dbd-hans-collection101のブログ

さぁ、世界をつくろう。 人生には刺激が必要だ。 dbd-hans-collection略してdbdの半のブログ。ほぼ一人で立案から創作完了まで行う芝居何でも屋。そんな芝居人、半が感じたアレコレを書き綴って参ります。

dbdでは感想・ご質問"大募集"!! 少しでもご興味ある方、お気軽にご連絡ください お問合せ<dbd.hanscollection@gmail.com> ツイッターも始めました。 #dbd_han どうぞよろしくお願いします!!

読む。

読む読む読む。

 

うっす。dbd半です。

今日は雪が降りました。皆さん、電車大丈夫でしたか?スリップしませんでしたか?体冷え冷えになりませんでしたか?

f:id:dbd-hans-collection101:20170209224152j:image

 

もう、これが過ぎれば春が来るんですね。

待ち遠しいような、ちょっと寂しいような^_^

 

さて、最近の半は、冒頭通り、「読む読む読む」時間を過ごしております。

 

最低、1日一回は読もうと繰り返しますが、なかなかどうして1日一回読んだくらいじゃぁ、全然自分の物にはなりません。

 

今回の作戦は、二本あるため、毎日一回読みプラスアルファできるときは今週は「よだかの星」の小返し、来週は「たくさんのお月様」こちらを中心的に練習して行く予定です。

 

でもね、半は本当に覚えが悪い!

今回は朗読劇なので、覚える必要はないのですが、私のセリフが多いぶん、ちゃんと世界を届けたいのです。なので、なるだけ私の中に取り入れたいのです。ですから、覚えるという言い方をしましたが、なかなか体に浸透しないという感じです。

 

緊張しいの私のことです。

当日は、きっと上がってしまって、どこまで出せるか分かりません。

そう思うと、足りない部分ばかりが気になります。本当はもっともっと稽古したい。

 

でも、焦っては行けません。自意識過剰は行けません。またあの白線が浮かんで来るだけです。(笑)

 

 

自虐ネタは、まぁ置いといて。

 

とりあえず、今は

読む

読む

読む

 

これしかありません。

今やるべきことはこれだけです。

 

読めば読むほど作品が好きになります。

 

よだかの星」は、ご存知宮沢賢治の作品です。通常はストーリー事について、本番前に話すのは避けるべきでしょうが、著名な作品ですのでオフレコにする必要もないでしょう。

 

私は、最初読んだとき、「よだかの星」が好きではありませんでした。

なんと言うか、辛気臭いし。めちゃくちゃいじめられてるし、何より意地でも生きる!そう言う潔さがなくて・・、ファンの方には申し訳ないのですが、どこがいいんだろう?という印象がありました。

 

言葉の美しさや文字から浮かぶ色鮮やかさ、そう行ったものの方が強烈で。

 

でもなんだろう。

昆布じゃないですが、読めば読むほど味が出る。深みが出るというか。

 

一度目や二度目では拾えなかった、心情だったり風景が少しづつ増えていきました。

 

すると、ただ単に生死の結末ではなくて、それとは関係ないよだかだけが持ってる強さみたいなのを、描きたかったのかも知れない。そう思えるようになってきました。

 

ただ、やっぱり半には少し悲しすぎるお話です。

 

宮沢賢治ファンの方には私以上に思うところや、考えるところがあるでしょう。

*ファンの方には申し訳ないのですが、時間の都合上、原作から少しカットしたものを、朗読します。思ってらっしゃるメージとは異なるかも知れません。

 

 だからこそ、咀嚼して、繰り返し咀嚼して繰り返し咀嚼して、繰り返すしかありません。

 

特に最後のセリフ。

とても印象深い。

これをどういうかで印象が変わります。

 

今もそのセリフについて、考えています。

本番まで納得できるまで考えたいと思っています。

 

作品を作るって難しい。(><)

でも、思い込みでは気づかなかった良さにも気づけるって言うのも、良いですよね。

作品作りの醍醐味の一つです。

   

  

さて、最初にも言いましたが今日は雪でした。

地面に積もり氷になった雪も、きっと明日には溶けてしまうでしょう。

帰り道、雪が落ちてくる様に、なんとなく見惚れてしまいました。

 

 

いつか、これにインスパイアされる作品も作って見たいです^_^

 

イメージ

dbd半です。

 

先週アクアさんの稽古に参加し、台本を頂きました。

 

その後落ち込むことがあって、少し引っ張ってしまいました。

そんなテンションの低いブログを書くのはいかがなものなのか?(←今更)

今はブログより台本を読む事が先決なんじゃないか?

ブログは、ちょっとお休みして台本に集中した方が良いんじゃないか?

 

不出来になった時に、そんなお声が聞こえてくるような気がして、少し手が止まってしまいました。

 

順調だったとしたら、さらに良いものを目指すなら練習しかありません。

 

だったら、やはりブログより、練習する時間の方を優先した方がいいんじゃ無いか?

 

なんてゆーか、負の迷路というか、アンハッピースパイラルというか、上手くできない、自信が持てない、そんな気持ちになっていました。

 

今でも、完全に吹っ切れているわけじゃないのですが、なんかこう、余りにダメな方に向かってる気がしたんです。

 

自信がないって、つまりは自分に期待しずぎとか何かに怖がってるとかに、繋がることもあるんですって。

 

謙虚だというのではなく自意識過剰。

 

グゥの音も出ませんね。

( ̄ー ̄)

 

こういう時、いつも半は一つのイメージが浮かびます。

 

それは道路に引いてある歩道と車道を分ける白線。

 

f:id:dbd-hans-collection101:20170205222507j:image

 

 

子供の頃、この上を平均台か何かに見立てて、この白い線から落ちちゃダメっていうルールで遊びませんでしたか?

 

白線以外は深い深い海なのか?

グツグツ煮えたぎるマグマなのか?

白線は大きな山と山を結ぶ吊り橋なのか?

 

 

とにかく落ちたらとんでもない事が待ち受けています。恐らく命はないでしょう。

 

このまま、向こうまで渡りきれるのか?

バランスを崩せば終わりです。

一歩踏み外せば、この緊張の中、持ち直すことなんて到底できません。

 

線より下は闇です。

暗い暗い闇の底。

間違いは許されません。

 

真っ直ぐです。

真っ直ぐしか歩けないのです。

 

 

 

 

ま、一種の自己暗示ですよね。

大抵は緊張の余り、早々にはみ出すか、はたまた車や他の人たちのチャチャが入り我に返り一本の橋はただの白線に戻るわけです。

 

 

半がダメダメちゃんになるときは、こんな感じで、白線しか歩いちゃいけない縛りの世界にはまっている時です。

 

こういう時は何をやっても上手くいきません。

何を聞いても、裏目にしか受け取れないし、いつもは出さない悪口に該当する心の声の蛇口も緩くなります。

口に出していない時も半の中の負のオーラが漏れ出し、やたらと溜息をついていました。

 

でもね、よく見るとただの白線なんですよ。

そこは深い海でも骨まで溶かすマグマでもなく、落ちたらその死骸を鷹がついばみにくるような断崖絶壁の渓谷でもなく、ただのアスファルトです。

もちろん線からはみ出したって何も起きません。

 

そうですよね。

 

そうなんです。

 

これがイメージです。

 

 

今日は、家族のリクエストでラスコー展に行ってまいりました。

 

http://lascaux2016.jp/

 

内容は割愛します。

ですが、出てきた時にふとね思ったんですよね。

ブログを更新しないで台本読んで時間を空けるのと、ブログを更新しながら芝居やって思っていた成果を出せなかった。

どっちがいい?

私は最初前者でした。

でも、よく考えたら、どっちもやるのが一番なんじゃない?

そりゃそうだけど、できない可能性もあるんじゃない?それ誰が決めたの?だから通常の劇団さん達はブログの更新は難しくなって、やらなくなったり、最終的に更新しなくなったりするんじゃない?

 

大きな劇団さん地盤のある劇団さんならそれでも大丈夫だと思う。

でもdbdがそうなったら、何が残るの?

ほぼ一人の組織で、普通の劇団さんと同じことしてて、それで良いの?

 

 

なんか、答えが出た気がしました。

 

前に一度言いましもんね。私。

このブログをひっくるめて、私の公演活動だと。

 

その言葉が私を引き戻してくれました。

 

白線は地面に書かれた線に見えます。

 

 

そう、これがイメージなんです。

 

 

なんで、こんなにイメージっていうのを強調するかって?

 

実は私は朗読劇というものをちゃんと知りません。

朗読劇を見に行ったことはないからです。

普通のお芝居とは違い絵も動きもないわけですから台詞だけでイメージを伝えないといけないわけです。

 

私がイントネーションや強調を変えるとイメージはそのまま伝わります。

 

ですが、表現を入れすぎるとお客さんのイメージの自由を奪ってしまうような気もします。

 

朗読劇とは、どうあるものなんだろう?

 

朗読劇とは?

 

 

少し話は変わりますが、皆さんお買い物好きですか? 

お買い物をする時、どういうものを良いもので、どういうものがダメだったものになりますか?

ブランド?色味?価格?素材?

今お気に入りのものを買った時の理由って何だったか覚えていますか?

 

ブランド名にしても、好きな配色にしても、お値段にしても、素材にしても原材料にしても、それが良いって思って買ったのには違いありませんよね?

 

もう少し踏み込みます。それを良いと思った動機は何ですか?

 

ネームバリュー?成功体験?口コミ?これが好きだという好み?お店の人の紹介?

 

実はこれって、全て共通することがあるんです。

 

それは、「これは良いっ」って思ったイメージがあったからです。

 

〇〇のブランドは△△の中でも有名だし前に買ったのも丈夫だ。なら、これもきっと良い商品だろう。

〇〇さんがCMしてて、△△さんがブログでも書いてたアレ欲しいなぁ。

 

人がものの良し悪しを決めるのが、これは良いだろう!というイメージなら、

 

それを手に入れる行為は、つまり、良いというイメージを買う事、そのものなのです。

 

良いものが買えた!

安く買えた!

これを使えば楽しくなる。褒められる。かっこよく見える。おしゃれになる。綺麗になる。得をする。

 

帰りの道中は、そんな事を考えて気分が高揚します。

まさしくイメージですよね。

 

人はイメージにお金を払うと言っても過言では無いでしょう。

 

お芝居はイメージの塊です。お芝居に関わらず芸術はそうなのですが。

 

その末端ではありますが、私は朗読劇をするわけです。

 

例えを出しましょう。

 今回二つの作品をします。

 

その中の

「よだかは、ジッと目をつぶって考えました」というセリフがあります。

 

これをおどろおどろしく言った感じと、楽しそうにウキウキしているように言う感じでは、皆さんお話の前後の内容が違って聞こえると思います。

何でもないセリフでも、怖いよぉとか、めちゃハッピーなどのイメージを吹き込むとそのセリフの単語ではなくビジョンが連想されると思います。

 

言い方、話し方でメッセージは変わるのです。

 

そうです。

 

これです。

 

この作品のイメージを伝えるのに当たって、ただでさえ、動きも絵も音響もない朗読劇で、お話をちゃんと届けないといけないわけです。

 

セリフに抑揚もなければ緊張感もない。ただ言葉を連ねてセリフ一個一個聞き逃さないで見ないと伝わらない話じゃ、誰が楽しめるでしょうか?

それなら、本を買って文字を追って行く方がよほど良いです。

 

私が

しなければならないのは台詞を読むことではありませんでした。

セリフから漂う流れる物語、イメージでした。

 

私のできるのは、お客さんが、さらに自ら想像し楽しめる、作品とお客さんのイメージの橋渡しでした。

 

 

 

何でしょうか。

先日から引きずっていた、私の中でのモヤモヤが今日は二つも解消されたのです。

 

ブログは私にとってdbdにとっても、作中の一環。

劇は台詞じゃない。イメージを伝えること。

 

 

そして、イメージを作り出すために必要なこと。

それは稽古しかありません。他にどんな抜け道も近道もないのです。

 

そして稽古場に行けないなら、家で読むしかありません。

 

作品の持ち時間は15分くらいと25分くらい途中休憩は有りますが、皆出演者はその間出ずっぱりです。

 

私の今回の目標は読むことです。

残り日数毎日最低一回。できれば2回。

日を空けずに読むこと。

本番まであと12日。日数を数えるとビクつきそうになりますが(*´-`)、大事なのは伝えることです。

有難いことに私の役どころはは、場をいかようにでもできるポジションです。

 

分かりやすくイメージしやすく伝える事。

二つとも童話の区分です。子供にも分かるように、楽しめるようにすること。

 

通して読んでも二つの作品をやれば40分ほど。

二回やれば80分。

あまりやりすぎると喉を痛めるので、体調管理を含めての挑戦です。

 

本当は毎日2回読みたいところですが、これがなかなかできないものです。そして、なかなか満足して読みきれない。

 

でもね、できなくても焦っんなくてもいいんです。

 

空回りして余計な時間を過ごすより、目の前のことを進むこと。

それが、大事なんだと気づきました。

 

もう白線は吊り橋では無いのですから。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

とは、言え、 やはり時間は有限です。

本番前までにブログは少しペースダウンするかもしれません。しないかもしれません(_ _).。o○

半は頑張ってると思って、暖かく見守っていただければ幸いです(_ _).。o○ 

 

タイトルコール〜朗読劇MOON&STAR〜

どうもdbd半です。 

 

2月18日土曜 14時

市川 アイ・リンクタウン展望台

http://www.city.ichikawa.lg.jp/eco04/1111000055.html

にて朗読劇を行います。

作品は2本。

 

タイトルコール!!

一本目は

f:id:dbd-hans-collection101:20170206001401j:image

よだかの星

ご存知

f:id:dbd-hans-collection101:20170206001423j:image

原作「宮沢賢治

です。

※画像の右端の落書きはお気にせずに。半はメモ魔なのですでに書き込みをしてしまいました(⌒-⌒; )

 

そして、もう一つは

f:id:dbd-hans-collection101:20170206001601j:image

「たくさんのお月様」

f:id:dbd-hans-collection101:20170206001612j:image

原作「ジェイムズ・サーバー

です!

 

 

皆様ご存知ですか?

 

後日、追加更新しますので、本日はタイトルコールだけさせていただきます!^_^

 

---------------  ---------------  ---------------  --------------

はい、ここから、更新いたします。

 

さて、ここでは、著名な作品ですので、この二つの作品について、他の皆さまが書かれているURLなどをご紹介していこうかなと思います。

 

本番を見てから、こちらを詳しく見ていただくのも良し。本番を見る前に、事前に見ていただくのも良し。本番を見なくても、作品だけを楽しんでもらえたらなと思いますので、お好きな時に、このブログに遊びにいらしてくださいね(^^)

というか、作品を知り一緒に楽しみましょう♪

 

ただし、基本ネタバレだし、個人の見解によるものもありますので、ご承知おきくださいm(__)m

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★

よだかの星

鉄板のウィキペディアです。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/よだかの星

 

おおまかな内容はこちらでわかりますよね。

 

青空文庫にて、全文がアップされていました。朗読劇では時間の都合上、一部カットしていますので、全部読みたい!という方はどうぞご堪能ください

http://reception.aozora.gr.jp/aozora/cards/000081/files/473.html

 

そういえば、よだかって、他の鳥ってどんなの?という方はこちらをどうぞ。写真がいっぱい(^^)

 

あとお星さまも出てきますよね。

季節との兼ね合いなど詳しく書かれていました。

 

✳︎オリオン座

半はこのオリオン座だけは見つける事ができます。夏でも冬でも、三つ並んだ光が目印ですね。

「オリオンは勇ましい歌を歌いながらよだかなどてんで相手にしませんでした」

f:id:dbd-hans-collection101:20170215015429j:image

 

 ✳︎大犬座 

「億年兆年億兆年だ」

f:id:dbd-hans-collection101:20170215020703j:image

 

✳︎大熊座

「氷を浮かべたコップの水の中へ飛び込むのが一等だ」

 大熊座は尻尾のあたりがあの北斗七星になってるんですね。北斗七星といえば、ついつい北斗の拳を思い出してしまうのは世代でしょうか。

f:id:dbd-hans-collection101:20170215020957j:image

 

そして、天の川と共に出てくるのが、✳︎わし座ですね。

「よほど金もいるのだ」

わし座は七夕に出てくるのが彦星様がいる星座です。

 

f:id:dbd-hans-collection101:20170215021420g:image

 

皆、意地が悪いですよね〜。

私の知る限り、こんなに意地の悪い お星様達は他にいませんね。

 

あとは、勝手にイメージ画像を載せて見ます。

 

「羊歯のは夜明けのに霧を吸って青く冷たく揺れました」

f:id:dbd-hans-collection101:20170215022556j:image

 

「一本の若いすすきの葉から露がしたたったのでした。」

 f:id:dbd-hans-collection101:20170215022842p:image

 

「空は青ぐろく、一面の星が瞬いていました」

f:id:dbd-hans-collection101:20170215022956j:image

 

あと、YouTubeだと、よだかの星の歌があるようですね。自作なのかしら?

 

少し角度を変えて、宮沢賢治と言えば、「銀河鉄道の夜」が有名ですよね。

すごくわかりやすくオリラジのアッちゃんがテレビで紹介されていました。宮沢賢治の作品は、主人公が宮沢賢治自身の投影だという見方もあるようです。

その銀河鉄道の夜まとめサイトがあったので、こちらも貼り付けちゃおうと思います。

よだかの星と何かリンクする部分もあるような?

 

 

そして、この中でも紹介されている動画がめちゃめちゃ綺麗で、抜粋で貼り付けます。

銀河鉄道にも、よだかと一緒で美しい星々が舞台になります。

ちょっとこちらものぞいてみると、美しい情景を目で楽しめるのではないかと思います。 

 

 

うん。長くなりました。

多くの方に愛されている宮沢賢治だけに、たくさんの情報がありますね。

 

度々で申しわけありませんが、たくさんのお月様は、また後日更新させていただきますね。(^^)

では、ひとまずおやすみなさい

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ここら後日(20170411)更新した内容です〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
調子にのって「よだかの星」演劇からみた考察を書き綴っています。(^^;)

しかもまだ未完ですが良ければこちらもご覧くださいませ(^^)

目次
《長く愛される理由〜描写》
①単語、「もう」「まっすぐ」「まるで〜ように」が多い!のはなぜ⁉︎

②情景描写は五感から入る!

③色

 


《長く愛される理由〜ハッとする瞬間》
④よだかはなぜ星になれたのか?
⑤よだかの“さいご”はいつなのか?
⑥ナレーションは何者なのか?演劇においてのナレーションのポジション
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️

はい、またまたここから再度の更新を行います。

ここからは、

「たくさんのお月様」のお話をしましょう。

この作品を皆様はご存知ですか?

半は知りませんでした。

初見の印象は、可愛いな&面白いなぁ でした。

愛くるしいお城の人々と、意外な着目点にハッとさせられる、そんなお話です。

f:id:dbd-hans-collection101:20170217003223j:image

絵や翻訳の違うものもあるようですが、↑こちらの作品が一番メジャーなのかなと思います。

 

例のごとく、鉄板のウィキペディアを・・

と思いましたが、「たくさんのお月様」では、上がっていませんでしたね。この作品の作者様については、上がっていましたので、それを貼り付けますね。

 

作:ジェイムズ・サーバー

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ジェームズ・サーバー

「虹を掴む男」というタイトルはどこかで聞いた事があります。でも、昔すぎて忘れちゃってますね(´;Д;`)

 

 

そして、最初に絵を描いた方は

絵:ルイス・スロボドキン

f:id:dbd-hans-collection101:20170217003524j:imagef:id:dbd-hans-collection101:20170217003642j:image

絵の感じが柔らかくて繊細で、そしてどこか愛嬌があって、子供達に人気があるのがわかる気がします。

 

「たくさんのお月様」はコルデコット賞を受賞したそうです。

 

コルデコット賞といってもピンとこなかったのですが、日本でもメジャーな「かいじゅうたちのいるところ」も受賞した賞だそうですよ。

f:id:dbd-hans-collection101:20170217003150j:image

かいじゅうたちのいるところ - Wikipedia

 

そして、原文をあげてくださった方もいらっしゃいますので、そちらも載せて見ます。

http://f59.aaacafe.ne.jp/~walkinon/manymoons.html

 

私たちが朗読するセリフとは多少の相違がありますので、その違いなんかも見てもらえると2倍楽しんでもらえるかもしれませんね!^_^

 

 私はこの作品の中で一番好きなセリフが、数学の大先生のセリフで『1はどこまで行けば2になるのか〜』というフレーズです。

 

私は職場で計算ソフトのエクセルを使う仕事をしています。

いろんな数字や関数を扱っています。特に関数を入れる際に、TRUEまたはFALSEをつける場合があります。これは、1や0を代入することも可能です。その時にパソコンはやはり、1か0の二者択一の世界なのだといつも思うのです。今ではたくさんの機能が備わっている万能なパソコンですが、実は0と1だけの判別をしているだけなのだと、モニター画面を睨みつつ思うわけです。

 

なので、1から2になるまでにどれだけ?という質量のようなものががあろうとは、思ってもいなかったのです。

1は1、2は2、3は3、・・・0は0

そういうものだと、頭の中で固定概念化されていたのだとこのセリフを初めて聞いた時きづかされました。そして、知りた〜いとニンマリしてしまいました。

だって、この数学の大先生は、この謎を解き明かしたらしいんですよ‼︎気になる!

 

独り占めしないで、公開してほしい。このセリフを聞くたびにいつも思うわけです。^_^

 

そうそ、あとこの作品の中で重要な楽器、リュート というのが出てきますね。皆様はご存知ですか?

f:id:dbd-hans-collection101:20170217013133j:image

 

どんな音なのでしょうか?

 

優しくって、味わい深い音色ですね。素敵です。

今回は、残念ながら音無し照明無しのため、リュートの音もありません。

ここでは、動画を貼り付けますが、是非皆様の思うリュートの響きを想像しながら朗読劇を見てもらえたらなと思います^_^

 

 

 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️⚫️

さて、このブログはここまでにしましょう。

今の時点で本番まであと二日です。

どんな作品をお見せできるか楽しみです。

 

 そして、絵本や童話って本当に面白いですね。

面白い!が凝縮しています^ - ^

 

大人の皆さんも、学生さんも、パパさんもママさんも、みーんなみーんな、ちょっとだけ子供の頃に戻って、時には絵本の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか?(^_^)

 

https://www.amazon.co.jp/よだかの星-日本の童話名作選-宮沢-賢治/dp/4039633806

 

 https://www.amazon.co.jp/たくさんのお月さま-ジェームズ・サーバー/dp/4198601046

 

 

取捨選択

こんばんはdbd半です。

今月は皆さん見にきてくださってる方が、以前より増えたようで、嬉しくなっちゃって書きたくなります。(*´∇`*)

ご覧頂いてる皆様、いつも来てくださってる常連様、ありがとうございます。m(__)m

 

さて、今日は少し会社のお話。

他部所の上役に珍しく声をかけられました。

「半ちゃん、エクセルつかえるんだって、ちょっと見てくれる?」

「はい、できることでしたら」

ということで、上役のデスクに移動しました。

簡単なグラフでしたが、込み入ったグラフばかりしていたので、すぐに対応できませんでした。

半「すみません、ちょっと机で考えてくるので、ファイルをいただいても良いでしょうか?」

上役はすぐにいいよっと返してくれたので、一旦ファイルを閉じて、共有フォルダに保存しようとしました。

その閉じた際に、

私も大好きな某女優、Bちゃん(二十歳になったかならないかの若い子)のポスターの顔面アップが出て来ました。

 

上役は推定50を過ぎたおじ様です。

 

やばっ。これは見てはいけないものだったかもしれない。

内心しどろもどろしていましたが、そこは大人です。

平然とファイル移行の作業をしようとしました。

が、画面が固まって動きません。

 

半の頭の中では、右矢印と左矢印が見えます。

言うか?

言わぬか?

いじったほうがいい?

それともスルー?

 

半「遅いですねぇ。よく固まるんですか?」

上役「いや、最近はなかったんだけどねぇ、これかな?」とマウスをカチカチ

 

その間でも、半の頭の中は二者択一会議は続行中なわけです。

 

言わなかった場合、

上役「見られちゃったよ。気まずいな。何も言わないけど絶対変なおじさんとか思われちゃっただろうな」

 

言った場合

上役「こんな若い子好きだって知られちゃったよ。しかも他部所の交流ない子に。気まずいなぁ。これから関わりづらいなぁ。」

 

どうする??

 

ええーいっこうなったら!

「Bちゃん、可愛いですよね。私も大好きなんです」

↑方便ではなくツイッターフォローするくらい、実際応援してます

上役「そうだね。ちょっと古いポスターなんだけど」

と、上役は照れながら言いました。

 

半「じゃ、今のうちにちょっと調べて来ますね」

と、マイデスクに戻りました。

調べれば簡単な内容だったので、ファイルは頂かず、そのまま上役のパソコンで行いました。

上役「助かったよ半ちゃん」

 

ふぅ〜

 

なんか、瑣末なことですが、目に見えないところで二者択一を迫られ、妙な一触即発の緊迫感がありました。

 

そのあと、終業時刻近くに、上役がまた嬉しそうに、

「半ちゃん、全部できたよ、ありがと」と言っていただきました。

 

私の発言はどうやら、セーフだったようです。

良かったぁ。

 

これは一例ですが、年を重ねるごとに取捨選択がとても大事に感じるようになって来ました。

 

この時間に、寝るか、ブログを書くか、台本を読むか、私のこのブログを書き始める前の心境です。

 

とにかく、やりたい事が多いのです。

明日のことと体調管理のことを考えれば、寝ることもとても大事な1アクションなのです。

いいお芝居や映画やテレビだってみたい。でも、見てみないとその良さはわかりません。でも、見ようとしたら1時間から2時間かかるのです。一つ見れば次を見るのはいつになるやら。

 

時間は限られている。

 

つまりはそういう事なのです。

 

若い時には、言われても言われてもちっともそんな気はしませんでした。

今はビンビン感じます。

 

だって良質な作品は昔よりずっとたくさん生み出されているんですよ。不毛な時間にあてたくない。そう思うのは仕方ないじゃないですか。

 

取捨選択。

 

でも、これって難しいんですよね。

 

不毛だと思っていても、後になってその時間が有効な何かをもたらしてくれる事もあるので。

 

まぁ、なんとも言えないところなのです。

 

でも、若い方には一つお小言を言いたいかな。

 

やりたい事があるなら、やろうよ。

どうなるかは、わかんないからさ。

 

10年後にやりたくなって、やるのも良いと思う。

でも、仮にエンドが20年後なら、10年しかそれに注ぎ込めない。今やれば20年やれるかもしれない。

20年やるのが良いか?10年やるのが良いのか?

 

よく自分と相談してごらん。

 

 

そう思うと、私を含む演劇人は観劇してくださ、の重みを知る必要があると思うのです。

 

その人の、人生の10分、一時間、二時間を自分たちに預けてくださってるんですから。

 

わたしも動画の宣伝を散々しました。実際視聴したのが何分だったかは分かりません。

でも、その方のお時間をもらった事には変わりないのです。

 

沢山の素晴らしい作品がある中で、半の作品を見てくださった方、ありがとうございます。

 

今のところ朗読劇の参加や客演になるので、オリジナル作品は少しお休みになりますが、またかならずdbdとしての作品を作ります。

 

その時に対面できるかどうかは分かりませんが、作品やブログのpvを見ては励みにさせて頂きお礼を申し上げておりますm(__)m

 

そして、皆さんにdbdを見るというか選択肢が、良かったと思える良質な時間をご提供できるよう励んで参ります(*^_^*)

 

意気込み〜朗読劇の参加〜

今度参加するアクアさんの朗読劇のお稽古に参加して参りました。

dbd半です。

 

台本を頂き、返し読みをそれぞれ3.4回しました。

 

前回、わむさんに参加させていただいたおかげか、空気感を去年やった時よりも感じれるようになっていた気がしました。

 

去年、アクアさんの朗読劇に参加した時は本当に久しぶりの演劇で、今思えば自分でいっぱいで周りを見る余裕なんてありませんでした。

 

今回は稽古回数が少ないのも受け入れ、いい意味で気張らずでいけそうな感じでした。

 

 

しかしながら、( ̄▽ ̄)初めての本は噛み噛みしますね。

あんだけ、滑舌について饒舌な語っておきながら、恥ずかしい限りです。

キャラ整形が確立していないのも、やはり滑舌の悪さにつながります。

ここを強調して見るかと、やってみるとその次のセリフがお留守になってしまうんですね。

 

ただし、まだ今日は初日です。

台本をいただいたので、いくらでも練習し放題です。

 

去年はただがむしゃらに、台本だけにムシャぶりついていた感じがしますが、今回は、セリフのバトンをどう受け取り、どう受けわたすかに集中したいと思います。

 

この場合、セリフというのは、字面の台詞ではなく、間や空気などです。

 

幸いな事に私が頂いた役は、ちょいちょい喋ります(笑)

 

一瞬隙を見せると、噛むどころでは無く、聞き入りすぎて出番を見逃していました。

やばい、やばい。

 

何はともあれ、

芝居人にとって台本は命です。

 

この台本を元に、お話が広がるのです。

私の手元に台本が来てくれた事に感謝です。

このトキメキは芝居人の特権です。

 

表現の工夫をしながら、皆さんにお届けるよう、読み込んでいきたいと思います。

 

伝える 〜ストリートピアノ〜

 

たまたま昔に録画されたTVを今日見ました。

どうもdbd半です。

 

「ストリートピアノ」

こんなものがあろうとは。

 

いかががりの人が突如ピアノを弾きだし、時にはその音に引き込まれ人だかりまでできる。

なんて、素晴らしいスペースなんでしょう!

 

小さなお子様から、むかしお稽古事でやっていた方、音楽関係を志すも別の道を歩んだ方、このピアノがきっかけで、ピアノを始めた方、バスの待ち時間にちょっとだけと言いながら弾きに来られたお祖母様。

 

ストリートピアノ

 

恥ずかしながら、こういう存在をはじめて知りました。

 

そして、素晴らしいと思う反面、意気地のない自分を思い知るのです。

 

私が「お芝居をやりたい」を追求して行くと、そこには、「誰かに何かを伝えたい」これにたどり着きます。

かなり曖昧な表現なのですが、何かと言うのはメッセージというか、感動というか、そう言うものです。

ぬくもりだったり、優しさだったり、強さだったり、愛おしさだったり、寂しさだったり、悲しさだったり、他にももっと具体的な言葉だったりします。

「会いたい」とか

「謝りたい」とか

「ありがとう」とか

「大好き」とか

「ゆるしている」とか

「負けたくない」とか

「一緒に頑張ろう」とか

「守りたい」とか

 

少しチープに感じる部分も有りますが、私の頭は、難しいことより小さい子が思うような誰にでも感じやすいものを、伝えたいと思っているのです。

見た人が、言葉にできなかった代弁者でもあり、その方がリアルに戻った時の何かのキッカケや思いの塊(衝動や熱量、思い出の一部)になれたら最高です。

 

私はその想いで動いていますし、これからもそうだと思います。

 

でも、私が発信できているのはどれくらいなのでしょう?

 

このピアノのように人を惹きつけ、知らない人同士なのに自然と足が止まり、時にはお喋りもする。

 

こんな事、

私にはできません。

 

フリーでお芝居でやれるスペースがあったとしても、私はそこに立つことにとても抵抗を感じます。

それは、恥ずかしさだったり、顔出ししたくない、なんて建前だったり、力量に対しての自信の無さだったりするのです。

 

私はずるい。

 

お芝居は見せたい。メッセージや感動を伝えたい。

そんな事を言っておきながら、私は自分をさらけ出す勇気が無いのです。

どこかで、保身に走り(何のための保身かは分かりません)、自分は役者である演出であると言うのが、憚れるのです。

 

本来、私がやりたいと思うお客さんと演者の垣根を超えた関係性は、私より、ふらりとストリートピアノに近寄り奏でだしたこの方たちの方が、よほど有益な活動をしているように思えるのです。

 

エンタメの私の貢献度は、まだまだ未熟です。技量もメンタルも。

 

身が引き締まります。

私は、ブログを開設する時も同じように葛藤が有りました。

 

 

本気で何かを伝えたい時は、この垣根を超えないといけない、そんな風に思います。

 

 

でも、まだ勇気は無いのです。

去年の夏は早朝稽古をしているような半ですが、舞台以外では本当に普通で、会社でみんなの前に立って話すとかも苦手なんです。

 

どからこそ、憧れるのかもしれません。このストリートピアノのような空気感。

 

いつか、お客さんと演者の垣根を越えて、皆さんの心にバシバシ、ダイレクトに伝わるようなお芝居をしたいです。

 

足が震える。笑いが止まらない。涙腺崩壊。

 

みたいなね。^_^

 

先は長いなぁ〜。でも、自分の道を信じていきます。半の成長はどうぞ長い目で見てやってください。応援、よろしくお願いします^_^

掛け合い

(๑˃̵ᴗ˂̵)はいっ

皆様お疲れ様です。

dbd半です。

 

前回はめちゃめちゃ途中でしたね(^^;)

そして、かなり日が空いてしまいすみません。

で、今回脱線しながらめちゃめちゃしゃべってるので、長いです。ざっと見ていただいて、時間あるときにもっかい見にきてもらう方がいいかもしれません(^◇^;)

 

 

↓【前回の内容】
dbd-hans-collection101.hatenablog.com

 

今回はこちらの続き。

先日わむさんの稽古場に顔を出させてもらいテンションもりもりで帰ってきたわけです。

 

前回は、やはり稽古場だからこそできる声出し、その為の基礎練についてお話しさせていただきました。

今日は稽古場だからこそできるもう一つ大きなメリット、掛け合いについてお話ししたいと思います。

 

[かけあい]




このなかでいうと③ですね。

 

③演芸などで、二人以上の人がかわるがわる話したり演奏したりすること。


お芝居の中では、相手がいて喋りあったり、動きがあったり、そう言ったことを掛け合いと言います。
または、いやらしい意味合いではなく、絡みがある、と言う言い方をしたりもしますね。

よく「〇〇さんと一緒に舞台やったけど、全然絡みなかったね〜」
なんて言い方をします。
まぁ、要は同じシーンで喋り合うなどの出番がなかったから、舞台上での掛け合いも何もなかった。
そういう感じです。


で、話を戻すと、半は今まで、1人作品をが多かったわけです。
やりたくなかった訳ではなく、やれるすべを模索すると、シンプルな形がやりやすいよね〜ということで、一人芝居などにいたった、そういった感じです。

むしろ、掛け合い、絡みはめちゃめちゃやりたかった!です‼︎

だってね、1人だと手応えって皆無なんですよ!当たり前の話なんですが。( ;´Д`)

誰かがいれば、その良し悪しも二分、三分され、いろんな視点ができます。

視点が広がれば、自分の思い込みも払拭され、より高い望みを拝める可能性が増えます。

 

チームでやるメリットはとても大きい。

 だからこそ、dbdでもメンバー募集するわけです。

 (20170522更新:申し訳ございません。ただいま募集はしておりませんm(__)m過去ブログとして記事は残しております。)

 

 ま、dbdのメンバー募集はちょっと置いといて、お芝居の[かけあい]の話をしましょう。

一人芝居と違って掛け合いをすると、自分の間やテンポ、内容だけだったものに、別の間やテンポ、内容が入り混じるわけです。

そうすると、自分のペースを保ち続けるのは難しくなります。

当たり前の話ですよね。

 

だって、普通の生活においても誰かと話すと話し方や内容やそぶりで次の展開にどんどん変わっていきます。

 

営業職などされた方で、一部の方は、次の展開を<読む>方もいらっしゃると思いますが、それは高等技術で、話の内容はどんどん変わっていくのが普通だと思います。

 

話の展開や予想外の反応を楽しめる!

これが、[かけあい]の良いところですよね!

 

この予想外というのは、とても貴重でとても楽しい!

ものです。

 

自分がこういったという言葉に対し、想定以上に「えっ?何それ?何?何?それからどうなったの?」なんて食いついてもらえたら、「実はさ〜」なんてちょっと嬉しくなって照れてしまうかもしれません。人によっては、調子に乗って1くらいの話の内容を100くらいに盛ってしまう方もいるかもしれません。(←で、後で困るのが、のび太みたいなタイプ)

 

A「今朝、遅刻しそうで大変だったんだよね〜」

B「えっ?何それ?何?何?それからどうなったの?」

A「えっ。知らなかった?

武蔵野線遅れてたんだよ。(ほんとは自分が寝坊して電車は5分遅れただけだけど)

もう、駅の中もすんごい込んでてさ〜、皆ちょっとづつしか動かないし。」

B「そうだったんだ。大変だったね!」

A「おお、もう大変なんてもんじゃないよ。寿司詰め状態って、あのことだよ。寿司詰め!俺は鯖じゃないっつうの。」

B「へぇ〜、それで遅刻しちゃったんだぁ」(←こいつ、話盛ってんな(¬_¬)の目線)

 

な〜んて、即興でできたりするわけです。

 

大事なのは、相手の発信を受けて、自分も(柔軟に)反応を変える。

逆に相手に分かりやすいように、発信を出す、受け取りやすい発信をするということ。出したり受け取ったり、押したり引いたりが重要です。

 

これが、掛け合い難しいところでも有り、おもしろいところですね!

 

そうすることで、ブラックのコーヒーにミルクを入れた時のように、最初はお互い別々の色だったのに、混ざり合い受け取り合うことで(掛け合いをすることで)、茶色のコーヒーとして、一つの空気、一つの世界が生まれるわけです。エントロピーの増大の法則はお芝居でも通じるのです!

 

エントロピーについてはこちらをご参照ください。エントロピーを言いたかっただけです。深い知識はありません(๑˃̵ᴗ˂̵)

http://www.h5.dion.ne.jp/~terun/doc/entoro.html

 

 

ああ、掛け合いって、面白いですよね!

 

なんとなく、掛け合いのイメージを書き留めました。

f:id:dbd-hans-collection101:20170124064955j:image

 

我ながら今回は特に手書き感がハンパないですね!(((o(*゚▽゚*)o)))でも、いいんですww

 

発信が強ければ、受け取る方は弱くなる。

どちらかが聞き手になったり、感情的に冷静になったりするわけです。

 

逆に、受け取りを強調すれば発信者は前に出られます。添付ファイルはセリフと感情メインですが、動き回る殺陣なんかは、この応酬ですよね。例えば切られる方のお芝居が上手いと切る方はめっぽう強く見えます。

 

もちろん拮抗する場面もありますよ。

どちらも発信者になるパターンですが、それを細分化していくとやはり発信者、受信者が必ずあります。

これが綺麗に見せられると、

かっこいい!

綺麗!

面白い!

 

と、思っちやうですよね。^_^

 

 

半の場合、性格的なものと一人芝居だったこともあり、発信は強いのですが、受け取りが下手くそです。

 

上記のように拮抗するのはいいのですが、その後のフォローとして相手の話を聞く、相手の話に乗っかる、相手の調子に合わせる、これが難しいのです。

コーヒーにミルクを入れているのに、いつまでたっても黒と白じゃおかしいでしょ(^。^)

 

どうもその辺が、バリエーションが少なくって、半の補いたいところの一つです。

 

わむさんの稽古場では、やはりその辺りが気になりました。これはどうしても個人練ではできません。

 

その中で、流石だな〜と思う一場面がありました。

 

A氏と、入院してた話からバンド組もうぜの話になるという設定だけ決められたエチュードをしました。

待ち時間、3分くらいだったかしら。

 

話の展開は省略させていただいて、

じゃ、バンド組む?の内容に差し掛かった時です。

 

半  「バンドやっちゃう?」(質問)

A氏「バンドやっちゃう?」(意思確認)

半   「やっちゃう?」(自問自答)

A氏「やっちゃう?」(最終確認)

半   「やっちゃう?」(最終確認ok)

半&A氏「いえ〜い‼︎」(ハイタッチ・決定)

 

 

字面だと大変わかりづらいのですが、

同じような言葉を続けながら、どんどん盛り上がり、同じ方向性に話しが進んだ、そのような展開でした。

 

この中で、何がスムーズにそうさせてくれたのかというと、私はA氏の最初の繰り返し

A氏「バンドやっちゃう?」(意思確認)

これが起点だと思うのです。

 

ただの繰り返しと思うことなかれ!

 

これは、コミュニケーションテクニックにあるバックトラッキング、鸚鵡返しに他ならないのです‼︎‼︎‼︎‼︎

f:id:dbd-hans-collection101:20170124125944p:image

 

 バックトラッキング

 

 

心理学やコミュニケーションについて調べたことがある方なら、聞いたことがありますよね?

 

バックトラッキングとは、日本語で「オウム返し」と呼ばれる、相手の言ったことを返すことを指します。

バックトラッキングの目的は、相手の話をちゃんと聞いていることを示すことと、相手に自分が発した言葉を再認識してもらうことにあります。

 

 はい、ここテスト出るからね〜ちゃんとメモって〜

 

と言うくらいシンプルかつ有効な聞き手のテクニックなのです。

 f:id:dbd-hans-collection101:20170124185803p:image

ごぉぉぉぉぉぉおおおおお‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎

 

 

A氏が、このバックトラッキングを知ってか知らずかは分かりません。

 

ですが、それだけ受け手(聞き手)の対応ができるのは、とても重要なんです!

ちなみに、ビジネスでも、プライベートでも子供相手にでも、このバックトラッキングはとても有効ですので、お試しあれです(^。^)

 

 

受信、受け手、聞き手、複数の言い方をしましたが、芝居においては一つの言葉に収まります。

 

受け身の芝居

 

これについて語ると、またまた話しが長くなりそうなので、今日は回避しますが、掛け合い、絡みがあるところには必ずこの受け身の芝居が重要になってきます。

 

 半も、もっともっと練習して上手くなりたいです(๑˃̵ᴗ˂̵)頻繁に稽古場に足を運ぶのは難しいですが、周りの聞き上手な方を参考にさせてもらうのは、有効かもしれませんね。

 

 

さて、今回は話しが長くなったので、まとめ!

 

1.稽古場だからできる練習には声出し掛け合い、掛け合いの楽しさ

2.掛け合いが上手くいくと、気持ちいい芝居がカッコいい

3.掛け合いに必要なのは発信と受信

4.受信、受け身の芝居の重要性

5.稽古場で練習できないなら、リアルな聞き上手を探せ!

 

 

(((o(*゚▽゚*)o)))なんか、言い方ちゃうけど、言いたかったのはこんな感じです。 

  

 

わむさんの稽古は、いい感じで体も喉もほぐれていましたが、あれから一週間以上たちました。

 次は、アクアさんの稽古場に行く予定です。

 

2月18日14時本番の朗読劇の稽古に参加です!

 

f:id:dbd-hans-collection101:20170125212434j:imagef:id:dbd-hans-collection101:20170125212437j:image

 

少しばかりですが演劇活動を開始して約一年。

アクアさんやわむさんで経験させてもらった事を力に変えて去年より一回り成長した半を是非お見せしたいと思います。