか、どんな役をしたいか、今まで印象に残っていることは?お芝居の何が楽しかったのか。

 

 

そこに出て来たワード

「女の強さ」

 

一言では言い表せない深みのあるワードです。

どんな表現にするか、どんなメッセージを伝えるか、半は持ち帰り考えました。

 

とても、奥が深いテーマです。

 

たぶん一作品じゃ言い切れない。

それも踏まえて、でもまずは一つ作り上げたい。

 

私の世界観は偏っていると思います。

 

最初に言いますが半の作品にバッドエンドはありません。私がバッドエンドが嫌いだからです。

 

これだけ見ても偏りがあるは歴然です。

 

そして半は未熟です。

脚本も何本かしか書いたことはありません。

作品になったのも2.3本の実績しかありません。

動画も最近始めたばかりです。

作品製作者としてはまだ駆け出しと言っていいでしょう。

でも、どんなベテランでも駆け出し時代や下積みを経験せずに熟練者になれるものはいないのです。

 

私は間違っていない。

 

時々、初めてのことに当たると指がマジに震えます。大丈夫だろうか?変な事をしていないだろうか?

 

ビビりらしい半らしい心境です。

 

間違ってない、というのは言い聞かせです。

 

一歩前に出るために。

 

自分が自分を信じる以外、何があるでしょう。

 

 

この作品はもう一人の助っ人が必要です。

今日はこの方に会いに初めて成田にきました。

 

その方も、初めてお会いする私に緊張されているかもしれません。

今回の助っ人の話も初めての話だという事で、数日前、自分で大丈夫だろうか?と不安に思われていたそうです。

 

私の作品では、企画に関わる人が楽しめるものでないと意味がありません。

これは私の絶対条件です。

 

きちんとお話をして、この助っ人様も安心してお力を貸して頂けるよう、考えていきたいです。

 

今日は今朝までの雨とは打って変わり、お天気です。

まずはお天気は味方をしてくれてる。

 

私も打ち合わせを楽しんできたいと思います。(^_^)

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